てんねん寄せ植え倶楽部

日常生活のうさを忘れて、ぼーっと過ごす時間。ぬるい空気に浸りながら、思ったり写真に撮ったりしたことなどなど&夢の記録

この昏さこそ…

2008-10-06 00:00:49 | 花・草木
      0923

神社に咲いていた曼珠沙華。
仄暗い中に真紅がぼうっと浮かぶさまはこの世のものではないような?
曼珠沙華…彼岸花のイメージはこんな風な昏さが似合うような気もします。


     

同じ場所でも、奥の方へいったら、少し明るくて、さらにたくさんの曼珠沙華が。
こうなると華やかさもありますね。


暑さ寒さも彼岸まで。といいますが、ここのところ気温の上がり下がりが大きいですね。
先週は、裏つきの上着を着たのに、昨日今日は半袖Tシャツでいられる…。

夏の花がまだ咲いていたり、秋の花が咲き始めたり、いろいろ楽しめる時期でもあります。



彼岸花と一緒に咲いている紫色のは藪蘭。今年はあちこちで紫の房が見事に咲いていました。
白いのは熨斗蘭。花が下向きに咲くので、ちょっとさびしい雰囲気です。花の盛りに見たのは初めて。何だか彼岸花が他の花と珍しくカラフルに咲いている…。


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こちらは自宅近くで撮ったもの。

家のそばの歩道の植えこみに、突然一輪の彼岸花が咲いたのは一昨年のことだったか…。
なんで突然咲くんだろう…今まで気がつかなかっただけかな、それにしても一輪だけとは。と思っていたら、ぽつぽつとあちこちに一輪、二輪と咲き始めて、毎年だんだん増えてきました。
誰かが植えたわけでもあるまいに…と思いつつ、毎年楽しみにしていたのですが、それも今年で最後に。
植え込みの改修工事が始まって、大きな木とかどんどん切られている…。いずれ駐車場になってしまうらしい…。
せっかく増えてきたのにねえとついつい彼岸花の立場でぼやいたりして。

曼珠沙華、彼岸花、というと仏様と関係のあるような感じですが、実はリコリスという名前で園芸種がいろいろあります。

ふつのお宅のお庭に咲いているのは、そういった丹精こめたお花なんでしょうね。


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白花は、赤の彼岸花と彼岸花によく似た黄色のお花(鍾馗水仙)との掛け合わせで生まれたとか。
鍾馗水仙は一見すると黄色い彼岸花のようですが、花びらの幅が広いです。
そのせいか白曼珠沙華は赤い曼珠沙華より花びらの幅が広い…。
また掛け合わせなので、真っ白になるものだけでなく、うっすらクリーム色だったり、ピンク色が残ったり、いろいろあるようです。



白花も赤花も、日中に見るのと夕方暗くなってから見るのとではだいぶ印象が違う気がします。
四、五歳の女の子がお散歩しながら「お母さん、このお花かわいいね」
最初の出会いも大事かな。
わたしが初めてこのお花に出会ったのは、お墓参りのときだったものね~。

☆☆☆紅白とりどりの曼珠沙華、いままでのはこちらから☆☆☆

幽玄の美