心温まる交流、関わりが広がれば良いな

人は出会いによって、人生が変わるし、成長するのではないか、ということを感じさせてくれる映画だ。

よく、人はちょうどいい頃に、人生にとって大事な人に出会う、と言われてきた。

そのとおりだなあと自分を振り返る。

いろいろな友人や人生の先輩。

傷ついたこともあったが、そのお陰で、自分が強くなった。
同じように、人を傷つけたであろうことも、気づいている。

寂しい思いをさせた人も少なくない。
家族もだ。

でもそれは悪意があったわけではなく、自分の人生を無我夢中で走っていた若さゆえの未熟さ、思いやりが欠けていたのだろう。

だから、自分の子供が無我夢中で自分の人生を求めていく際に、笑顔で送ってあげよう、と考える。

「クレアモントホテル」は1人の老女が主人公。老後をホテルで優雅に過ごすのだが、同様の老人たちとの交流や、親切な若者たちとの交流で晩年を幸せに豊かな気持ちで過ごしている。

人は1人で生まれ、一人で生を終えるのだと感じ入る。

自分の生をどのように生きたかは、晩年の人との交流が思いやりに満ちているのなら、良かったのではないか、と思う。

温かな気持ちにさせてくれる名画だった。
感謝