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犬とgolfとHawaiiが好きな主婦の気ままな日記

マダニとイヌバベシア症の話

2009-05-11 18:00:00 | ホリスティックケアや犬グッズの話
ちょうど昨日のjunkuri先生のブログでもありましたが、今日はマダニのお話をしたいと思います。(文字が多く長いブログになります。)

先週の金曜日、朝散歩から帰ってKONAの足を洗っていると、後ろ足の指のあたりに5mm大くらいの何やら黒っぽものを発見しました




水で洗い流そうとしましたが、ジャバジャバ洗っても取れなかったので、かさぶたか粘着性の落ち葉でも付いたと思い、ひとまずブラッシングを終えてからゆっくり取ることにしました。
しかし取ろうとしてもなかなか取れないので、毛が抜けてもいいやと思い根元から取ってみてびっくり!良く見ると左右に足が4本ずつある・・・マダニだ
足は体の後ろに隠れてたし、毛の中でよく見えなかったし、多分朝の散歩で付いたばかりで吸血もしていなかったので体もぺったんこ、まさかマダニとはという感じでした。

憎きマダニ!そのまま押し潰してしまおうと思いましたが、もしかして口がKONAに残っていたら大変と思い、サランラップに包んで動物病院に持って行くことにしました。
ラップに包んでしばらく置いておくと、ゴソゴソと動きだしました。取った時は全く動かなかったので死んでる?と思っていたのに、生きてやがった



獣医さんにモニターに大きく映してマダニを見せてもらいましたが、口はマダニの方に残っていました。吸血もしておらず付いたばかりのものらしいので、ひとまず大丈夫でしょうと診断していただき、ほっとしたのでした。

でもフロントラインもしてるのに何故?と思い、獣医さんにマダニについて詳しく聞いてみました。その話を下にまとめます。

マダニの何が恐いか
動物の血を吸って生きる憎きマダニ、血を吸われるだけでもおぞましい話ですが、最も恐ろしいのは、犬の命にかかわる「バベシア」という病原体(原虫)を持ったマダニが食いついた場合、それを伝播する可能性があることです。
バベシアに感染すると、日ごとに衰弱して、食欲も散歩する意欲も体力もなくなっていきます。残念ながら、現在、このバベシアを根治する治療薬も、感染を予防するワクチンもないそうです。
吸血期間中には唾液吐き戻しと吸血が交互に繰り返されていくそうですが、最初の数日間の遅い吸血の後、急速な吸血が始まります。血液の流れと唾液分泌は周囲の細胞の溶解と壊死を加速させます。バベシアの病原体が伝播されるリスクが高くなるのはこのときです。
バベシアがマダニの唾液腺から犬の体内に侵入するのは、マダニが吸血活動を始めてわずか約48時間以内だそうです。


マダニの駆除
前述のとおり、マダニが吸血を始めるとやっかいな事になるので、マダニはできるだけ早く見つけ取り除きたいものです。
でも私の様に素人がむやみにマダニを引きちぎると、皮下に食い込んだマダニの口器が残り、その部分が化膿する場合があります。
しかも獣医さんに聞くと、口が残る事自体よりも、取る時に人間の手でダニのお腹を押し、バベシアの病原虫を犬の方に押しだしてしまうの事が一番怖いのだそうです。
獣医さんではこういう事がないように口にピンセットをひっかけてうまくとってくれます。自分でうまく取る自信のない人は獣医さんに行きましょう!


フロントラインの効果
しかし、年間を通して毎月フロントラインをしているのに何故マダニがついたのかを獣医さんに尋ねてみると、「フロントラインはマダニが付くのを防ぐお薬ではなく、付いたマダニを速やかに駆除するお薬です」と言われました。
つまりフロントラインをしていてもマダニは付くそうです。(知らなかった
でもフロントラインをしていると、48時間以内にマダニを追っ払ったり殺したりしてくれるのです。吸血を始める前に駆除することが大切なので、フロントラインはやっぱり重要です。
まだフロントラインをしていない方は愛犬のために早くしておきましょうね。松波動物病院通信販売部さんならお安いですから!

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どこにでもいるマダニ
フロントラインはマダニの「早期駆除」であり、バベシアの「感染予防」ではありません。マダニを付けないことがベストですが、どこでも生息できるマダニを付かないようにする事は至難の業だそうです。
山野や河川敷はもちろんのこと、日本全国の草むら、アスファルトにちょこっと生える雑草にだってマダニは生息できます。
現にKONAも家の近所のアスファルトの散歩でマダニが付きました。
ノミ・ダニが嫌いなハーブのスプレーなどもありますが、100%忌避する事は現実問題難しいでしょう。




出来る限り予防に努めよう!
まず、シャンプーや水浴の影響がほとんどないフロントラインを定期的に投与するのは予防策として必須でしょう。
マダニは目・耳・おしり・指を好みよく付くそうです。マダニが大量発生する今の時期は、散歩から帰ってきたら、愛犬の体をよくブラッシングして、頭や耳、目の縁やお腹、足の指の間や背中をチェックしマダニが寄生していないか見てあげましょう。幼ダニや若ダニや成ダニが吸血活動を始める前に、取り除く習慣をつけちゃいましょう。
もちろん自分自身もチェックしてくださいね。先日、私のお友達は頭にダニが付いてましたから。
KONAやLANIにはお外で元気よく遊ばせてやりたい。だからマダニ駆除の努力は惜しまないつもりです。




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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ノエルママ)
2009-05-11 18:59:58
フロントラインだけでは防げないなんて知らなかったので、ちょっとびっくりしています。
去年はまだ知識がなかったので、ダニを発見した時思いっきり潰していまいましたよ(T_T)
最近は芝の広場でボール投げが日課なので、ま散歩から帰って来たらチェックしてます。
もし発見したら、自分で処理せず獣医さんに行きま~す
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ホント怖いよ (junkuri7)
2009-05-11 21:03:11
空についていた数、はんぱなくってさー。
本当に大変だった。でもって、頭、耳、目の周り、肛門付近、指の間とか重点的に見たんだけど、実は足にたくさん付いていたのだよ。
足を下からずっと1センチ間隔で指でなぞってふくらみを見つけては、アンモニアでマダニを気絶させて、口が抜けてから処理してった。
それはそれは気が遠くなるような作業だったけど、空は耐えてくれたから感謝だよ。
今は草むらに行くのが何だか怖いけど、避け切れないことだもんね。毎日チェックするしかないよなー。遊ばせてやりたいもん!!
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Unknown (まろんかぁさん)
2009-05-11 22:34:07
毎日のボディチェックは不可欠ですね。
フロントラインをしていれば大丈夫!!なんて安心せず、色々と学ばなければいけませんね。
とても分かりやすく参考になりました!!

↓LANIちゃんさすがジャックですね!!
パピーでもちゃんと泳げるなんて羨ましいですー!!
花柄のパラソルとても素敵です♪
快適な高知の夏が送れそうですね。
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Unknown (うーママ)
2009-05-11 23:15:53
アスファルトの散歩でついたっていうのがショックー・・・。
獣医さんから、予防するのではなくて、ぽろぽろと体から落とす薬とは聞いていたのですが、落ちないものもあるってことですよね。
こわいなあ・・・。
キンカン常備して、気をつけるようにします!
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みなさんへ (KONAママ)
2009-05-12 22:09:38
★ノエルママさんへ
マダニが自分の犬に付いたのは今回初めてだったんですが、みなさん結構経験されてるんですね。今までももしかした付いてたのかもしれませんが、フロントラインで駆除できてたのかな?
想像以上に大きかったので、最初はマダニって思いませんでした。私もこれからは散歩の後よくチェックしようと思います。

★junkuri7さんへ
空の50匹以上には驚いた。ぞぉ~っとしたよ。
空足長いしなぁ、ダニもチャンスとばかり食らいついたんだろうな。でも付いた相手が悪かった(笑)見事な撃沈だね!
夏は暑さに虫にと犬に厳しい季節だね。でもお外で遊びたいだろうから頑張ろうね!

★まろんかぁさん
私も今回マダニが付いていろいろ勉強になりました。東京の獣医さんもそうだったのですが、今お世話になっている獣医さんもとても丁寧に説明してくださるので、助かってます。

LANIはジャックですね~(笑)
結構ビビリではあるんですが、すぐ忘れるタイプです。毎週のように川や海に行くので、泳ぎはKONAよりも早く上達するでしょうね

★うーママさんへ
そうなんですよ!アスファルトのお散歩で、トイレをさせようとちょこっとした草の生えている所を通っただけなのに付きました(涙)
フロントラインをしていればいずれ落ちるとは思いますが、見つけたらやっぱり取りたいですよね。それに落ちた死骸が家にあるって言うのも嫌ですし。私は自分で取る自身がないので獣医に行きますが(高知は東京に比べ診察料が格安なんですよ♪)、行く前にキンカンで気絶させてやろ
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