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リートリンの覚書

天皇とは? 「天皇陛下」のお仕事は?休日はどうなっているの?

象徴天皇の仕事は?

戦後、天皇は政治に一切関与できなくなり、日本国の象徴となりました。

ただし、次のようなことは天皇の「国事行為」、
つまり公務として定められています。

「国事行為」
・国会で指名された内閣総理大臣を任命すること
・憲法改正、法律、法令及び条約を公布すること
・国会を召集すること

これに加えて毎年千件近い書類に目を通し、
判を押すデスクワークも重要な仕事です。

ただし、天皇は政治に関与出来ません。これらの採決や任命は形式上のものであり、拒否権はありません。

仕事はこれだけではなく、国賓接待海外訪問なども国事行為となります。

出典:毎日新聞

「公的行為」
災害地への御見舞いなど。


出典:読売新聞

「天皇の私的な活動」
宮中儀式である祭祀。

出典:宮内庁ホームページ

宮中祭祀とは?

古代、天皇は政治だけでなく祭祀を行うことも大事な仕事の一つでした。
古代、天皇は神官でもあるのです。それは、現在も続いています。

象徴天皇となられた今でも、宮中の祭祀は連綿と受け継がれています。時代の流れの中で祭祀の内容が変貌したものもありますが、今でも主要な祭祀は年間24回も行われています。

しかし、祭祀のほとんどは皇居の奥で行われ、原則非公開です。一般の人が目にする機会はありません。宮中祭祀は、

天皇が国家と国民の安寧と繁栄を祈ることを目的に行う祭祀です。

また、天皇が自ら祭典を斎行し、御告文を奏上する大祭と、掌典職らが祭典を行い、天皇が拝礼する小祭があります。

ただし天皇家の行う祭祀は「天皇の私的な活動」とみなされ、国事行為や公的行為にはあたりません。

そのため祭祀の費用は天皇家の生活費から支払われ、祭祀の際には天皇家の私設の神職ともいうべき掌典職の人々が天皇の補助役を務めています。

天皇として最後の祭祀を終えられた様子

天皇に休日はあるのか?

天皇には24時間「私」がないといわれています。連日のように国事行為、公的行為が続きます。

プライベートといえば、葉山や那須、須崎にある宮内庁管轄の御用邸で静養するくらいですが、この期間にも政府の閣議決定書が届けられ、それに目を通さなければいけません。

出典:産經新聞

(感想)
天皇の仕事に関して、報道では、「国事行為」「公的行為」が主で「宮中祭祀」の事はあまり報道されていなかったような気がします。

ですから長い間、「宮中祭祀」の事を知りませんでした。学校でも「天皇陛下」の事は教えてもらえません。

「国事行為」、「公的行為」、「宮中祭祀」。「私」もなく、休日もほとんどない。

そして、女性の場合、出産育児もこなさなければならない。

「女性天皇」一人にこのような激務を押し付けてよいのでしょうか…

また、「国事行為」、「公的行為」は戦後からの仕事に対して、古代から続く「宮中祭祀」。

自分が思うに、天皇の一番重要な仕事は宮中祭祀を行う事ではないのかと思います。

大きなものが24回、小さい祭祀はほぼ毎日…
しかも、天皇陛下しか行うことが出来ない神事もあります。

以前、竹田恒泰氏が虎ノ門ニュースで祭祀について、詳しく説明してくれたことを思い出します。

女性ならではの生理、これは神道の場合、忌となり神事を行う事が出来ないとおっしゃっていました。

もし、代行不可能な大切な神事の時に
それにあたってしまった場合どうするのでしょうか?

宮中祭祀については、非公式なのでどのような神事がされているのかは分かりません。祭祀の作法が男性用になっていた場合、正しい神事は行えるのでしょうか?

以前、葉室賴昭氏の著書の中で、
「昔から伝わる手順で神事を正確に行うと神がいらっしゃられる。
違う手順で神事をするといらっしゃられない。」
とおっしゃられた事を思い出しました。

先人たちが「男系」にこだわり続けた理由の一つが「祭祀」ではないかと思うのです。

「天皇」になるための最大の資質は祭祀主に向いているということではないでしょうか?

女性の場合、神道で忌とされる生理、出産等がありむいていない。

過去の「女性天皇」は、出産等を終えた女性や、未婚の女性がなっている。

幼い子どもが天皇になっている。それは、時の権力者が無理やり天皇にまつり上げただけ。

「女性天皇」大丈夫でしょうか?

一部の知識人の方は、宮中祭祀を減らせばいいと言っていますが、減らしたらどうなるのでしょうか?

世界の宗教の指導者、法王、カリフ(預言者ムハンマド亡きあとのイスラーム共同体、イスラーム国家の指導者)は男性のみ、女性がなる事を認めていません。

それには、何らかの理由があるから認められていないのです。

また、マスコミ等は、諸外国の王室と比べて論を述べていますが、イギリスの王室の仕事を少し調べたところ、日本の皇室のような「宮中祭祀」は見当たりませんでした。
(この点は、もう少し調べて見たいと思います。)

日本の天皇は「大神主」も兼ねていることを忘れないでください。
他の諸外国の王とは違うのです。

それなのに、男女平等に反するとか、諸外国の王室と日本の皇室、比べ様々論じても意味がないように感じます。

また、男女平等とはいいますが、やはり男性の体の構造、女性の体の構造は違うのです。出来ること出来ない事がお互いにあると思います。

続く



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