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静かに胸に沁みた勝利

2007-09-30 23:59:07 | ファイターズ
とても静かな感動でした・・・



昨年のホームでの劇的な優勝シーンと違って、今年の優勝シーンは静かに心に沁みてきた。
それはアウェーでの勝利ということもあるのかもしれないし、レフトスタンドではなく内野で観戦していたからかもしれない。
そして、まだまだ戦いは続くからだとも思う。

でもそれ以上に、今年の闘いぶりがとても堅実で地に足がついていて、とにかくできることを確実にこなすという身の丈にあったプレーを、こんな優勝がかかった試合でも見せてくれたからだと思うのです。


わたしが勝利を確信したのは、6回先頭バッターの稲葉がヒットで1塁に出塁し、次のセギノールのセンター前ヒットで一気に3塁を陥れた好走塁を、まさに目前で見たあの場面。。

本来ゲッツーコースだったのがセギノールシフトでショートが通常よりセンター寄りだったためにボールがセンター前に抜けて、その瞬間稲葉が外野の位置を確認して咄嗟に3塁まで走ったあの好走塁に、「常に先へ先へと累を狙う意識」の徹底ぶりが見れて、嗚呼、本当にファイターズは強くなったなぁと感動したのでした。

守備につくときに全力疾走している姿にも「本当に清々しいなぁ」と試合中思っていたら、今朝の朝日新聞にもそのことが触れられていて、そういうふうに準備段階でも手を抜かない姿勢が試合にも生かされていることに嬉しくなったり。

他にも犠打を3度確実に決めた時など、ちょうどわたしたちの後ろの席のグループの中にカープファンの方がいたのですが、ファイターズが犠打や走塁を決める度に、「ウチ(カープ)がやってほしいことを本当にきっちりやってくれるなぁ」と感心していて、ちょっと誇らしく思いながら、もちろん「カープも来年は頑張ってね」と心の中でつぶやいたのは言うまでもありません。(^^;;;


賢介の「今年は攻撃のパターン(サイン)がたくさんあって大変だったけど勉強になったシーズン」というコメントを読んで、今年、ガッツと新庄の穴を埋めるために本当に細かい、実にいろいろな手を打ったんだなぁと実感。

スポニチにあった独占手記の中でも、稲葉が
「ヤクルト時代はココで打たなきゃと堅くなってプレーしていた場面でも、ファイターズに来てから“おいしい場面が来た”と思えるようになった。これも新庄さんのおかげ」
と言っていて、これこそファイターズがずっと昔からメンタルトレーニングで植え付けようとした意識改革を、新庄がいとも簡単にみんなにしてくれたおかげだな~と感慨深くなりつつ、こうしたいろんなことが結実したシーズンだったのだと、あらためて思ったのでした。



それにしてもファイターズの選手たちは本当に仲がいい。
きっと、彼らの輪の中にいると、自然と「チームのために」「仲間のために」という気持ちになるんじゃないのかな。

坪っちがサヨナラヒットを打った西武戦の翌日、昨年戦力外となってトライアウトでも声がかからなかった時、「幸雄さんを筆頭にベテランが坪っちの身の振り方を案じて球団幹部に掛け合ったことも、再契約の後押しになった」という記事を読んで、本当に胸が熱くなりました。
坪っちのサヨナラヒットに「泣きそうになったよ、今日は」と幸雄さん。。
嗚呼、なんて素敵な人たちなんだ!



ビッグバン打線の時のように豪快さや派手さはいっさいないけれど。
でも、堅実で、かといって決してつまらない試合運びではなく、常に次に何をしでかすかわからないワクワク感と、何事にも全力でプレーする爽快感を感じさせてくれた今年のファイターズ。

4月の時点ではまさか2連覇できるとは思えなかった。
選手の皆さんも、大変だった分今年の優勝の方が嬉しいと語っていたけれど、本当に静かに胸に沁みわたった今年の優勝の歓びなのでした。
「シンジラレナ~イ」ではなく「シンジラレル!」優勝!!



・・・ということで、パ・リーグを制したとはいえまだまだこれから。
実際パ・リーグのチーム相手には圧倒的に強かったとは言えません。

このあとクライマックス・シリーズでも確実に勝って、そして日本シリーズに行く・・・
そう強く強く念じて信じましょうぞ!

相手はどこが来ても、ファイターズはファイターズの闘いぶりを見せてくれると思う。
でもやっぱり、相手は巨人が一番燃えそうだなー、と思っている今日この頃なのでした。(^^;;;;;

もうイメージトレーニングできているわたし・・・






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4 コメント

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まさか (ふーみん)
2007-10-02 00:41:25
連覇するとは
ワタシも「今年は優勝しなくていい」なんて豪語しておりましたが

ここまで来たら、CSシリーズを制して日本シリーズでしょ?

ヒルマン野球の真髄を見せつけて、本当の2連覇へ

1発攻勢の派手さはないけど、足を使った野球。
まさに、西武黄金時代のよう

大きな穴を埋めるには、大変な苦労もあったと思います。でも、自分達の力を信じて闘う意識の高さが今回の結果に繋がったのだと思います。

監督と幸雄さんの花道を飾るべく、CSシリーズでも自分達の試合が出来る事を祈るばかりです

坪井選手の再契約には、そんな事情もあったんですねぇ
デイリーでの坪井選手の手記で、奥様が「(戦力外から再契約後)今は無理かもしれないけど、そのうち少しでも感謝の気持ちを持てるようになればいいね」と言われたそうです。それまでは「絶対に見返してやる。見とけよ」って言う思いだけだったけど・・・と。
この記事を見て、何て素敵な奥様なんだろうと心を打たれました

自分の夫が、そんな目に遭ったらきっと悔しいだろうに。でも、敢えて「少しでも感謝しよう」と言えるだけの懐の広さがあったからこそ、今年の坪井選手の励みになったのかもしれませんね。

ファイターズの選手の力は本物なんだなぁと思いました。

ちなみに・・・外野から紙テープを投げたのですが、グラウンドの手前で失速
前方の人にブチ当ててしまったワタシなのでした
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おめでとうございます。 (てるみん。)
2007-10-02 19:25:09
えー、当日は反対側のライトスタンドから
胴上げを堪能したてるみん。です^^;

るーるーさんが、シーズン序盤
「あーもー今年はだめぇ~~」と
ネガティブキャンペーン張っていたのが嘘のようですな(笑)
翌日のハム(鎌ヶ谷ファイターズ)も実に
堅実はきっちりした試合しておりましたよ。
かたやどこぞのチームは相変わらずのなんちゃってぶりで・・・^^;
お恥ずかしい限りです(でもそんなところが好き

それはともかく、あの日は無事胴上げ見られて
本当によかったですね。
んでもって、カメラも新調した甲斐がありましたね♪

坪のいい話もありがとうございました。
ではでは、CSでまた会いましょう
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ふーみんちゃん♪ (ルールー)
2007-10-06 21:48:57
いよいよ明後日からクライマックス始まりますね~
どちらが上がってくるか、ちょっとドキドキものです。

>まさに、西武黄金時代のよう

伊東監督もそう言ってましたな。
でもあの頃の西武は大きいのも打てたし、今のハムとはやっぱり少し違うような気もしますわ。
なんて言うか、ハムの場合は次にどんな手を使ってくるかわからないワクワク感があるというか。

坪っちの手記は読みましたよ~
東京で発行されるスポーツ紙は6紙すべて買いました。(^^;;;
たしかに最初の頃の坪っちは、今に見ていろ的なギラギラ感が強く出すぎていて、もちろんそのモチベーションがさらなる野球技術の向上にも繋がったんだけど、もっと力抜けばいいのになーと思っていたから、奥様のそういうフォローはホントナイスだったと思いますわ。


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てるみん。ちゃん♪ (ルールー)
2007-10-06 21:55:58
>「あーもー今年はだめぇ~~」と
>ネガティブキャンペーン張っていたのが嘘のようですな(笑)

なはは、本当に。
ヒルマン監督は「信じていたのは我々とファンだけ」なんて言っていたけど、ファンの中で連覇をシーズン序盤から信じていた人はかなり少ないと思いますわ。

ロッテはいよいよ明後日からCSですな。
短期決戦は1戦1戦が勝負ですから、最初から成瀬他良いピッチャーをバンバン投入して3試合ともフルに戦って上がってきてください!
そう、ハムとの第2シリーズに余力を残さない感じで。(^^;;;;;;;;;

皆さんマリンに行くのでしょうか?
わたしは行かないけど、TVでしっかり観戦しますね~
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