ちょっと借りたいものがあったので、
借りてもいい？と送りました。
いつまでたっても返信がこないので、
まぁいいや、と思って返信がくるのを期待せずに放っておきました。
夜、寝る前になって、携帯画面を見たら、
メールの着信ありになっていて、
見たら母からの返信が届いていました。
開いて見てみると、
「おっけい
」というひとことが。
その平仮名の文面と笑顔の顔文字を見たときに、
なんだかすっごい母が可愛く思えて、いとおしい気持ちになりました。
カタカナでも英語でもなく、平仮名の「おっけい」にしてやられました…。
いつも通話で済ませてしまうので、
母からもらった初めてのメールでした。
カタカナの変換がわからなくて平仮名で送ったんだろうなぁ～とか
でも顔文字はつけるんだなぁ…とか想像できて。
その一生懸命さがすごく伝わってきて。
本当になんだろう。
突然、どわ～っ！と愛情を感じたというか、
すごくありがたくていとおしい気持ちがやってきて、
その時初めて、
母の元に生まれてきてよかった…って心から思いました。
今までも、そういうこと思わなくはなかったけれど、
なんというか…その時は深いところから本当にそう感じたというか…。
それで、父と母の元から生まれてきて、
父方と母方の祖父と祖母…それに各家のご先祖たち…と
思いが広がっていって、ものすご～くありがたくなりました。
ああ繋がっているんだな～って。
命をもらったり、助けてもらったりして
生かしてもらっているんだなぁ…って思いました。
なにがきっかけになるかわからないなぁ。
まさか、母の短いメール文から
そんな風なこと思うだなんて、思ってもみなかった～。
本当に人生なにがあるかわからないなぁ。
