太陽の塔に代表されるような、壁画などのパブリックアートや立体作品を次に紹介します。
タイトル画像は会場の外に展示してあった「太陽の塔」です。
手摺に寄りかかっている姿に茶目っ気を感じます。
1)「太陽の神話」モザイク画
岡本太郎は伊奈製陶(現LIXIL)が1947年に発売した「アートモザイック」に注目し、この作品を制作。
アートモザイックは1cm角で77色を展開し、絵画のように自在な表現ができるため、東郷青児らがいち早く壁画に取り入れていた。
1951年自宅兼アトリエの浴室工事で前投稿で示した「群像」のモザイクタイル化を伊奈製陶に発注、出来栄えと可能性に満足し半年後に自ら手掛けた。

2)「太陽の神話」原画(INAXライブミュージアムにて2月20日撮影)
これがINAXライブミュージアムにあるなんて、すごいことですね。

3)陶彫「顔」1952年、伊奈製陶にて制作
焼成時に割れてしまうことを想定して三体が制作され、幸いなことに三体とも無事に焼きあがった。
一体は父・一平の墓碑となり、一体は枯れ木やストッキングをつるすように活けて草月流展に出展され(今回展示、川崎市岡本太郎美術館蔵)、もう一体は常滑に残された。
縄文土器の力強い土の造形に魅了され、創作意欲を高めていた中で制作された。

4)常滑に残された一体(INAXライブミュージアムにて2月20日撮影)
不思議なことに頭頂部に草が生えています。
どこにどんな状態で保管されていたのでしょうか。

5)釉のテストに用いられた試作品

6)名古屋のオリエンタル中村百貨店(現名古屋三越)の外壁画
こんなにも素晴らしい作品があったのに、残念ですが記憶にありません。

7)縄文人
というよりも宇宙人のようですね。

8)若い太陽の塔

9)女神像
いろいろな角度から見ると楽しいです。

10)こどもの樹
世界各国の子供の顔をイメージ

11)手ー赤・青
手のひらが顔のようで笑っているように見えます。

12)時計(未来を拓く)

13)梵鐘・歓喜

いずれも素晴らしい作品でした。
14)スツール

15)みつめあう愛

16)午後の日
