デュエルの話題のフロロカーボンラインの「魚に見えないピンクフロロ 磯ハリス 0.8号」を、管釣りのリーダー用に使うべく購入してみました。
今迄は、ダイヤフィッシングの魚に見え難い糸ジョイナーボスメントを愛用してきました。
しかし、今度の糸は魚に見えない糸と謳っていたので、すぐに飛びついてしまいました。
このピンクフロロシリーズにはショックリーダーも売られていますが、ショックリーダーの方の0.8号は30m巻きしかありませんでしたから、コスパが少し良い磯ハリスの方を買ってみたのでした。
魚に見えない上に、強度諸々実用的なのであれば、これからはこちらの糸へ乗り換えたいと考えての購入しました。
なので、買ってすぐに糸の太さや強さの確認してみました。
先ずは太さを測ったらのですけど、この糸は0.8号でおよそ0.154mmでした。
0.8号の標準線径が0.148mmですから、0.8号としては太めの糸でした。
そして、直線強度を測定したら、なんと1.85kgもありました♪
ジョイナーボスメント 0.8号の直線強度の1.7kgより強かったです。
ジョイナーボスメント満足いく強度を持っていましたから、より強いとなるこの結果は本当に嬉しかったです。
しかし、ここで気を抜いてはいけません。
結束強度や耐磨耗性も強く無いと実用的ではありません。
ということで、次は結束強度のテストをしてみました。
そしたら、あらら!
この糸、あまり結束強度の結果が良くありませんでした。
この糸、フロロとしては柔らかい方のラインになるかと感じたのですけど、それが災いしてかジョイナーボスメントより結束強度が出ないようなのです。
直線強度的には強いのに、結束強度で逆転されていては話しになりません。
この糸、しなやかなところは良いのですが、糸が柔らかくて強度がある程度相殺させてしまう感じで、ちょっと糸が縮れたり拠れたりするともう強度駄目になってしまうようなのでした。
管釣りで今愛用していたクリンチノットは、ジョイナーボスメントだと1.41~1.55kgの82.9~91.2%といった感じのテスト結果だったのですけど、ピンクフロロだと1.36~1.52kgの73.5~82.2%に下がってしまいました。
まあ、1.36kgあれば取り敢えず本線より強度あるので良いのは良いのですけど、結束って使用しているうちに強度劣化してしまいますから、もう少し強度のある結束をしたいと、クリンチノットだけでは納得行かず色んな結束をテストしてみたのでした。
その結果だけ羅列して行きますと、イモムシノットは1.49~1.55kgの80.5~83.8%で、完全結びが1.05~1.52kgの56.8~82.2%で、オリジナルダブルクリンチノットは1.22~1.27kgの65.9~68.6%で、簡易イモムシノットが1.05~1.18kgの56.8~63.8%でした。
ノット最強の筈のイモムシノットで1.49~1.55kgの80.5~83.8%には、少し落胆させられました。
結果、テストしたノットでは納得出来る強度は出せませんでした。
そして、数日間この糸の結束で悩んだのです。
そしたら、この糸は柔らかいから結束強度が出ないと感じられましたから、補助糸を使って二重結びにして糸が締まり過ぎなければ強度が出るかもしれないと考えが至りました。
で、取り敢えずリーダーの先端を15cm位二つ折りしたクリンチノットを試してみたのです。
そしたら、考え当たっていました。
二つ折りクリンチノットは、1.60~2.02kgの86.5~100+α%の結束強度を出せたのでした♪
イモムシノットより強く結べます。
これで、やっと結束納得がいった次第です。
しかし、この結びも少しコツがいり、糸が少しでも縮れるともう強度は低下したとみて良い感じで、唾をよくつけて滑らすように絞めないと駄目なのでした。
あとは、耐磨耗性と本当に魚から見えないのか気になるところなのですけど、実戦はまだ少し先になりそうなので、取り敢えず記録はここまでとします。
耐磨耗性と魚からの見え具合は、実戦で検証出来たらまたここに追記していきたいと考えています。
追記
3回程実戦で使ってみたのですけど、今のところ問題無く使えています。
ただ、魚に見えない効果は無いようです。
多分、リーダーが短い(30cm位)のがいけないのだと考えています。
リーダーを長く取りたいのですけど、本線とリーダーの結び目をガイドに巻き込むと強度低下に繋がるので、リーダーを長く出来ずにいます。
ならば、以前使っていたジョイナーボスメントの方が良かったかもしれません。
それと今感じているのは、魚はラインよりフックが付いていることの方が警戒するような気がしています。
あくまでも、管釣りの範囲での話しですけど。