仏像を盗んだ犯人が捕まりました。

仏像の窃盗犯が逮捕されました！！！！！
本当に、本当に、本当～～～～～に良かった！！！！！！

もう～～～良かったというべきか、情けないというべきか。
「性善説」というものについて、人間って何なんだろうか、ってすごく考えてしまいました。

阿部容疑者（59）は容疑を認めているとの事です。
東寺、建仁寺、毘沙門堂などから、計21体の仏像が盗まれていました。
他にも、掛け軸やら、壷やら。

私は、父方・母方とも、本願寺派です。典型的な浄土真宗の門徒です。
とはいっても、私は門徒と言えるかどーか分かりませぬが。
父母どちらの繋がりでも、葬儀や法事は必ずその地元のお寺でしてますし、まあ、門徒なんでしょう。
ただ、東本願寺と西本願寺の事が全く分かってない辺り、アレですが。

物心ついた頃から高校卒業まで、必ずといって良いほど夏やお正月の頃、親戚には不幸が多くて、法事も四十九日は当然として、一回忌から五十回忌までありますから、毎年数回お寺に参っています。
まあ、本願寺派なんだな、って分かったのは、「分骨」って慣わしの為ですな。
葬儀で火葬場に行き、お骨の中でまずは喉仏を拾います。
んで、京都の東山区の大谷本廟へ分骨するのですな。
それ以外のお骨はもちろん、その方のお墓へと納めるのですが、喉仏などは別に分骨用の骨壷へと納めて、京都へ持って行くのです。

大谷本廟へ何度も参っていますし、きっと本願寺派なんでしょう。
って事で、私は西本願寺に属する人間です。
幕末、西本願寺は新撰組の本拠地に暫くなりましたな・・・ｗ
西本願寺へは、一度行ってみたいです。
再来年、2011年4月は親鸞聖人の750回大遠忌法要というのが催されますし、何より、西本願寺は世界遺産に登録されていますし。
どんなのか、見てみたいです。
お寺や仏像は、見るのは大好きです！！！
何をするでもなく、ぼ～～っと見ているのがいいのですな。

・・・・話が逸れまくりましたが・・・。

そーゆー私は、特に信仰に篤いという訳でもなかったのですが、でもそうやってお寺へ参る機会が多かったもので、萎縮するというか、威厳に打たれるというか・・・。
それもありますし、仏像は見惚れてしまって、好きですね。
好きというより、畏敬というべきでしょうか。畏れ多い、ですかな。
何とも、感情を表現する言葉が思い付かなくて、もどかしい（苦笑

とにかく。
触れるだなんて感情、全く起こりません。
お寺の本堂でも、呆然とご本尊を見上げてる事が多くて、近付く事は出来ませんな・・・。

なので、京都で窃盗って知った時は本当に、本当に悲しかったですし、今回容疑者が捕まって、しかも仏像が無事戻って、良かったと思います！！！

日本での宗教って、神道やら仏教やらが古来からありますが、やっぱり戒律とかではなくて、信心深い民族性というか、性善説だと思うのです。
その性善説を尊しと出来ない現状では、センサーとか防犯カメラが必須なわけで、それが何台も設置されたお寺で「仏像を抱えて逃げ去る男をとらえていた」という事実は、情けないです。その容疑者の人間性が。


だめだ。
悲しくて、本当に泣けてきた。

もう、言葉が浮かびません。本当に、情けなくて。
日本人って、何なんでしょうね。　どうなっちゃうんでしょう。

性善説。

悲しいです。