東京ヤングジュオン日記

森林ボランティア講座in東京の
卒業生の活動日記

10/4(日)地域密着おくたま実践講座(第1回)

2020-10-07 | 地域密着チーム

こんにちは!

8月より事務局で活動しているインターン生のF田です。

10/4(日)、奥多摩で行われた実践講座の様子をお伝えします。

昨年の台風で流された、わさび田の橋を新たに架けるプロジェクトです。

↓これが完成イメージです。

 

この日は、講師のH島さんのご指導の下、伐倒(3本)、玉切り、皮剥き、運搬などの活動を行いました。

<日程>

9:00~10:00 説明、準備

10:00~12:00 山での活動(伐倒、玉切り)

12:00~13:00 ふれあい農園で昼食、休憩

13: 30~16:00 山での活動(伐倒、玉切り、皮剥き、運搬)

16:00~17:00 後片付け、反省会、解散

<参加者>

 H島さん、ざベす、けんしろう、おぐれ、ねいさん、あまもり、べこ、まっつん、ふるた、Hさん、Nさん、おくたま海沢ふれあい農園の方々

 

まずは、倒木の玉切りと皮剥きです。

この倒木の樹皮はとても剥きやすく、みんな気持ちよく剥いていました(笑)

作業は玉切りと皮剥きを同時並行でやりました。※玉切り:伐倒した木を適当な長さに切り分けて丸太にすること

H島さんから、斜面地では下が危険であることと、切る際は圧縮と引っ張りの力の作用を把握すること

の2つのことを教わりました。斜面地が多い日本の地形では、斜面地での安全確保が身を守るために大事ですね。

 

続いて伐倒です。

伐倒は全部で3本行いました。

1,2本目はうまくいきましたが、3本目は上部の方が枝に引っかかってしまいました...

伐倒前に、安全確認と、方向を正確に定めることが大切です。

ロープで引っ張る際、ロープの内角に入ると、張力によって跳ね返り危険なので、ロープの内角には入らないようにすること。

また、伐倒時の上部の枝の取り合いが重要で、枝の生え方が鋭角ならば引っかかりやすく、鈍角ならば折れて倒れやすいことを教わりました。

二本目の伐倒後、年輪が密になった断面が美しく、皆さん見入っていました。釘付けです(笑)

手入れがよく施され、隣の樹木と適度な間隔がとれた場所では、このような美しい年輪になるそうです。

 

お昼は、ふれあい農園でいただきました。

農園で採れた新鮮な野菜も使っています!

なんと手作りの七味つきです!!

 

↓運搬の様子

 

これから切り出した丸太を約1ヶ月間自然乾燥させ、次回11月1日の活動へと続きます。

 

私は初めて森林作業を体験しました。伐倒や玉切りなどの手順や、安全のために気をつけることなど、多くのことを学びました。

その中でも、H島さんの「謙虚さが大事」という言葉が印象に残っています。

林業は自然を相手にする生業です。自然は不規則なものですが、各作業には流れがあり、型を覚えれば毎回同じようにうまくいきます。

しかし、経験を積んでゆくとどうしても「思い込み」が生じやすく、それによって時々起こる例外的な出来事に対処できず、事故に至ってしまうことがあるそうです。

思わぬ事故を起こさないためには常にいろんな可能性を考えておく「謙虚さ」が大事。林業に限った話ではなく、不規則な自然の中に生きる私たちには重要なことだと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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