『あの空をおぼえてる』

2008年03月18日 01時23分51秒 | Movie
竹野内豊のひさびさの映画。
(『冷静と情熱のあいだ』以来7年ぶりらしい)
交通事故で娘を亡くした家族のお話。

舞台となるのは「ある田舎」。
両親と兄と妹、そしてゴールデンレトリバーの4人と1匹。
絵に描いたような「理想の家族」。
家には木のぬくもりがあふれる家具や小物やキルトの雑貨。
庭にはツリーハウスと大きなブランコ。
リアリティがないのはおとぎ話らしさの演出かな?

物語の中心になるのは生き残った幼いおにいちゃん。

健気で
愛らしくて
いじらしくて。
見ていて胸が痛くなった。

わたしは映画を観て泣くことってほとんどないのだけれど
この映画は泣きました。

劇中で使われる写真もとてもきれいで
「しあわせな家族の時間」を切り取った感じがよく出てました。

日本の作品でありながら
感じるのはどこか別の国のお話のような不思議なノスタルジー。
あとで原作が海外のものだとわかって納得。
おとぎ話として見るといいんじゃないかな。
平井堅の主題歌も素敵。

泣いたとはいえ、悲観的な涙ではなく前向きな意味での感動。
じーんときました。

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