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リートリンの覚書

縄文時代の詳細・4


縄文人の特徴

縄文人の身体の特徴は体が小さく、
歯も小さいのが特徴です。

出典:Wikipedia

ミトコンドリアDNAでわかること

現代日本人の
ミトコンドリアDNA(母系)の
ハプログループは
現代日本人と
東アジア(中国北東部と朝鮮半島)の人々は
よく似ていることがわかっています。

しかし、
M7aとN9bは、
東アジアには、ほとんど存在しません。

前者は沖縄、関東、北海道に、
後者は東日本に多い結果が出ています。

もう一つ気になる事は、
縄文人と同じDNA配列をもつ割合が
高いのは朝鮮半島南部の人々です。

少なくとも
北部九州地方と朝鮮半島南部は
同じ地域集団だったのではと考えられます。


父系Y染色体からわかること

母系のミトコンドリアは
日本と東アジアで似ているのに、
Y染色体ハプログループは異なっています。

日本列島はアフリカを旅立った人類の
ほとんどのDNAが日本にたどり着き、
多様性を維持してきました。


感想

自分が様々な本やネットで得た知識から
一番納得できると思ったのは、
長浜浩明氏の説です。

著書はまだ、
読んだことがないのですが
YouTubeでお話しを聞きました。

"縄文人が朝鮮半島に移住していた。"

これを聞いた時、
かなり納得しました。

だから、
遺伝子も近いし、
半島から縄文土器も出土、
そして古墳もあったのだと。

同じ民族だから風習が類似している、
納得です。

遺伝子に関しては、
東アジアの人々とミトコンドリア遺伝子は
似ているのに、
Y遺伝子が異なるのは、

大陸内部の勢力が半島にやって来た際、
恐らく、
男性は粛正され、
女性のみ生かされた結果だと思います。

悲しいですね。

何故、
共存という選択が出来ないのでしょうか?

今も他民族を粛正している現実。

見習って欲しい。
縄文人たちを…

しかし…縄文人の復元像。
地元に似ているおばちゃん、
いっぱいいる。


ゲノム遺伝子分析から
割り出された意外な数字

日本では、
国立遺伝学研究所の斎藤成也教授の
研究グループが
平成28年(2016年)に、
縄文時代人のゲノムDNA情報を
決定することに成功し、発表しています。

現代人の血中に、
どのくらいの縄文人の血が残っているのか。

ヒトゲノムは99%以上が共通しています。

縄文人と共通のDNA
(DNA差の出る部分・ゲノム規模SNPデータ)
がもっとも多かったのは
アイヌ人(68%)で
次にオキナワ人、ヤマト人、
北方中国人(63%の共通性)と続きます。

さらに系統樹を推定してみると
縄文人は1万5000年よりも
さらに古い時代に
分岐していたことが分かってきました。

しかも、縄文時代人の祖先は
アフリカを旅立って方々に
拡散していった
世界中の現代人の御先祖様のなかでも
特別だといいます。

"かねてからの議論が吹っ飛ぶような「極めて特異な集団」で、縄文人の祖先探しが降り出しに戻ってしまった」"

と斎藤氏はのべています。


斎藤氏の仮説

・第一段階 
約45万年前~約4万4000年。
(旧石器時代=縄文時代中期まで)

ユーラシアの様々な地域から
南北ルートを伝って
日本列島全体にやってきた。

メインとなった人とは異なる。
どこからやって来たのかは謎。

そして1万6000年前に
土器を作り始めた。

・第二段階 
約4400年前~約3000年前
(縄文時代の後期と晩期)

日本列島の中央部に第2の渡来。
ルーツは分からない

・第三段階 
約3000年前~約1700年前
(弥生時代)

朝鮮半島を中心として
第三波の渡来人が押し寄せた。

第二波とは遺伝子的に近いが少し異なる。

水田稲作技術を持ち込む。
列島中央部の中心軸に沿って
東に居住域を拡大。
南北の人間とは混血していない。

・第三段階後半 
約1700年前~現在
(古墳時代以降)

第三波の渡来人が継続的に
ユーラシア大陸から移住。

第一波の渡来人は北海道に移住。
第ニ波の渡来人が東北に居住した。

大量の渡来人が
海を渡ってきたことは間違いありません。


感想

斎藤成也教授のゲノムDNA情報の研究は、
まだ、サンプル件数が少ないので、
これからの研究に期待したいですね。

是非、日本人のルーツを解明して頂きたい。

大量に渡来人がやって来たましたが、
それは、一気にやって来たわけではなく、
徐々に。

従来から日本列島に住んでいた、
縄文人と共存し、
そして融合して日本人になっていった。

縄文人の魂。

自然を尊敬し、感謝し、
自然と共存しいきてきた。

今もなお我々の中にあり続けています。

この心を子どもたちに
繋いでいきたいものです。


さて、ここからは素人の妄想です。
適当にご覧下さいませ。

さて、
第一段階として、
日本列島にやって来た人々。

"何処から来たのかわからない。"

謎、いいですね。

実は、
五色人の都市伝説が真実で、
日本列島から人類が発生し、
世界へ旅立ったとか…
だったら面白いですね。
(長髄彦の祖先?)

第二段階、
これまたルーツが分からない。

実は、火星壊滅から
天磐船で脱出した人々が
日本列島に漂着。

遮光器土偶の
モデルになった人々だったりして。
(饒速日命?)

第三段階の渡来人。
遺伝子的には近いが少し異なる。

火星から脱出した人々が別の場所に漂着。
その人々が同族を探してやって来た?
(瓊瓊杵命?)

第三段階後半。
第一波は、
恐らく北海道に元々住んでいた
縄文人の末裔と融合していった。
アイヌの人たちの祖先?
(遺伝子的にアイヌが先住民と言うのには、無理がある。
法律変えるべき。)

第二波。
これは…難しい。
東北…そう、
キリストの墓がある、戸来村!

失われた10部族の末裔がやってきた? 
日ユ同祖論が事実だったりして?

なーんてね。
都市伝説大好き人間の戯言でした。

明日も縄文時代シリーズ続きます。

最後まで読んで
頂きありがとうございました。




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