昨日の日経新聞の記事です。
「不妊治療 家計にずしり」と書いてあります通り治療を続けてる
夫婦でしたら誰しもが悩む問題なんです。
以前、夢クリへ朝1番で通っていた時に診察終ったらこのまま仕事
へ行きます・・みたいな服装の人をたくさん見ました。
私も続けられるものならば続けたかったのですが仕事の内容から
してそれは無理でした。通院しながら仕事を続けている人のほとんど
が「治療費を捻出するため」に働いていると思うんです。
私の場合、幸い、旦那様の収入だけで全てを賄えています。
良く、「旦那さん相当稼ぎがいいんだね」って言われるんですけど
それは違います。旦那様は私のために自分のお昼代を節約したり
アフター5も遊びに行かずほぼ毎日真っすぐ帰って来ますしほとんど
好きな物など買わずにガマンしてます。そんな姿を見て私の方こそ
もっと節約しなくちゃいけないなぁ・・と考えさせられる日々です。
私がここまで子供に執着していなくて出来なくても特に気にして
居なければ不妊治療の世界は知らずに済んだのかも知れない
私だってまだ仕事を続けて、もっといい生活(けして今もきつい訳
では無いですが)が出来たのかもって思う時があります。
新聞の記事には経済的理由で治療に「壁」を感じてる人が多い
と言ってます。景気の影響もあって費用の工面は容易ではあり
ません。子供が欲しいという切実な思いを抱えながら高額な治療費
の前で多くの人が立ちすくんでいるんです。
治療をしている夫婦はだいたい20~40代です。40代くらいに
なってくれば収入の方は多少余裕が出て来るでしょうけど20代
だと本当に厳しいと思います。20代ならば若いから40代の人に
比べたら妊娠出来る確率だって高いはずです。でも治療費が払えず
断念する夫婦だっているのも現状なのです。
国では助成金というものがありますが1回15万、年2回まで支給され
通算5年間利用出来ます。1回あたりの治療で何十万と請求が
来る事もありますから、ありがたく頂いているのですが、正直な所
全く足りません。
少子化問題が懸念されている昨今、普通に生まれて来た子供
にばかり手当てを出すというのでは無く、欲しくても出来ないで
悩んでる夫婦にも温かい手を差し伸べてもらいたいと心から
願います。