goo blog サービス終了のお知らせ 

3日坊主子の日記

暮らしの中で発見したことを大切にしていくためのblog

六ヶ所村ラプソディー

2007-01-20 | 映画

前から気になっていた映画、「六ヶ所村ラプソディー」やっと名古屋に見に行ってきました。青森県・六ヶ所村に作られた原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場。チューリップを育てながら反対運動をする人。有機・無農薬の米や野菜を作っているのに、もう送っていただかなくていい、と発注が止まる人。建物が建っちゃったからもうあきらめるしかないと反対しなくなる人。再処理工場で被爆量を毎日チェックしながら働く人。工場からクリーニングの依頼を受ける人。。。そして、イギリスの再処理工場周辺で増える白血病(因果関係は不明)。おかしくなる海の生き物たち。2005年に起きたイギリスの再処理工場での事故。イギリスは工場を閉鎖し、今後再処理工場は再開しないと決定した。100%の安全は無いと言い切る大学の教授。書ききれない六ヶ所村や原発、再処理工場にかかわるいろんな人のそれぞれの立場がたんたんと取材により描かれていました。関連する新聞やドキュメンタリーを一気に観た、という感じです。見終えてあったのは、私に何ができるんだろう? という無力感でした。
会場から出て目に入ったのは"瑞浪市"という文字。岐阜県瑞浪市にはプルトニウムを取り出した後に残る「究極の核のゴミ」といわれる「高レベル放射性廃棄物」を地下に処分するための研究施設があるのです。新聞とかにたまに取り上げられているようですが、まったくといっていいほど知りませんでした。今は研究施設ですが、そのまま処分施設としてなしくずしになっていく可能性は大です。リアルに近くの地名が目に飛び込んできて、ぞくっとして、六ヶ所村について知ったつもりになっているだけの自分に気づきました。
人間も動物、いくら科学の知識があったって、本能的にいけない、と感じることはやっちゃいけないと思うのです。地球に良くないってわかっていることはやっちゃいけないと思うのです。でも毎日電気を使っている私たち。このブログだって、携帯だって、メールだって、仕事だって、毎日の生活が電気が無かったら続かない。ではどうすれば?何を? まずは出来ることから。夜は早く寝る。電気はこまめに消す。お水も節約。効率的に生活する。そんなところから。

すごくみんなにみてほしい、感じてほしいと思った映画です。

六ヶ所村ラプソディー

2006-09-21 | 映画

友達からおしえてもらって、今観たくなってる映画「六ヶ所村ラプソディー」6月に岐阜で上映されてたのね…ガビョーン、しらなかったぁ。青森の六ヶ所村に原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成し、それをめぐる地域+αの人々の現状が伝えられている映画のようです。工場の存在自体知らなかった私。通常の原発が一年で出される放射能を、この工場からは一日で出されるそうです。こ、こわい。なんだか怖いと感じるけれど、実際はなにも語れない私。きちんと知るために、見に行こうと思ってます。

坂本龍一さんが監督にインタビューされたものがコチラで聴けます。

ライフ・イズ・ビューティフル

2006-07-08 | 映画

先日BSで映画「ライフ・イズ・ビューティフル」を放送していました。大学生の時に見て、涙が止まらなかった映画です。一緒に観た人に「泣きすぎ」とツッこまれるほど・・・。で、やっぱり今観ても泣けました。ユダヤ系イタリア人の男性の話で、はじめのほうはかなりコメディーなノリで、笑えて、でも戦争の時代になり、強制収容所に連れて行かれて…とってもとっても辛い、悲しいお話なんですけど、それでもあんまり落ち込む気分にまでならないのは、父親の家族への愛情あふれる心に満ち満ちた映画だからでしょうか。本当に、おどけて見せているひとつひとつの言葉や仕草にいーっぱい、愛情がこめられているんです。はじめて観た当時の記憶がもう薄れていて、だいたいのストーリーと、感動して泣きまくって「いい映画だ…」って思ったことくらいしか覚えていなかったので、当時は「なんでこんなおどけた人に、この女の人は惹かれちゃうワケ?」とちょっと前半思っていたことも、若すぎてわかってなかったんだな、って今回観たことで新たに気づきました。ドラマとか映画って、DVDだとついついのんびりしたシーンとか早回しで観てたりするんですが、それを一倍速で観させる力がこの映画にはあります。観てない人には、めちゃ観てもらいたーい。

ダ・ヴィンチ・コード観てきました。

2006-06-18 | 映画

やっと観にいってきました、ダ・ヴィンチ・コード。本も5月ごろ読んであったし、公開前の関連TV番組も見てたし、準備万端ってかんじです。感想は…
原作ほとんどさわってないな→というか複雑でさわりようがないかも
原作ではじりじりと解けていた謎が、瞬時に解かれてしまって「早っ」→映画化だからしょうがないか
アクションシーンは展開を知ってるから、ハラハラ感足りない→知らない人にはかなりいいテンポで迫ってきたんじゃない!?
ラストシーン映像化しちゃうの!? → わかんなかった人には親切かも
といろいろ思ったワケです。よくまとまってたんじゃないでしょうか。あー、でもやっぱ、映画だけ見てる人には、モヤモヤ感が残るだろうな。わかんないところがあった人は、本を読んだ人に聞いてみて、スッキリさせてくださーい。
世界的には宗教面でいろいろあるようですが、日本は宗教感薄い人が多いと思うので、ミステリーとかエンターテインメントとして楽しめてるんじゃないかな、と思います。でも、原作にしろ、映画にしろ、この作品にはいろいろ考えさせられています。情報はいともかんたんにねじまげられて伝わるものなんだな、とか、信仰ということが、人を支える力になる、ということとか。日本のお寺って何なんだ?とか、手塚治虫のブッダを読んでみようかな、とか。ホントいろいろ。そんな意味で読んでよかった、観てよかった、と思っています。



Ever After

2005-11-13 | 映画

今日は風がピューピューとっても寒い日でした。電気屋さんにiPodなどを見に行こうと思っていたけど、電気屋の店員さんがなんだか苦手な私は、寒いお外を理由に挫折。ああ、また楽しいMusic Lifeまでの道のりを延ばしてしまった… おうちで洋服の整理とビデオの整理をしました。そしたらなんと、撮ったまま見てないビデオが出てきて、突如映画鑑賞会です。今日観たのは、[Ever After]シンデレラのお話を現代版にしたものです。いったいいつ撮ったんだろ。いいかげんな自分にがっかり
でも、何の前フリもなく、前知識もなく突然見る映画っておもしろかったです。ストレートに受け入れられて、ダイレクトに感じられるっていうか。[Ever After]私的に○でした。ドリュー・バリモア演じるダニエル(シンデレラ)の性格が、この時代に、こんな考えの人ほんとにいたのかな?と思うほど現代っぽかったですが、それに惹かれちゃう王子はいいと思うのよ。そして、ダニエルを取り巻く継母や姉たち、召使いたちなどたくさんの人のキャラクターが個性たっぷりに描かれていて、笑いどころがプチプチとあり、おもしろかったです。あんまり映画をたくさん観ていない私。今年の寒い冬は映画で過ごそうかな…いやいやその前に、勇気を出して電気屋に行かないとね。

ついに

2005-11-07 | 映画

観ました、観ましたよー、ルパン。内容もお顔も濃ゆい2時間20分でした。いろんな話をごちゃ混ぜにしてるってところも濃かったなぁ。本を読んでない人でも楽しめます!ブログで賛否両論だったルパン。知らない人は、この映画のままがルパンだから、それはそれで○。映像も迫力あるし、話の流れも筋が通ってる。それなりにアタマを使うし見ごたえがあると思う。一緒に行った友達もストーリーは知らずに観たタイプ「おもしろかった」って言ってました。本を読んでていろいろ期待して観た人は、自分なりのルパンがあるから、何か言わずにいられないのだきっと。不満な点は、私はちょっとずつちょっとずつ謎が解けていく、推理を追ってジリジリ進む感じが好きなので、映画では、そのテンポがはやくって、そこんとこは物たりなかったな。ルパン役のロマン・デュルスの顔は好みじゃなかったしね 何にせよ、ルパンの世界が映像になっていたってことはすごい!やっと観れたので、そのことにも満足だな。

ルパン

2005-10-28 | 映画

小学生の頃、アルセーヌ・ルパンに夢中になっていた私。(ルパン3世じゃないよ)ドキドキわくわく感は覚えているけど、すっかり話は忘れてしまっている…ルパンの映画がはじまる、見に行く前に思い出そう!ということで、図書館で借りて読んでいました。でも30巻もあるんです。最初はアタマから読んでいこうと思って、小学生の時に読んだ同じシリーズに手をつけはじめていたんだけれど、とてもとても終わらない。映画は「カリオストロ伯爵夫人」「奇岩城」「813」などの代表作がベースになっているらしい、とわかったので、関連しそうな巻だけ読むことに。小学生向けシリーズに物足りなさも感じたので、途中からちょっと大人向け文庫のほうへ切り替えました。今日は出張の電車移動を利用して「カリオストロの復讐」を読んだところ。昔と同じくルパンはステキ。でも彼の気づかなかった一面も、大人になったからわかったりして…改めて新鮮です。子供の頃はその日のうちに読みきらないと、どきどきして寝られなかったもんな。こんなストーリーを考え出して、長編シリーズにしちゃったモーリス・ルブラン(作者)はすごいなって思います。推理小説の好きな方には秋の夜長にオススメ。来週映画を見に行く予定。ブログでは賛否両論みたいだけれど、果たして私は映画を見てどう思うかな…。

星になった少年

2005-10-09 | 映画
 
今日は市のセンターで開催された無料映画上映会に。観たのは「星になった少年」映画館でやっていた時はどんな話か知らずに、惹かれることもなかったのですが、いい話でした…会場みんな泣いていたと思います。私には常盤貴子さんが最後に泣くシーンが心に残りました。私は、子供にさみしい思いをさせない母親になりたいなぁ。

殺人の追憶

2005-09-18 | 映画

こわいタイトルですが、映画のタイトルです。私の暮らす岐阜では今「ぎふアジア映画祭」を開催中。市民会館や映画館でお安くアジア映画を見られるのです。韓国の金さんが「殺人の追憶」はおススメ、とのことだったので見に行ってきました。未解決殺人事件をベースにキャラの異なる刑事や犯人を描いた映画でした。事件そのものはとっても怖いのですが、それぞれの登場人物の心理が細かく描かれていて、見ごたえのある映画だったと思います。韓国映画というとイケメン!?の出てくるラブストーリーを思い浮かべる人が多いのかな。私は韓国映画ではこの映画のような人間心理を描いた作品のほうが好きです。おとなりの国だから感情が理解しやすいのかな。あまり映画を観てない私ですが、「シルミド」も人物の気持ちがさまざまに描かれていたし、歴史的事実をもとにしている話ということからも、見ごたえがあり、よかったと思います。