新品2300円のアンプってどんな音がするのかと買ってみました。驚きました、音の良いアンプだと思います。耳鳴が心配で、まだ大音量でのチェックはしていませんが、素直な音、抑揚もあり、高域の細かいニュアンスがとても良く分かります。電池駆動すると静けさと滑らかさが加わりさらに凄いです。力の抜けた低音になることがあるのが良くない点。もう少し聴くと良くない点が増えるかもしれませんが、それでも良い音と思います。ここ3年ぐらいずっとアンプを探しています (20万円以下)。音響メーカーからアンプを借りたりもしましたが、良いアンプに出会えていません。今回のアンプの音は良い方と思います。これを読まれた方は信じないかもしれません。また、スピーカーメーカーとして安いものを紹介すると良くないかもしれません。「うちのスピーカーは○○の200万円のアンプで鳴らしてほしいね」なんて商売するのがこの世界のやり方なのかもしれませんが (ブランディングと言うらしいですねw)、私はそうゆうことが嫌いなので素直に感じたことを書いてみました。
フェライトコアはACアダプター由来のノイズを除去する効果があると言われています。ふとした思いつきで電池とアンプの間のケーブルにフェライトコアを噛ませてみました。結果としては、高域の広がりが消えてしまいイマイチでした。空間情報が消え抑圧された音になります。ノイズが極めて少ない電池で使ったことで悪影響の面が明確になったと思います。これまでの人生でフェライトコアを挟んでみたことが何度もありますが、一度も良かったことがありません。電気的なノイズが減少するかもしれませんが、それとは別に音楽情報もなくなってしまうので使わない方が良いと思います。
今回使用したフェライトコアは、ある音響メーカーのACアダプターについてきたものです。音が悪くなるのでフェライトコアを外して使っていました。恐らくこの音響メーカーは電気的な測定データからフェライトコアを付けていると思いますが、音で判断することも重要と思います。
先日、Panasonic マンガン乾電池NEOでデジタルアンプを駆動し、その音質に驚きました。そこで他社のマンガン乾電池を取り寄せ、音質をチェックしました。今回新たに富士通と東芝のマンガン乾電池を聴きましたが、とても良い音でした。両者を比べると富士通の方が低音も下まで延びていますし、細かい音も伝わってきます。マンガン乾電池NEOの音は素晴らしいのですが、高域の広がり感が少なかったり、潰れているように感じる場面も少しありました。しかし、富士通の電池はそのようなこともなくとても良いと思います。コントラストの高い音を求める方はPanasonic、バランスを求める方は富士通という感じでしょうか。私は富士通かなという感じです。
先日、マンガン電池NEOでデジタルアンプを駆動しましたが、再び同じ実験を行いました。どうやら1回目に使用した電池は劣化していたようで、電池の持ちが全然違いました。買ったばかりの新品を使ったのですが... 1回目に使用した電池は16本直列で23.0Vでしたが、2回目は26.5Vありました。1本の電圧も1回目は1.3V、2回目は1.6V弱でした。
新しい電池で音を聴いてみました。やはり、マンガンNEOの音は凄みがあって良いですね。素晴らしいと思います。強いてネガティブな点をあげると音の実体感が高く、石の彫刻にグリグリと顔に押し付けられている気になることがあります。フワッとした柔らかい音を求める方は一部の曲で違和感を感じるかもしれません。音質的には、4-5時間ぐらいまで、できれば3時間ぐらいまででしょうか。5時間を過ぎるとパワー感がなくなってきます。それでも1回目 30分でやめたのが、4-5時間まで聴けるようになったのは良かったです。
昨日、電池駆動したデジタルアンプの音が素晴らしいと報告しました。この実験ではPanasonicのマンガン乾電池 NEO (写真上)を使用しました。もしかしたら、もっと良い音の乾電池があるかもしれないと思い、同じPanasonicのアルカリ乾電池 エボルタNEO (写真下)を試しました。
アルカリ電池は、マンガン電池より大電流を出力できますし、長時間使用できるのでかなり期待しましたが、エボルタNEOの音は良くありませんでした。真っ先に気になったのが、高域に付帯音が乗っているようでワーワー煩いです。これだけで私は遠慮したい感じでした。さらに、線が細く、どっしり感がない、ゴリッとした低音がでないと感じました。マンガンNEOは凄いと思いました。