視床(ししょう)出血は被殻出血に次いで発症頻度が多いと言われているそうです。
発症の原因は、高血圧や腫瘍が多いそうです。
脳出血により神経症状が現れる要素は2つあります。
1つ目は出血により神経細胞を破壊してしまいます。
2つ目は出血による脳内の浮腫(むくみ)によって周囲の細胞を圧迫してしまい、結果、神経細胞を破壊してしまいます。
視床は、感覚神経の中継地点としての役割をしていて、視床出血を起こすと出血場所の反対側への感覚障害やしびれなどの症状が現れます。
視床の周りには内包と呼ばれる運動神経の通り道や、脳室と呼ばれる脳脊髄液(脳内で常に一定量産生と吸収されている液体)が循環している空間が隣接しています。
出血量が多く、内包と呼ばれる部位まで血液が満たされたり、浮腫によって圧迫されると出血場所の反対側の手足に麻痺が現れることがあります。
脳室に出血が入り込むと(脳室穿破と呼ぶらしいです。)脳脊髄液の流れを邪魔してしまう為に、急性水頭症という危険な合併症を引き起こし、意識障害や生命の危険があります。
麻痺症状は、左右のどちらで出血したかにもよりますが、運動障害、視覚障害、感覚障害、言語障害…。
※病気に伴う症状は、その状況により人それぞれです。ここに書かせて頂く病状は、我が家の事ですから、同じ病気を発症したからと言って、全てが同じではありません。
なぜ、こんな事をブログに書いたのか…。
なぜ…。
実は…。
先日の2018/05/20の朝の事です…。
前夜の05/19に月一回の星見に栃木方面に遠征してました。
風もなく、楽しいひと時を過ごして、翌05/20の朝7時に帰宅。
荷物を車から降ろして、風呂に入って8時にベットに入りました。
10時からマンション管理組合の会議があったので、9時に目覚ましをかけて仮眠。
目覚ましで奥さんは起きたようですが、私が起きたのはその10分後。
「おはよう」の後にたわいのない会話をして、コーヒーを飲もうと思って台所に行くと、突然奥さんが…。
「パパ、右足と右手がなんかおかしい…。」
?!
急いで奥さんのところ行くと、椅子から立ち上がって…。
「歩けない…。足が動かない…。」
!!
ヤバイ!
脳梗塞?脳出血!
とにかく、そのままコップに入っていた麦茶を飲ませて、座らせようとしたんだけど、抱きかかえたままフラフラとリビング隣室の和室に座りこんで…。
座っていられないらしく、そのまま横になって…。
まだ寝ていた娘を起こし119…。
この時、まだ9時22分…。
発症からまだ2分たらず…。
数分で救急隊員が到着して、救急車がマンションを出たのが、多分9時45分だったかな…。
救急車には娘に付き添ってもらい、私は車で追っかけ病院へ…。
10時15分頃病院に着き、救急外来の待合室で待っていました…。
11時頃、当番の脳神経外科の先生から病状の説明…。
病名「左視床(ししょう)脳内出血…。」
予兆は全くありませんでした…。
この段階で考えられる機能障害は…。
右半身運動障害、視覚障害、感覚障害、言語障害…。
それに脳室内への出血もある為、最悪の場合には急性水頭症…。
これから24時間以内の状況によっては緊急オペをするので、常に連絡が取れるようにしておくように言われました…。
その後、入院手続きをしていた矢先でした…。
先生から…。
「意識レベルが低下し、危険な状態の為、12時から緊急オペをします。」
パニック…。
11時半過ぎに奥さんに会えた時には鎮静剤を投与され、すでに意識はありませんでした…。
術式「脳室ドレナージ術」
脳室に入った血液を抜く為のホースを額上から入れる手術…。
手術は30分の予定…。
でも、30分では帰って来ませんでした…。
13時半過ぎにやっと帰ってきた奥さん…。
手術は成功しましたけど、まだまだ予断を許さない状況でした…。
案の定、意識は戻りましたが、この2週間、血圧が200を超え痙攣が出たり、熱が39度になり血液の感染症の疑いがあったり…。
終日調子の良い日は1日もありません…。
機能障害も…。
右半身は動きません…。
痛みも感じないようです…。
言葉もどの程度出るのか、まだわかりません…。
今は何を言っても黙ったまんま…。
もしかしたら…。
目もどの程度見えているのか…。
視線が合いません…。
確認するのが怖いです…。
この2週間、ほぼ眠ったままで、起きたとしても数分…。
これから奥さんはどうなるのか…。
喋れなくても、せめて目だけでも見えて欲しい…。
そして…。
もっと恐ろしいのが、これからの生活…。
今の医療費用…。
この後のリハビリ施設での費用…。
その後、介護施設に入るとなると、介護保険を使ったとしても、その費用…。
私が現役で仕事をしているうちはいいけど、定年したら…。
老後の生活は?
不安だらけ…。
そして…。
まだある不安…。
持病で膠原病があり、10年程前に脳梗塞で右半身麻痺と失語障害のある義母のことも…。
今は民間の老人介護施設にいますけど…。
いずれ二人とも公共の施設を探して引っ越ししてもらわないと、2箇所の施設でのダブルお見舞いはキツイ…。
少し落ち着いたら保険会社の手続きもしなきゃ…。
炊事、洗濯、仕事、介護…。
夏に計画していた家族3人での北海道旅行も中止…。
車も買い替えたばかりなのに…。
今は、考えれば考えるほど「お先真っ暗」…。
生活のリズムも取れません…。
でも、奥さんも頑張っているから、前向きに娘と2人で頑張らなくっちゃ。
では…。
追伸…
皆さんのブログは、毎日拝見しています…。
ただ、コメントを書き込む余裕が、まだなくて…。
無断訪問だけしてごめんなさい…。
発症の原因は、高血圧や腫瘍が多いそうです。
脳出血により神経症状が現れる要素は2つあります。
1つ目は出血により神経細胞を破壊してしまいます。
2つ目は出血による脳内の浮腫(むくみ)によって周囲の細胞を圧迫してしまい、結果、神経細胞を破壊してしまいます。
視床は、感覚神経の中継地点としての役割をしていて、視床出血を起こすと出血場所の反対側への感覚障害やしびれなどの症状が現れます。
視床の周りには内包と呼ばれる運動神経の通り道や、脳室と呼ばれる脳脊髄液(脳内で常に一定量産生と吸収されている液体)が循環している空間が隣接しています。
出血量が多く、内包と呼ばれる部位まで血液が満たされたり、浮腫によって圧迫されると出血場所の反対側の手足に麻痺が現れることがあります。
脳室に出血が入り込むと(脳室穿破と呼ぶらしいです。)脳脊髄液の流れを邪魔してしまう為に、急性水頭症という危険な合併症を引き起こし、意識障害や生命の危険があります。
麻痺症状は、左右のどちらで出血したかにもよりますが、運動障害、視覚障害、感覚障害、言語障害…。
※病気に伴う症状は、その状況により人それぞれです。ここに書かせて頂く病状は、我が家の事ですから、同じ病気を発症したからと言って、全てが同じではありません。
なぜ、こんな事をブログに書いたのか…。
なぜ…。
実は…。
先日の2018/05/20の朝の事です…。
前夜の05/19に月一回の星見に栃木方面に遠征してました。
風もなく、楽しいひと時を過ごして、翌05/20の朝7時に帰宅。
荷物を車から降ろして、風呂に入って8時にベットに入りました。
10時からマンション管理組合の会議があったので、9時に目覚ましをかけて仮眠。
目覚ましで奥さんは起きたようですが、私が起きたのはその10分後。
「おはよう」の後にたわいのない会話をして、コーヒーを飲もうと思って台所に行くと、突然奥さんが…。
「パパ、右足と右手がなんかおかしい…。」
?!
急いで奥さんのところ行くと、椅子から立ち上がって…。
「歩けない…。足が動かない…。」
!!
ヤバイ!
脳梗塞?脳出血!
とにかく、そのままコップに入っていた麦茶を飲ませて、座らせようとしたんだけど、抱きかかえたままフラフラとリビング隣室の和室に座りこんで…。
座っていられないらしく、そのまま横になって…。
まだ寝ていた娘を起こし119…。
この時、まだ9時22分…。
発症からまだ2分たらず…。
数分で救急隊員が到着して、救急車がマンションを出たのが、多分9時45分だったかな…。
救急車には娘に付き添ってもらい、私は車で追っかけ病院へ…。
10時15分頃病院に着き、救急外来の待合室で待っていました…。
11時頃、当番の脳神経外科の先生から病状の説明…。
病名「左視床(ししょう)脳内出血…。」
予兆は全くありませんでした…。
この段階で考えられる機能障害は…。
右半身運動障害、視覚障害、感覚障害、言語障害…。
それに脳室内への出血もある為、最悪の場合には急性水頭症…。
これから24時間以内の状況によっては緊急オペをするので、常に連絡が取れるようにしておくように言われました…。
その後、入院手続きをしていた矢先でした…。
先生から…。
「意識レベルが低下し、危険な状態の為、12時から緊急オペをします。」
パニック…。
11時半過ぎに奥さんに会えた時には鎮静剤を投与され、すでに意識はありませんでした…。
術式「脳室ドレナージ術」
脳室に入った血液を抜く為のホースを額上から入れる手術…。
手術は30分の予定…。
でも、30分では帰って来ませんでした…。
13時半過ぎにやっと帰ってきた奥さん…。
手術は成功しましたけど、まだまだ予断を許さない状況でした…。
案の定、意識は戻りましたが、この2週間、血圧が200を超え痙攣が出たり、熱が39度になり血液の感染症の疑いがあったり…。
終日調子の良い日は1日もありません…。
機能障害も…。
右半身は動きません…。
痛みも感じないようです…。
言葉もどの程度出るのか、まだわかりません…。
今は何を言っても黙ったまんま…。
もしかしたら…。
目もどの程度見えているのか…。
視線が合いません…。
確認するのが怖いです…。
この2週間、ほぼ眠ったままで、起きたとしても数分…。
これから奥さんはどうなるのか…。
喋れなくても、せめて目だけでも見えて欲しい…。
そして…。
もっと恐ろしいのが、これからの生活…。
今の医療費用…。
この後のリハビリ施設での費用…。
その後、介護施設に入るとなると、介護保険を使ったとしても、その費用…。
私が現役で仕事をしているうちはいいけど、定年したら…。
老後の生活は?
不安だらけ…。
そして…。
まだある不安…。
持病で膠原病があり、10年程前に脳梗塞で右半身麻痺と失語障害のある義母のことも…。
今は民間の老人介護施設にいますけど…。
いずれ二人とも公共の施設を探して引っ越ししてもらわないと、2箇所の施設でのダブルお見舞いはキツイ…。
少し落ち着いたら保険会社の手続きもしなきゃ…。
炊事、洗濯、仕事、介護…。
夏に計画していた家族3人での北海道旅行も中止…。
車も買い替えたばかりなのに…。
今は、考えれば考えるほど「お先真っ暗」…。
生活のリズムも取れません…。
でも、奥さんも頑張っているから、前向きに娘と2人で頑張らなくっちゃ。
では…。
追伸…
皆さんのブログは、毎日拝見しています…。
ただ、コメントを書き込む余裕が、まだなくて…。
無断訪問だけしてごめんなさい…。