魏志倭人伝・現代語訳15
食について
原文倭地温暖、冬夏食生菜、皆徒跣。有屋室父母・兄弟臥息異処、以朱丹塗其身体、如中国用粉也。食飲用籩豆手食。
書き下し文倭の地は温暖にして、冬夏、生菜(せいさい)を食し、皆徒跣(とせん)なり。屋室(おくしつ)あり、父母・兄弟は処を異にして臥息(がそく)し、朱丹(しゅたん)を以てその身体に塗り、中国の粉を用うるが如きなり。食飲は籩豆(へんとう)を用いて手食す。
現代語訳
倭の地は、温暖で、冬でも夏でも、
野菜を食べています。
皆、裸足です。
屋根と部屋があり、
父母・兄弟は、
場所を別にして、
臥して休んでいます。
朱丹(しゅたん)を使い
その身体に塗っていますが、
中国の粉を用いることと同じです。
食飲は籩豆(へんとう)を用いて
手づかみで食べます。
・生菜(せいさい)
野菜
・徒跣(とせん)
はだし
・臥息(がそく)
臥して休むこと
・朱丹(しゅたん)
赤い色をした丹砂。
・籩豆(へんとう)
祭事や饗宴に用いられる器物の名で、籩は竹製の果物や干し肉を盛る物、豆は木精で塩漬けの野菜や干し肉を盛りつける。
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参考
かくも明快な魏志倭人伝 木佐 敬久
富士房インターナショナル
倭人・倭国伝全釈 鳥越 憲三朗
中央公論新社
Wikipedia