息子は想像力が欠けています。
妄想力ではありません、
想像力です。
「想像」とは頭の中で思いをめぐらすことです。
実際には経験していない事柄を推測すること、また現実には存在しない事柄を頭の中に思い描くことという意味でも使われます。ここには現実味があるかどうかはあまり関係ありません。
妄想にはいくつかの意味があるので見てみましょう。
- ❶根拠もなくあれこれと想像すること。またその想像。
- ❷とらわれの心によって、真実でないものを真実であると誤って考えること。またその誤った考え。妄念。邪念。
- ❸根拠のないありえない内容であるにもかかわらず確信をもち、事実や論理によって訂正することができない主観的な信念。
➋、➌が妄想」特有の使い方になります。
漢字の意味から考えていくと、妄想の「妄」という漢字はそもそも「道理が分からない、筋道が無い、でたらめ」などの意味を持っています。
「妄想」は、全く何の根拠もないのにも関わらず、考えたことが「まるで現実に起こっている」または「起こる」という事を確信していて、その考えに囚われて抜け出せなくなっている状況のことを指します。
https://gimon-sukkiri.jp/think
より抜粋・引用
それ故、将来の見通しが
立てられません。
─因みに妄想する力は強く、
こちらも周りを巻き込んで
困らせられることも
多々あります─
今の息子の状態は
想像力の欠如がゆえだと
私は思っています。
𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃
5年前の出来事です。
当時息子は
自ら希望して入学した大学を
得意分野には物足りなさを
感じる一方で
他の分野は
まるで理解ができなくなった
との理由で
退学しました。
その頃の私は
息子の長年に渡る
意味不明な言動に振り回され、
常識的なことから外れていく
息子の思考に閉口しながらも
真っ向から
受け止めてしまった結果、
心が蝕まれていました。
退学に前後して
息子があまりにも
世の中や親をナメてる様な
おかしなことを
したり言ったりするので
ネットなどで
色々調べていくうちに
発達障害ではないか?
自閉スペクトラム症(ASD)
ではないか?
と思い始めていました。
発達障害に詳しい病院で
診断を受けると
果たしてASDとのことでした。
息子自身にも
しんどいことも
多々あっただろうなと
思う一方で、
これで色んな謎が解けた
という安堵の気持ちも
ありました。
私自身も
メンタルクリニックを受診し、
適応障害の診断が出ました。
ここでひとつ
書いて置きたいのは
息子は常に誰かを傷つけたり
頓珍漢な言動をしたり
するわけではなく、
普段は穏やかで優しく、
積極的に物事に取り組む子です。
診断結果を受け、
私はどの様に受け止め、
いくつか抱える困り事に
どう対処して行けばよいか
試行錯誤していました。
大学を辞めた息子は
就職活動をしていましたが
なかなかうまく行かず、
単発や夜勤のバイトを
していました。
そんな生活をしていた時です。
息子からある告白をされました。
つづきます。