みじんこのつの

雪の降る町に生まれ、
雷の多い町で育ち、
花の名前の町に住み、
山の上の小さな病院の、
小さな存在の日記です。

とんとんして

2007-07-22 14:25:54 | Weblog
昨日の当直は、昼間は途切れず忙しかったけれど、
夜は比較的落ち着いていました

いつもはお母さん達がつきそっていることの多い小児病棟、
土曜の夜はお父さん達でいっぱいです。
20時頃になると、お父さん達は子供のベッドに頭をもたれて居眠りしたりしています。
切ないなあ。
親の子を思う気持ちは、海よりも深く山よりも高い、
そんなことを思いました

お母さんお父さんが帰るくらいの時間になると、
入院期間の短い小さな子達が泣き始めます。
それはそれはもう、ぎゃんぎゃん、泣きます
昨日は3人の子達が、怪獣のように泣いていました。
2人は泣きつかれてすぐに寝てしまったのですが、そのうち1人はずっと泣き続けてしまいました。
2歳のかわいい女の子です。
近づくと、
「抱っこして」
「とんとんして」
と、甘えんぼです。
一人でさみしかったみたいです。
なかなか眠れないみたいで、ちょっと離れるだけで泣いて、
寝かせつけるために、ずっととんとんしてました

とん、とん、とん、とん、
いっぱい泣いて疲れたね。
だから、もう眠ろうね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。