梅雨の晴れ間に生まれたウサギちゃん。
大きな目をくりくりさせて、真っ赤なバラにご挨拶。
「バラさん、バラさん。
この世で一番可愛くて、綺麗なのはだ~れ?」
「それは… あたし。」
「どっひゃ~!」
バラさんにはかないませんね。
ちょっぴり凹んだウサギちゃん。この世に小さな試練はいっぱいあるわ。
さあ~気を取り直して
木綿のお稽古バックを持って、
どこかにお出かけしましょうか?
******さて、今日のバラはブルースです。
この世で一番美しいのは「あたし」
…と高飛車に言い放ったとしても
ごもっとも! と誰もが納得してしまうかもしれません。
それほどに、このバラは美しく、妖しく、孤高の魅力を持っています。

18年前に家を建てた時、初めて庭に植えたバラの一つです。
当時はバラには様々な品種があり、その一つ一つに名前があるとも知らず、
綺麗な赤いバラを買いに行って、ブルースに出会いました。
植えたのは裏庭だったのですが、環境に適応してくれたのか、
毎年大変多くの花を長年に渡って咲かせ続けてくれています。
正式には「つるジョセフィーン・ブルース」。
1954年にイギリスで産まれました。
花の大きさは15cmくらい。初夏だけ咲く一季咲きです。
花びらはビロード状で光沢があり、黒っぽい深紅です。
黒薔薇と言ってもいいかもしれません。
香りは強いダマスク香。このバラを2~3本切って部屋の中に飾ると、
まるで香水を振りまいたように室内が華やぎます。
もちろん庭にあっても、その香りに夢心地…。
多少うどんこ病にやられやすいので、消毒は欠かせませんが、
ブルースが一斉に開花する瞬間は、
まるでレビューの一幕が始まるような高揚感に包まれます。





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