いつもなら、毎年冬季休業明けの5月ゴールデンウィーク中に訪問する栗駒山荘。
今年は6月になってからやっと行く事ができました。
栗駒山荘には特別な思い入れがあります。
2008年6月14日、岩手宮城内陸地震発生。
栗駒山を中心とした範囲で甚大な被害があり、岩手側の須川高原温泉と共に県境から数百メートル離れた秋田県側にある栗駒山荘も被災してしまいました。
しかしひと月足らずのうちに営業再開にこぎつけ、その姿は復興のシンボルのように思えました。
昨年春に岩手側からの国道342号線が、秋には宮城側へ通じる国道398号線が再開通し、紅葉時期には沢山の方々が栗駒山を訪れて下さって、さあ今年こそ冬季休業明けから本格的に観光復興を・・・と思っていた矢先の東日本大震災。
ただ、今回は施設も道路も被害は無く、通常営業をしています。
あの地震からの復興のシンボルでもあった栗駒山荘へ訪れる事、それはあの時の気持ちをもう一度呼び覚ますためでもあったのです。
2008年7月、再開直後に訪問した記事は→コチラ
心情前置きが長くなりましたが、要するにココの風呂にとても入りたかった、と(笑)。
さて、この日は東成瀬村経由で向かいましたが、さすがにもう路肩に残雪は殆ど無し。
雪解け水で砂防ダムもザーザーの水量。
栗駒太郎さんのBlog情報によると、6月8日(水)正午に県道282号線(仁郷大湯線 通称:栗駒道路)の冬期通行止めが解除され通行が可能となります。
ウグイスやイワツバメの声を聞きながら、標高が上がるにつれて気分は高まります。
栗駒山荘の建物が見えてきました。 昨年の11月以来の再開です。
この『ゆ』暖簾を目にするだけで服を脱ぎ捨てたくなります!
天井のがっちりした梁、広い洗い場、昨年と変わらぬままです。
いよいよ今期初、栗駒山荘のお風呂!!
えへへへへ、皆露天風呂に行っているので、実は内湯独占率が高いのさ。
内湯で
湯口の向こうに見えるのは秣岳(まぐさだけ)。
キラキラの陽射しに輝くこの湯と眺望を独り占め、幸せこの上無し!!
毎年恒例、湯口に寄り添いすぎてpH2.2の湯が目に入り痛かろうとも(爆)。
あまり鮮明ではないですが、イワカガミ湿原の向こう側に白く鳥海山が見えています。
もう、嬉しくて幸せで言う事無いっす。
湯上りには畳敷きの休憩室もありますが(別料金)、いまの季節はテラスで涼むのもいいですよ。
栗駒フーズのアイスクリームをいただきながら、一休み。
栗駒山荘の朝食にも供されている牛乳屋さんのアイスクリームは濃厚でうまいよっ!
なお、栗駒山荘へ行くには仙台駅発着の震災復興応援バスツアーもあります。
地震被災で車を失ってしまった方、山道運転が苦手な方、ビールを呑みながら栗駒山荘へ行きたい方、是非ご利用されてみてはいかがでしょうか?
ニッポンの笑顔 須川高原から 【仙台駅発着バスツアー】
がんばろう東北 震災復興応援ツアー 旅行者募集中!
■旅行期間:第1回目 6月22日(水) 第2回目 7月5日(火)
■募集定員:40名(最小催行人数20名)
■旅行代金:お一人様15,800円(1泊4食付き/税込)
※1室2名様希望の場合、お一人様2000円増
ツアー詳細については、栗駒山荘新着情報をご覧下さいませ。
http://www.akitakurikoma.com/06shintyaku/index.html
私は栗駒山の秋の紅葉は日本一綺麗だと
思ってますが、
1番好きなのは今の季節なんです(笑)
天気もよくてよかったですね。
ぽちさんと同じく、内湯の独り占めは私もよくやります(笑)
あの作戦はすばらしい!!
ぽちさんの山荘めぐりを見ているだけでこっちも幸せになりました。
紫外線が強そうな感はあるけど 風が涼しく気持ちいいのがわかります
このパノラマで入浴すると 頭の中や体がリフレッシュされますね・・・
栗駒山の登山もいいし また行くつもりでいます