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ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

クレイマークレイマーを観て

2015年02月19日 21時10分24秒 | Weblog
アカデミー賞特集で上映されていた、クレイマークレイマー。
夫役のダスティ・ホフマンの優しさ、妻役のメリル・ストリープの我慢の上に出た行動が、痛い。

離婚、子どもの養育、仕事人間の家族貢献、など、いろいろとテーマを拾える。

最初から最後までじっくり観た1回目は、妻が7歳の息子を置いて家を出ることに驚いた。
自分は何があっても息子を手放すことは考えられなかったから。
後で、その妻は正気ではなかったのだと告白したが、時は遅し。
子どもを十二分に傷つけている。

子どもができたら、夫婦は別れないほうが良い、というか、仲良くしていたほうが良い。
できなかった自分が何を言う、って自分ツッコミをするが、子どもも夫婦も家族がぶつかっても仲良くできていたらいいな、とあこがれる。

この映画内で仕事に没頭する夫の様子は、日本の企業戦士では当たり前のどこにでもいるモデルだ。仕事を一所懸命して、子どもは奥さんにまかせきりで、せっせとお金を入れて、年に1回か2回、海外旅行か妻の実家帰省で家族貢献して、なんとか帳尻を合わせている夫がどれだけいるか。

裁判中、夫側の弁護士が、妻に対して質問をする。

「夫は、暴力をふるったか、子どもを虐待したか、浮気をしたか、お金を入れなくなったか」

すべてにNoと答えた妻に対して、弁護士は、なのに出ていくとは、というようなつぶやきは、多くの人が同意するだろう。

が、映画のなかでは、妻はダメだったのだ。もっと自分をかまってもらったり、自分も子育てだけではなく仕事もしたかったのだ。

それを伝えるコミュニケーションがなかったから、どかーんと夫婦が破たんしたのだ。

自分も失敗したのでよーくわかる。
コミュニケーションができなくなったら、危ない。
相手を少し思いやりながら、言いたいことが言えなくなったら、毒がたまってくるのだ。

次はどうしたら同じ失敗をしなくなるんだろう。
話し合いだな。
それしかない。
お互いを理解し合うこと。
簡単だが、理解し合おうとすることが大事かな、と。

映画はいいなあ。
楽しませてもらって感謝。

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