行って参りました。ただいま、追記完了しました!
≪再掲載≫20190106都若丸劇団
於岡山湯迫健康村≪都剛誕生日公演≫
(舞踊/都若丸座長+α :敬称略)
第一部お芝居
≪上州の悪風 ≫
(あらすじ)(名前はわかってるものだけ、漢字は勝手に当てました^^敬称略)
大神一家は堅気衆のおかみさんや亭主たちとも和気あいあいの一家。
親分の忠五郎(キャプテン)は尊敬され、なにかと頼りにされている存在。
弥一(剛)は奥さん連中の御用聞きもいやな顔せず引き受けてやる子分。
親分からは喧嘩ご法度と言われていて、ドスも握らない。
おゆう(ゆかり)&紗助、おきぬ(ひかる)&颯貴、おせん(晴香)&山田、の
三組の夫婦は一家に気軽にやってくる。
兄貴分の忠次郎(若丸座長)は腕が立つ一番の子分。親分の信頼もあつい。
亭主の棚卸(愚痴?)をしてかしましいおかみさん連中の鼻をあかしてやれ、と、
亭主たちは忠次郎にはっぱをかけられるが、なんとも頼りない。
忠五郎は地元も安定し、いざこざもないことから、一家をたたもうということに。
忠五郎を慕って子分になった弥一はそばに置いてくださいと願い出る。
そして、忠次郎は、男修行の旅にでる。
数年がたち、元一家のある地元に、よからぬ風体の男たちがやってくる。
半蔵(星矢)と流れ者(あきら、松永、舞斗、雅輝)はやくざで、
金があるうちはおとなしくしていたが、底をついてきたのか、いざこざを起こし始める。
かつては辺りを取り仕切っていた忠五郎、流れ者たちと話をつけにいく。
流れ者たちは、あみだ一家を破門された輩たちで、
そのあみだ一家こそが、忠次郎の世話になっている一家だった。
忠次郎はあみだ一家から兇状わらじを履く旅に出ていた。
忠五郎は話をつけに行き、半蔵がはやる仲間たちを制して、忠五郎の顔をたてた。
と見せかけ、忠五郎を背後から返り討ちにしてしまう。
元親分の忠五郎の帰りが遅いことを心配した弥一が目にしたのは忠五郎の変わり果てた姿だった。
ところが、弥一は忠五郎から、どんなことがあっても喧嘩はしちゃいけない、の教えがあるからと、
かたき討ちに出向くことをためらう。
それでも男かと、おかみさんや亭主連中からののしられる弥一。
そこに現れたのは、元一家の様子を旅の途中に見に寄った忠次郎だ。
忠次郎は、元親分の仇をとるためにもと兄弟分たちがいるあたりにむかう。
おかみさんや亭主たちも手に手にクワなどを手にして加勢にかけつけるなか、
弥一は・・・。
第二部 舞踊ショー
「オーシャンゼリゼ」あきら、京香、蘭香、雅輝、颯貴
「愛ケセラセラ」剛女形
「ヨコハマシルエット」剛女形
「オリビアを聴きながら」若丸座長女形
「不可逆リプレイス」雅輝
「うつしみの」ひかる、京香、晴香
舞斗
ゆかり
「幸せいろの花」剛たち
あきら
「虎」若丸座長、都男子+京香
≪口上挨拶&ミックスジュース≫
センターは剛さん
都側「音楽スタート」
客席「お母さん(剛を)生んでくれてありがとう」
剛「育ててくれてありがとう」
曲は「また逢う日まで」
明けは
「男の祭酒」星矢
「一息つきながら」若丸座長たち
「雨宿り」キャプテン
「望郷じょんがら」若丸座長たち
≪ラスト舞踊≫
「flamingo」
≪アンコール≫
「どうにもとまらない」
まずはセトリのみUP致します。
間違いなどございましたら、ご容赦くださいませ。
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(口上挨拶)
湯迫、かつてないほどのお客様でした。
なんせ、後ろの壁まで椅子があり、二つの扉付近と後ろの壁際まで立ち見のお客さん!
いったい、何人がはいったんだろ。
ちなみに優しいOさんに取っていただいた私の席。
セカンドステージから3列目くらいかなあ。
若丸座長が剛副座長に挨拶を促すことからはじまり・・・
(アバウトです。すみません。許してくださいませ)
剛「まさかこんなにいっぱいになるとは思ってもみませんでしたが、本当にうれしく思っています。
これからも精進して、座長を支え、劇団を支えていければ、と思っています。
ちからをつけていきたいです。どうか、よろしくお願いいたします」
そして、若丸座長はつぎに颯貴くんをご指名。
颯貴「お父さん、お誕生日おめでとうございます。
今年は前歯をおることがないようにしてください」(爆笑)」
山田さん「おめでとうございます。初めて副座長と組んだのは≪クランド≫のお芝居でした。
ぼくがやることについてわがまま言うんですけど、副座長はどうぞやってくださいと、
言ってくれはったんです。終わって挨拶に言っても、全然嫌な顔をせずに。
僕にとってはなんでもいう事を聞いてくれるひとです。これからもよろしくお願いします」
京香「お兄ちゃん、お誕生日おめでとうございます。
お兄ちゃんが劇団に入ったのは中学三年生のときで、
私に2匹のちいさな亀を託して行きました。
そのちいさな2匹の亀は今、大きくなっています!私たちも頑張りましょう」
紗助くん「副座長、おいしい役をありがとうございます。
これからも頑張ってまいりましょう!」
若丸座長「副座長にこれ以上、望むものはありません。
座長の下、みんなの上、そういう立場にあって、
みんなのことを取り持って、裏でもたくさんの仕事をしてくれています。
都の副座長でいてくれて、よかったなあとこころから感じています。
これからもそばにいて、面倒をみてくれたらうれしいですが、
さっそく、英樹から英樹(海吾くん)というトレードがあって、
たいへんだと思いますが・・・」
延々と祝辞から話が広がり、子育て、子づくり、そして下ネタも入り・・
メモとってなかったので割愛します(笑)
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のちほど、追記ありです。しつこく、すみません^^
(公演の感想をすこし)
大衆演劇って、本来雲の上の存在である役者さまとファンとの距離が、めちゃめちゃ近いじゃないですか。
いつから、お見送りシステムが始まったのか知らないけれど、あれは画期的だと思います。
私なんか、Lで瞬殺されてから松山ケンイチさんのファンになって12年だけれども、
その距離は全く変わらないですし、ファンのひとりとして認知もしていただいてない(笑)
それどころか、松山さんは≪ファン≫という言葉を絶対に使わず、≪お客さん≫と呼ぶ、そのせつなさ(笑)
裏を返せば、松山さんはファン、と呼んで、甘えるのが怖いのかな、と思ったりもして、ストイックだなあと思うけど、
ひとこと≪僕のファン≫と呼んでくれたら、どんだけ幸せか(笑)
いきなりタメ口で話すひとは例外として(笑)、お見送りシステムで、座長や座員さんたちとの距離が
少しずつ近くなるのが、大衆演劇のファンたる醍醐味。
これはもうね、ファンであることのご褒美ですよね、まじで。
こんなシステム、ほかにあります? あったら教えてほしいです。「へえ」って驚きますから(笑)
で、ファンというのはいくら近づいてもファンであるがゆえに、ある地点を超えられないじゃないですか。
だって立場がちがうんだもの、当たりまえ。そこを勘違いすると悲劇(笑)
まあ、自明の理をくどくど書きましたけど、
いったい、何が言いたいのか?
若丸座長の愛ですよ。剛さんと、剛さんのご家族と、ファンにたいする。
副座長の剛さんはいつも明生座とか花園会館とか、湯迫とか、ちいさな舞台でしか誕生日公演を開けてなくて、
そのことにたいする若丸座長の愛情が、きのうの、呉服座1月、に現れていると思うんですけど、
相反する愛情として、
湯迫でするからこそ、剛さんのご家族が総出で祝える、というね。
ご家族のご負担を思うと、湯迫がいいのかなと思うのだけれども、役者としては大きな舞台で
力いっぱい誕生日にさまざま表現したく、させたく、なるかな?
座長もずっと役者としての幸せをも考えたんだな、という。
そしてファンへの愛情、というのは、
剛さんのご家族と一緒に、剛さんの誕生日を祝えるということで。
それは、MJの掛け声にも現れてました!
>生んでくれてありがとう、
後ろを振り返っていうというの、
これはもう、舞台と客席後ろのお母様たちのなかに、
私らもすっぽりと存在するのを許可されたというか。
誕生日のこの日、さまざまな立場を超えてひとつになれるという瞬間を、
若丸座長が与えてくださったと思うのです。
看過できない、奇跡の瞬間ですよ、われら、ひとつだー、剛さんを祝う!ということにおいて。
当たり前のことと思うなかれ、やっぱり、大衆演劇の誕生日公演の持つ意味は大きいし、
若丸座長がご家族がどこに座られているかの確認に始まり、
なんども、剛さんのお母様やおばあさまたちに、
「どうでしたか?」と言葉をなげかけられたこと、
ご家族が両手で大きなわっかをつくって、大成功!の
意思表示をなさるのが、素晴らしかったです。
若丸座長が、自分の、だけじゃなくて、≪家族≫を大切に、いとおしむこころが、
あの瞬間瞬間にこころにしみました。
で、舞台の中身なんですけど、お芝居が素晴らしすぎた!
愛情と、お芝居としてのクオリティの高さに感動しました!
だから、休憩時間、落ちあうために階段のところに出て、
東京の剛さん大ファンのMIちゃんの姿を見たとき、
感極まって涙ぐんでしまったのです(恥ずかしい^^)
剛さんは座長をはじめ、みんなを適材適所にひきたてる配役でした。
颯貴くんとひかるさんが夫婦だなんて、面白すぎるじゃないですか、それに至るまで。
星矢さんは鉄板の卑怯な男(背後から斬るのは星矢さんの十八番?すみません)
お芝居のなかで、セリフの意味としてですよ(正確に覚えてなくてごめんなさい)
>5年前憧れた親分(キャプテン)の姿が、今は兄貴(若丸座長)、まさにあなたです。
お芝居の中で、若丸座長への想いが現れていると思いました。
あらすじには書いてないけど、最後、その若丸座長(忠次郎)に、またこんなことがあるかもしれない、と、
一家を再興してくれと頼み、自分は忠次郎が今までに背負ってきた凶状と今回の凶状を背負って、
旅に出るんです。
ここで若丸座長を役として立てること、自らが主役として物語を終わらせる責任感が全うされていると思いました。
そして、さらに、キャプテンを親分として描くとき、勢力を拡大する親分なのではなくて、
何事も起こらない土地柄ならば、やくざなんていなくていいんだと、一家を畳もうという生き様のすばらしさ!
だからこそ、忠次郎はそんな親分の背中に憧れ、男修行の旅にでるし、
弥一は親分のそばから離れられなかったという、この素晴らしい、ひとびとの気持ち。
完璧に描けてました、たった1時間のなかに、
あの面白くて仲のいい夫婦たちと一家のひとたちの平和な時間、悲劇、再生が描かれていて、
大衆演劇における秀作として、取り上げられていいんじゃないの?と思いましたよ。
今まで喧嘩するなと言われていた弥一が凶状を背負って旅立つというので、
忠次郎が、≪いのちを大切にして、無事に戻ってこいよ≫という内容のセリフを最後に言われるんですよ。
もうね、たまらん、若丸座長の優しさがあの一瞬に、嘘ではない言葉となって、せつなく、愛情深く、
胸にじいんとしみこみました。
あーー、こんなに素晴らしいお芝居の世界のなかに引き込んでもらえて幸せでした。
だからこそ、若丸座長は剛さんに大きな舞台で上演させてあげたいという気持ちでいっぱいになるんでしょうね。
舞踊ショーの感想をあれこれ書きたいけど、力尽きました(笑)
剛さん、女形はしっとりと、若丸座長とはまた別のジャンルの美人さんでしたよ。
そして、白地の、胸元から縦に両側に銀いろの模様がはいった裃姿、銀色の長い髪での舞踊が、
美しすぎました! なんてフォトジェニック!と溜息出ました。
お近くにお友達がいらしたら、なんとしてでもあのお姿の写真を見せてもらってくださいね!
たぶん、書き忘れたことを、のちのち思い出すかも、と思いますが、ここらへんで。
6000文字も書いてしまった(笑)
いろいろ、勘違いや不手際、あるかと思いますが、伏してお詫び申し上げます。
ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございました。