3月21日のブログで右耳に耳鳴りが再発したことを書きました。耳鼻科で通常の検査を受けると正常と診断されましたが、W先生に通常は検査しない周波数を検査して頂くと1500 Hzで僅かに聴こえが悪いことが分かりました(通常は1000 Hz、2000Hz)。この周波数が耳鳴りの周波数と一致したので納得しました。再発当時、少し音量を上げるだけで煩く、音楽を聴く気にならないような状況でした。この1ヶ月、耳の療養のため全く音楽を聴かずオーディオと離れた生活をしておりました。現在、ほとんど耳鳴りもなくなりました。ほとんどというのは、夜寝る時など静かな環境でかすかに音が聴こえる程度です。私は音に非常に神経質なので普通の人は気付かないレベルかもしれません。恐る恐るですが少しずつオーディオも再開します。みなさんも大音量を避け、耳鳴りにお気をつけ下さい。ちなみに昨日はバッハ・無伴奏バイオリンのリサイタルに参加し、とても素晴らしい演奏が聴けて嬉しかったです。
購入されたお客様がTP-S1取り付けの天井工事費見積が5万円とのこと。TP-S1左右セットで27万5000円、工事費と合わせて32万5000円。なかなか理解されないですが、音質で考えたら激安だと思います。と言ってもその金額は高額です。作られたブランドイメージや他人の評価ではなく、ご自身の音質評価で判断して頂いたことがありがたいです。
- 特許 - 特許庁が審査し、申請内容が認められたもの
- 実用新案 - 特許庁は審査しておらず、申請内容が正しいか不明
オーディオ業界含め、特許と実用新案の扱いに問題に感じることがあります。ルミノサウンドは複数の特許を取得していますので(下図, 特許証)、特許と実用新案の違いについてお話します。
特許は、特許庁が調査・審査を行い発明に値すると認められたものです。過去に類似のものがないか調査・審査され、認められるのは数割程度でしょうか。認められると、申請者は、その特許を独占的に使用できます。しかし、実用新案は、特許庁が申請内容を審査をすることはなく、全て受理されます。つまり実用新案は、申請内容や独占的使用が認められたものではありません。審査を受けないので好き勝手な記述も可能でしょう。このように特許と実用新案は全く別のものであります。しかし、実用新案を取得しただけなのに特許取得と宣伝したり、特許庁に最初であることが認められた、独占使用が認められたというような主張も見られますが、どれも間違いで、自分が持っていない権利を持っていると主張するのものであります。また、特許出願しただけなのに特許取得済と主張する例もあります。特許出願後、特許庁に審査請求し (費用が必要)、その審査で認められないと特許になりません。この例では、特許が認められていないのに認められたと主張しているわけです。これらの行為はユーザーを裏切るものであるのでやめて頂きたいです。
昨日、RAIDのお話をしましたが、私は音楽用のデータをRAID 0で保管しています。RAIDに関しての説明は専門的ですので省略しますが、それぞれのRAIDの雑感を下に示します。RAID 0はデータを失う危険が最も高いのと引き換えに、読み書きが高速で音質が良いです。実は、安全と言われているRAID 1や5が安全かというとそうでもないです (雑感参照)。音楽データの保管で音質を求める場合、やはりRAID 0でこまめにバックアップを取るのが良いと思います。理想的にはバックアップ含め3セット分以上のデータは持っておくのが安全ではあります (なかなかできないですね...)。
RAIDについて私の雑感
- RAID 0 - 音が良い、読み込み・書き込みが速い、データを失う危険が最も高い
- RAID 1 - スピードが遅い、誤操作でデータを消した場合、本体とバックアップの両方が消える
- RAID 5 - RAID 0より結構遅い、HDD破損後の復元で他のHDDが壊れると全てのデータを失う
RAIDについては以下を参照
https://www.hitachi.co.jp/products/it/storage-solutions/techsupport/basicknowledge/raid.html
音楽データはRAID0で組んだハードディスクに保存しています (男は黙ってRAID0)。その容量がいっぱいになってきましたので、ディスクを追加して組み直しました。RAIDを組み直すとそれまでのデータがすべて消えます。日頃、本データとバックアップの2セットでデータを保管しています。しかし、RAIDの組み直し作業中は片方がなくなりますので、手持ちのデータは1セットになります。作業中、この1セットにトラブルがあると全てのデータを失うことになります。特にデータ移行の間は、ディスクの読み書きで負担がかかるためトラブルの発生率が高いです。この作業の間、恐怖に怯えましたが、データのコピーも無事終えてホッとしました。
作業しながら思ったのですが、ハードディスクは熱に弱いので、冬に行うのがベストと思いました。雷などの停電も少ないですし。また、本当は3セット以上でデータを保管すべきですね。