昨日バンクーバーオリンピックの女子フリープログラムが行われ、
浅田真央選手が見事銀メダルに輝きました。
失敗すれば大変なリスクを背負うことになる難しい3A(トリプルアクセル)を
ショートプログラムに1回、フリーに2回取り入れ、見事成功させました。
ひとつのオリンピックで3Aを成功させた女子選手は史上初。
そしてこの記録は今後も破られないだろうと言われています。
まさに100年に一度のすごい瞬間をこの目で(テレビですが)見ることができて
幸運です。
ギネス記録に出すそうですよ~。
しかしこの史上初の快挙に対して、あまりにも加点が低く
(中には加点「0」という審判が3人もいました)
スポーツでありながら、挑戦し成功させた勇者が大差で破れるという苦い結果も
味わうことになりました。
フィギュアスケートはスポーツなのです。芸能ではありません。
この採点方法が今後も続けば、選手は挑戦する努力をやめ、
無難で見栄えのよいプログラムに終始し、フィギュアスケートは衰退するでしょう。
審判は自分で自分の首をしめたと思います。
キム選手は「完璧な」演技だったと思います。
でもそれは「キム選手が出来うる完璧な」演技だったのであって、
現在のフィギュア女子が到達しうる「完璧な」演技ではなかったと思います。
彼女が3Aや、もしくは四回転を跳んで優勝したのなら、常識はずれの高得点が出ようが、違和感を覚える人はいなかったことでしょう。
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さて真央ちゃんに対して、世界中の歴代メダリストから
お祝いのコメントが届いています。あちこちで拾ってきました。
◆ロシアの帝王プルシェンコ選手のコメント
「プロの俺を興奮させたのは浅田だよ。浅田のレベルは人類史上最高まできてる。もし俺が女性に生まれてても浅田には勝てないだろうな」
◆長野オリンピック男子シングル銀メダリスト、エルビス・ストイコ氏
「彼女のプロの技術的な難しさは他のどの選手とも比べものにならないよ。
2つもトリプルアクセルをいれてるんだから。
真央はちょっとしたミスをいくつかしたけど、でも3Aを2回だよ?
信じられない!これがどんなに難しい事か、みんな知っておくべき。
真央のトリプルアクセルへの点数が低すぎる。
真央のスケートには誠実さがある。素晴らしい事だよ。
傲慢さがない。そこが好きなんだ。
浅田のスケートには静かな無垢さ(イノセンス)があって、それが魅力的だとおもう。
作った見せ掛けの態度みたいなのがなくて、スケートそのものをするって感じ。
彼女の動きは優雅でリリカルだし、音楽とのつながりがすばらしい。 」
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いろいろありましたが、ソチオリンピックでまた真央ちゃんの素晴らしいスケートが見られることを期待しています。
最後に、フィギュアスケートの入賞者 男女あわせて16人の中に、
日本人が6人もいること。 これはすごいことですよ。
本当に日本選手の皆さん、おめでとうございます。感動をありがとう。
*画像のバラは「スキャボロフェア」。真央ちゃんに似合いそうだな、と思って。
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