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エチゼンクラゲの重さで?銚子沖で漁船転覆

2009-11-02 | 気になったニュース


エチゼンクラゲの重さで?
銚子沖で漁船転覆


 30日午前9時頃、千葉県銚子市犬吠埼の沖合約10キロで、操業中の銚子漁協
所属の漁船「第三新昌丸」(9・85トン)が転覆し、大塚隆志船長(57)ら乗
員3人が海に投げ出された。

 いずれも近くの僚船に救出され、銚子市、仲内由松さん(62)が顔に軽傷。

 銚子海上保安部によると、漁船は同日午前6時頃、銚子漁港を出港し、底引き網
漁をしていた。大量のエチゼンクラゲが網にかかっており、網を巻き上げる際にバ
ランスを崩した可能性があるという。

 エチゼンクラゲは、最大で傘の直径2メートル、重さ200キロ・グラムを超え
るまでに成長し、世界最大級と言われている。
                   (読売新聞ーgooニュース)

■エチゼンクラゲ■

エチゼンクラゲ(越前水母、越前海月、Nemopilema nomurai)は刺胞動物門鉢虫綱
根口クラゲ目ビゼンクラゲ科エチゼンクラゲ属に属する動物である。大型の食用ク
ラゲの1種で、傘の直径が2メートル重さ150キログラムになるものもある。体色は
灰色・褐色・薄桃色などの変異があり、日本では人が刺されたという報告はほとん
どされていないが、最近の研究では毒性が高めであることがわかった。

また、体の90%以上が水分である。東シナ海、黄海、渤海から日本海にかけて分布
する。ときに大量発生すると漁網を破るなどの被害を与えることがある。ビゼンク
ラゲなどとともに食用にされる。

エチゼンクラゲには国内に食用加工の歴史がなく、出現も福井県(越前国)に限ら
ず日本海沿岸全域にわたるものであるが、1921年の12月に福井県水産試験場から当
時の農商務省の岸上鎌吉博士の元へ標本が届けられて、初めて他とは違う種類であ
ることがわかったことと、ビゼンクラゲに似ていることから、この名がつけられ
た。学名のnomuraiは、当時の福井県水産試験場長の野村貫一氏の姓から取られた

本来の繁殖地は黄海および渤海であると考えられており、ここから個体群の一部が
海流に乗って日本海に流入する。対馬海流に乗り津軽海峡から太平洋に流入した
り、豊後水道付近でも確認された例がある。

近年日本沿岸で大発生を繰り返しており、巨大な群が漁網に充満するなど、底曵き
網や定置網といった、クラゲ漁を目的としない漁業を著しく妨害している。またエ
チゼンクラゲの毒により、このクラゲと一緒に捕らえられた本来の漁獲の目的とな
る魚介類の商品価値を下げてしまう被害も出ている。1958年、エチゼンクラゲが
津軽海峡まで漂い、時節柄浮遊機雷と誤認されて青函連絡船が運行停止になった
ことがあった。古くからクラゲ漁を行っていない地域では、販路の確保や将来の
漁獲の安定の見込みもないままにクラゲ漁用の漁具や加工設備を膨大な投資を行っ
て整備するわけにもいかず、苦慮している。

大量発生の原因として、産卵地である黄海沿岸の開発進行による富栄養化、地球温
暖化による海水温上昇、日本近海の沿岸開発による自然海岸の喪失でクラゲに適し
た環境になった。などの説が挙げられている。特に三峡ダムなどの開発が原因では
ないかという仮説が立てられており、国立環境研究所などが検証を始めている
また、魚類の乱獲によって動物性プランクトンが余ってしまい、それをエサとする
エチゼンクラゲが大量発生、さらにはエチゼンクラゲの高密度個体群によって魚の
卵や稚魚が食害されて、さらに魚類が減るという悪循環のメカニズムになっている
のではないかとの指摘がある。いずれも仮説の域を出ておらず、今後の研究の進展
が待たれる。

なお、福井県では「エチゼンクラゲ」の名称が報道される度に福井県産の海産物の
イメージダウンになることを危惧して「大型クラゲ」などと言い換えをするように
報道各社に要望している。
                        (wikipedia)


「エチゼンクラゲ」は前から興味がありました。
2メートルの傘のクラゲが大量に浮いている光景、すごくないですか? 
漁船転覆との報道、びびりました。ちょっと調べてみましたが・・。(汗)
漁船を転覆させちゃう恐ろしさったら、
「海のトリトン」のクラゲより怖い!!!

>本来の繁殖地は黄海および渤海であると考えられており、
>ここから個体群の一部が海流に乗って日本海に流入する。

はるかな旅なんですけど、誰にも歓迎されないですよ。
その繁殖の要因として、

>産卵地である黄海沿岸の開発進行による富栄養化、
>地球温暖化による海水温上昇、日本近海の沿岸開発による
>自然海岸の喪失でクラゲに適した環境になった。
>などの説が挙げられている。特に三峡ダムなどの開発が原因では
>ないかという仮説が立てられており、
>国立環境研究所などが検証を始めている

黄海とか渤海とかが出てきたと思ったら、三峡ダムの名前まで!!
赤壁の戦いの赤壁という文字が水に沈むという、三峡ダム~!!
なんてワールドワイドなんでしょう。
そりゃ海はつながっているからね、
そうそう、空だってつながっているので、
環境破壊に国境はないんですよね。
今さらながら、運命共同体であることを思いますね。
我等、ひとつの船に乗った乗組員と同じなんだもの、
喧嘩してたら船が沈みますよね・・・って、
エチゼンクラゲはどこに行った???笑

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4 コメント

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Unknown (KS)
2009-11-02 19:20:15
樹さん、こんばんは。

エチゼンクラゲの事は数年前のニュースで
知ったのですが、相変わらずお邪魔の様ですね。
どこの地域だったか忘れたのですが
網にかかって迷惑だったエチゼンクラゲを
どうにか役立てられないかと、アイスに入れたり
して商品化を試みていた映像があったよーな
なかったような(曖昧)

漁師さん達にとっては死活問題。
これも温暖化の影響でしょうかね?
全て人間が居なければ生態系も破壊されなかった。
人間がいなくなれば・・・
LcWの九条になっていませんか?私(笑)

ああ、スレチでしかも遅かったですが
L、お誕生日おめでとう。

というシメでいいでしょうか?(笑)
返信する
Unknown (fan)
2009-11-02 19:58:41
銚子に反応しましたー!
成田から1時間ちょっとでいけます・・・。
怖いですねぇ。。。転覆なんて。

先日、成田付近の山の中を車で走ってたんですが、
猫か狸かが横切って、ひいてしまいました。泣
凄く申し訳なくてずっと心に引っかかっています。

人間と地球上にある全てのものが上手くいくことって難しいのかな。
返信する
KSさんへ ()
2009-11-03 10:45:01
せっかく書いたレスが飛んでしまいました、うるうる。

こんにちは、KSさん。
アイスクリームって、美味しいんでしょうかね?
おいしかったらナタデココみたいにブームになっていますよね。
姿を想像してしまって、なかなか大ヒットには繋がらないかもしれませんが、
そういう食材は冗談抜きに、早急にメニュー化が待たれますね。
他人事と思っていると、ほかのことでいつ身近になるかわからないので、
じっくり考えなきゃです。

Lたんのお祝いありがとうございます。
類Lにはお伝えしておきますね!!!
返信する
fanさんへ ()
2009-11-03 10:47:11
こんにちは、fanさん。

事故のことでびっくりしてしまいました。
動物は痛ましいですが、
fanさん、大丈夫でしたか。
こころのなかで手を合わせるしかないですよね、
突発的なことには対処できないですから。

温暖化問題もそうですが、これからさまざまな新しい現象が出てきて、
対応を迫られることもおおいかもしれません。
人間の科学と叡智が試されるのでしょうね。
返信する

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