読書ぐせ?

2008年09月04日 21時46分12秒 | Book
気づいたんですが。
最近、小説というものをあまり読んでいなくて
ほとんどがビジネス書のたぐいなのです。

で、ひさしぶりに軽めの小説でも読もうかと思って
奥田英朗さんの『空中ブランコ』を読んでいるのですが
なぜか、眠くなるのです。

おもしろい本です。
難しくなんかありません。
完全に娯楽のための読書です。
なのに、眠くなるのです。

なんでだろう。

たしかに専門書も読んでいると眠くなることはありますが
ハマるとがっつり時間を忘れて読みふけるのです。
しかし、小説の場合は気楽に読んでいるということもあって
集中力がプツプツと分断されてしまうみたいなのです。

今はとりあえずいろんな専門知識が必要な時期なのかしら。

そのせいなのか、講演会などに行って
内容がさっぱりわからないお話だったとしても
眠気に襲われることはほとんどありません。
(睡眠時間があきらかに足りないという場合は厳しいですが)

おそるべし、わたしの探究心。

また買っちゃった

2008年09月03日 22時49分33秒 | Book
先日、近所のブックオフでセールがありまして。
なんと本が全品半額!

あれもこれも欲しくなってしまい
結局、30冊あまりの本を購入。
金額にして約1万円。
両手に抱えきれないほどでした。

それまで本は新品派だったのですが
ある人の「ブックオフは宝の山だ!」のひとことで
たしかにそうかもしれないと思うようになり
それ以来、ちょくちょくのぞくようになったのです。

もちろんまだその本の山はうずたかく積まれており
読み終わるまでにはまだまだ時間がかかりそうなのですが
またやってしまいました。

新しくできた渋谷のブックオフをのぞいたところ
地元のブックオフよりもはるかに広い!
品数も豊富!
普通に書店で平積みになっているような新刊まで
すでに値引きされて陳列されているのです。

興奮して何冊か購入。
しかもその後、必要な専門書があったので別の大型書店に行き
ここでもまた予定外の本を購入。

結局、今日だけで17冊の本を購入しました。

というわけで
しばらく読書三昧の日々は続きそうです。

Locoの本だな」の更新をおたのしみに。笑。

ブックレビュー

2008年08月26日 23時47分51秒 | Book
このブログでも書いてきたブックレビュー。
でも、最近の読書スピードが上がってきて
ここにレビューを書くと普通の記事が埋もれるという
うれしい(?)現象が起きそうです。

なので、ブックレビュー用のブログを新しく立ち上げました。
http://locobook.blog60.fc2.com/

mixiで書いてきたブックレビューをもとに
過去2年分くらいのものをまとめてあります。
もちろん、ほかにも読んだ本はあるのでしょうけれども
記録がないのでわかりません…。

ブックレビュー専門のブログなので
普通のブログに書くのはちょっと…?というような本も
遠慮なく公開していく予定です。

それにしてもこうしてまとめてみると
ずっと小説ばかり読んできたのだなぁとしみじみ思います。

よかったら読書の参考になさってみてください☆

『風の谷のナウシカ』

2008年07月09日 02時35分26秒 | Book
やっと読み終わりました、ナウシカ。
バカだから読むのにめちゃめちゃ時間かかっちゃいました。
はー、疲れた。

世界観が完璧すぎるほどに出来上がっているので
そこに入り込むのが一苦労。

映画は何度も見ているけれど
噂どおり、コミックスだと2巻の途中くらいまでなのかな?
実際のナウシカの世界はもっと広くてもっと深くて複雑です。

いろいろ考えました。
でもよくわかりませんでした。汗。
もうちょっとしたらまた読み返してみたいと思います。

でもやっぱり思うこと。
それはナウシカのような女性になりたいということ。

強くて
やさしくて
慈愛にあふれていて
あんな女性にわたしもなりたいです。

ナウシカはわたしの永遠の憧れです。

『西の魔女が死んだ』

2008年06月04日 21時40分52秒 | Book
著者:梨木香歩

ずいぶん前から書店でよく見かけていた作品。
タイトルからファンタジーなのかと思っていて
気になりながらもずっと敬遠していました。
映画化されるということで読んでみました。

文庫本の帯には「涙がとまらない」と書いてあり
感動したというレビューもたくさん見ていたのですが
個人的にはそこまでではありませんでした。
ほっこりと優しい気持ちになれる、という感じです。

描かれている風景がとてもみずみずしくて
まるで自分がその場所にいるような錯覚にさえなります。
そして食べ物がとってもおいしそう!

シンプルでやさしさにあふれた描写は
読んでいる人の気持ちを浄化してくれる気がします。
日本語の美しさも感じられます。

読んだあと、あたたかい気持ちになります。
全体的に生命力にあふれています。

中学生くらいのときに読んでいたら
またちがった感動があっただろうな、と思います。

『きらきらひかる』

2008年05月30日 00時26分13秒 | Book
著者:江國香織

もう何年も前に知り合いの方がくれた本。
「すごく好きな本なの! 読んでみて!」と。
わたしが江國香織さんを知った最初の作品。

ひさしぶりに読みたくなって
本棚をあさってじっくり読みなおしてみました。

同性愛者の夫とアル中で情緒不安定の妻。
「脛に傷持つ者同士」の夫婦と、夫の恋人。

登場人物がみんな愛にあふれていて
タイトルどおり、きらきらした時間が流れてる。
江國さん独特の言葉づかいもとてもきれい。

せつなくて
苦しくて
でも美しくて
あったかくて。

読んだあと、自分が浄化された気持ちになる一冊。
これからも大切にしたいと思います。

この本をプレゼントしてくれた知り合いに感謝。

『十角館の殺人』

2008年05月03日 23時05分40秒 | Book
著者:綾辻行人

タイトルどおり殺人事件のお話。
前にレビューを書いた『イニシエーション・ラブ』の中でも
小道具?として使われていた作品。
20年ほど前の作品で、わたしが読んだのは新装改訂版。

無人島が舞台だったり
過去の事件がからんでいたり
なんというかミステリーの王道といった感じ。
古典的といえば古典的、正統派といえば正統派。
雰囲気が『金田一少年の事件簿』っぽいです。

この小説の見どころはやはりトリック。
殺人のトリックもさることながら
小説としてのトリックに脱帽。
勘のいい人なら気づくのかもしれませんが
わたしは全然気づきませんでした。

後半のある1行で「!?」となって
その時点でざっと全体を読み直してしまいました。
よくできてます。

そしてこの作品はいろんな方が評しているとおり
映像化は絶対に不可能。

すごく読みやすくておもしろいのですが
読み終わると結構おなかいっぱいになります。笑。

『燃えつきるまで』

2008年04月20日 00時54分07秒 | Book
著者:唯川恵

何年か前にやってたオムニバスドラマ『恋愛偏差値』で
中谷美紀が演じていたストーリーの原作。

サブタイトル『I lost myself when I lost him』のとおり
失恋をきっかけに自己崩壊してしまう女性の物語。
ドラマを見ていたからストーリーはわかっていたけど
あらためて小説で読んでせつない気持ちになった。

日常に潜む狂気。
それって多くの人は行動に移さないだけで
心の中に抱くことは誰にでもあるんじゃないかな。

自分がボロボロになってしまうほどの失恋。
それってすごくこわいけれど
そこまで想える相手との恋がうらやましくもある。

ドラマでは主役・玲子の親友みたいな存在として
リュージ(岡田准一)というデザイナーの卵が登場。
その役どころやセリフがすごく好きで
(その影響もあってそのころからゲイの男友達が欲しくなった)
小説も期待して読んだのだけれど…出てこなかった。汗。
どうやらドラマオリジナルの登場人物だったみたい。
残念。

リュージがいないぶん、ストーリーもちょっと展開がちがって
小説のほうがドラマよりも痛々しかったかも。
ドラマのほうがどことなく救われていたというか。

全体的に絶望感に包まれた作品だけど
最終的には希望が描かれているのも好感触。
主人公の元恋人・耕一郎の人柄も影響してるかも。

いろんな意味で印象深い作品。

でもやっぱりドラマのほうが好きだなぁ。
リュージ、よかったなぁ。

あんなゲイの友達が欲しいなぁ。

『イニシエーション・ラブ』再読

2008年04月19日 08時03分24秒 | Book
読み終えた本をすぐさま読み返したのって
たぶん生まれてはじめてです。

「普通の青春恋愛小説だなー」と思いながら読んで
最後の2行で「?」が浮かび
意味がわからずネットでちょっとヒントを得て
もう一度読んでみたら。

きゃー。

そういうことですか。
すごいね、いろんな意味で。

巻末の解説も読み返してみたけれど
これもすごくよく書かれてる。
普通に読んだ感じでは
単に80年代のキーワード解説なのに!

どこかのレビューで
「ハッピーエンドだ」って誰かが書いていて
その意味が最初はわからなかったのだけれど
再読してみてその意味がわかりました。

なるほどねー。

読み返してみるとその伏線がとにかくすごい。
普通に読んでる感じでは全然気づかないのに。
「そういうことか!」っていうのがあちこちに。

いやー、ここまでされると気持ちいい。
新感覚の小説でした。

帯に書いてあったとおり
まんまと二度読んじゃったよ。笑。

『イニシエーション・ラブ』

2008年04月18日 07時33分10秒 | Book
著者:乾くるみ

「二度読みたくなる」って帯に書いてあったので
どんな話かと思って読んでみました。
「最後の2行がポイント」とも書いてあったので
どんなドンデン返しがあるのかと。

そして読み終わったところ。

…?

たしかに最後の2行が気になる。
というか、最後の1ページあまりが気になる。
気になるっていうか引っかかる。

えーーー。
どういうことーーー。

バカなのでわからない。汗。

読み返そうかとも思ったのですが
面倒くさがりなので(おぃ)
ネットでちょこっと調べてみました。

するとすると。

おー、なるほど!
そういうことなのか!

でも、全部をネットで見てしまうのもどうかと思い
やっぱり再読してみることに。
いろいろ発見がありそうだし。

しかしながらわたしの場合
ある程度のネタバレを仕入れなかったら
たぶん理解できないと思われ…。汗。

そんなこんなでこれから再読します。
どんな伏線があるのか楽しみ。