*、ζ,oりωσひ`⊂りT=〃ちをめ±〃す日記*

ぼくらは万有のうちへと旅する夢を見る。ところで万有とはぼくらのうちにあるのではないだろうか。

名もなきアフリカの地で

2004-12-11 11:55:29 | 映画メモ
『名もなきアフリカの地で』☆☆☆

公開:"NIRGENDWO IN AFRIKA"(2001/独)
受賞:アカデミー外国語映画賞(2002)
監督/脚本:カロリーヌ・リンク
製作:ベルント・アイヒンガー、ペーター・ヘルマン、ミヒャエル・ウェバー
撮影:ゲルノット・ロール 
音楽:ニキ・ライザー
主演:ユリアーネ・ケーラー、メラーブ・ニニッツェ、レア・クルカ
   マティアス・ハービッヒ、カロリーネ・エッケルツ

 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 1938年、ナチスのユダヤ人迫害から逃れるため、妻のイエッテル(J.ケーラー)と
 一人娘のレギーナ(L.クルカ)は、ドイツから夫のヴァルター(M.ニニッツェ)のいる
 ケニアへと渡る。

 イエッテルはドイツでの不自由のない暮らしが忘れられず、
 ケニアの農場生活に馴染もうとせず、ヴァルターとぶつかってばかり。
 更に迫害が悪化し、国に残してきた互いの家族の安否が気がかりで
 諍いが絶えない。

 一方レギーナはその素直な性格と好奇心から、新生活にどんどん溶け込んでゆく。
 料理人のオウアや現地の子どもたちとも仲良くなり、たくましく成長するのだった。
 しかし、戦争の影響はケニアまで及び、遂に一家は収容所へと送られ
 農場の仕事も失ってしまうことになった。

 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 
まあまあ良い作品だと思います。
ファミリー向けかなぁ、と思いきや意外にもキワドイシーンがあるので
あまり子どもさんにはお勧めできません(笑)

カロリーヌ・リンクという人が『ビヨンド・サイレンス』の監督だということを
すっかり忘れていたんだけど、
この映画を見ていて途中で気づきました。
言われなくてもわかるくらい、作風が似てるし・・・
小さな女の子が成長して、美しい少女になるとこがそのまんま。
しかも、成長後のほうが可愛くなくなるとこまで一緒(笑)

ストーリーはかなり分かりやすいし、展開はありがちなかんじだけど
やっぱり女性の監督だからかな。
映像や音楽がそれなりにきれいです。
サントラ聞いてみたくなるくらい。

しかしキワドイところは別として、両親がラブラブすぎる!
とても思春期の子を持つとは思えない。
奥さんがちょっと気が多すぎな感がありますが、
最終的に丸く収まったのでいいのかな。

ひとつ微妙だったのが、あまり農場生活に苦労が感じられなかったこと。
なんだかんだ、いつもおいしそうな食事をしてました。
もうちょっと血の汗が滲むような生活を想像してたんだけど。

最新の画像もっと見る