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松山ケンイチ特集・ピクトアップでまず最初に・・・2007-12-20

2009-11-12 | 松山ケンイチ
(2007-12-20付記事再掲載しています)


松山ケンイチ特集
ピクトアップでまず最初に・・・


ピクトアップでまず最初に何を読みましたか? 
私は最初、うららさんお薦めのDMCと
カムイの記事を読もうと思ったのに、
中田監督を素通りできなかったよお。

ごめんなさい、
やっぱりLヲタなので、
Lに関する重大なことは
素通りできなかったのです。

松山くんのインタビューすら目を通さず
中田監督の話に飛びついてしまいました。

>拗ねたような顔つきと手足の異様な長さ、
>それにどこか反抗心がありそうなところが、
>在りし日の松田優作を彷彿とさせてね。
>彼と一緒に仕事がしてみたいと思いました。
>今回の作品も松山君にたいする興味が一番強くて
>引き受けたんです。

まず俳優ありき、というのは
私たちが映画を監督で「見る見ない」を決めるのと
似ているのかもしれません。
今まで監督のこと、よく知らなかったけど、
たとえば金子修介監督や、
たとえば山口雄大監督や、
たとえば萩生田宏治監督・・
あの監督といえば、あの映画が浮かんでくる・・
そんなふうに松山くんの出演作を通じて
こつこつ映画の見方を勉強させてもらったような
気がします

私の今年のヒットはもうひとり、
三池崇史監督ですが
スキヤキウエスタンジャンゴとクローズZEROと・・
かっこいい映画ってありだよな!
そう思わせてくれた大好きな監督。

>デスノートのイメージを壊さないようにして作ると、
>結局はデスノートの2番煎じになってしまう。
>そのへんのことは、僕自身、一連の「リング」ものを撮ってきて、
>経験で分かっていることなんでね。
>そういうことをしてはだめなんです。

>松山くんにはLというキャラクターに深い愛情とこだわりがある。
>だからどうしてもデスノートのLを守ろうとする意識があって、
>ちょっとしたディテールにも「Lはこうじゃない」という
>ひっかかりがあったんです。その気持ちは僕も理解できるし、
>監督として、真摯に受け止めなければならない。実際、彼の
>意見にしたがってセリフを変えたところもありますしね。
>ただ、まったく新しい物語に向き合ったときに、Lがどう行動
>するかの想定を、すべてデスノートに求めることはないとは
>言いました。なにも最初から180度違うLを観せるわけではなく、
>物語の流れの中でLが変化していくんだと。


この部分で私は泣いてしまいました。
世界中の誰より、松山くんこそが、Lを護ってやれるひとなのです。
私たちがLを待ち焦がれている間、
松山くんがどれだけの想いでLの矢面に立って、
Lをかばってくれたのでしょう。
Lを支えてくれたのでしょう。
松山くんがきっとLに「大丈夫だから」と説いてくれたに違いないのです。
松山くんがLのこころを代弁してくれたからこそ、
Lが成長を遂げてゆけたのです。

>お客さんの多くは、Lが避けられない運命に
>あることを事前に知っている。
>だからといって「どうせ運命には逆らえないんだろ」
>とあきらめの気持ちで観るのではなく、
>「なんとか運命に逆らってほしい」という想いをもって
>観てもらえたら嬉しいですね。
>僕がこの作品でLを外へと解放したのは、
>Lの生きる輝きを撮ることだったわけだから

わーーん、中田監督!!
私を泣かすな!!

過酷な運命を受け入れたLを
もう一度いのちの輝く瞬間に立ち合わせ、
そして暗転、
またその運命にもどしてやらなければならない、

・・・・・・・涙、

監督と松山くんはどうやって
Lに納得させていったのでしょう
愛するLをまた運命の女神の腕に委ねたのでしょう

・・・・・・・涙、

松山くんが愛するLと創りあげた作品を
祈るように観たいと思います


松山くん、Lを護ってくれて
ありがとうございました

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17 コメント

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Lをかばってくれてありがとう (かずみ)
2007-12-20 01:43:06
>Lをかばってくれたのでしょう

この樹さんの言葉にめちゃくちゃ同感しちゃいました。

なんて言うかね、
上手く言葉に出来ないんだけど

私も今日ピクトを読んで凄く感じたのは

映画を見てる私達ってデスノートのLが好きなんですよ。

でも監督さんの意向は、そんな私達を上手く裏切る事が出来たらって気持ちが強いじゃないですか。
デスノートのLと一緒だったら二番煎じになるって・・・

でもね、それでLのイメージから遠ざかってしまって、Lが別人になってしまったら
それはそれで面白いのかも知れないけど
駄目なんですよ!!

あくまでLはLであって欲しいって思うんですよね。
Lであると言う軸がぶれる事なく、Lの変化を表して貰えればって・・・

それをケンちゃんは凄く思ってくれてて
監督さんにもぶつかって行ったんだと思うと
ケンちゃんのLに対する気持ちが、そして愛情がもの凄く感じられて嬉しかったんだ。

いつも役を演じる上で大切にしてるのは監督の意向って言ってるけど、それでも監督とぶつかってくれて
ありがとうって言いたい。

監督さんの映画作りへの冒険?にもLに対する気持ちが伝わってくるけど、
その方向を修正してくれたのはまぎれもないケンちゃんだったんだってさっ。

そしてそれが出来たのもケンちゃんだけだったんだろうなって。

まだ映画を見て無いから分からないけど
ケンちゃんがLを護ってくれなかたら
ママチャリどころかもっとあり得ない事をLがやっていたんだろうなぁ。

監督さんとケンちゃんと小説と、お互いぶつかって譲り合ってくれたおかげで
きっとギリギリのラインで絶妙なバランスの最高のLになっているのを

早く観たいね★


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Unknown (うらら)
2007-12-20 02:30:24
樹さん、こんばんは♪
ピクト読まれましたか!!樹さんは絶対Lを素通りできないって思ってました(笑)
今回の特集では、これまでのどの雑誌よりも深く、Lについて語ってくれてますね。
松山くんも中田監督も。

私もかずみさんと同じく、
「松山くんがどれだけの想いでLの矢面に立って、
Lをかばってくれたのでしょう」
っていう樹さんの言葉に同感です!!
Lを誰よりも体感して、知り尽くしている松山くんだからこそ、
絶対に妥協しなかったんでしょうね。
そんな松山くんの在り方がとても嬉しかったです。
松山くんに守られて生み出されたL、楽しみに待ちたいです!
返信する
かずみちゃんへ ()
2007-12-20 07:56:30
おはようございます。
・・・・泣けちゃいました。
皆同じなんだなって。
Lはやっぱり特別なんだよ。
ほかの役は私達に
見せてもらうもの・・
今度はこんなひとなんです、って
紹介してもらうものですよね。
私達は受け入れるだけだし、
その未知の人を
ようこそいらっしゃいましたと
そのひとに握手の手を
差し伸べるだけなんです。

だけどLだけはちがう・・・

Lはほとんどの私達が
松山くんに出会ったひとであり、
松山くんでなくて、

まずLがそこに立っていたのだもの

松山くんを知る前に、
私達はLという人間の内実を
見てしまった
そして普通なら一期一会で終わるはずを
前編、後編という機会で
更に深く関わることができたから
関わったのだと思う

だから私達にとってLは二度と現れない、
特別のひと

>過酷な運命を受け入れたLを
もう一度いのちの輝く瞬間に立ち合わせ、
そして暗転、
またその運命にもどしてやらなければならない、

私はこのことがとても辛かった
どんなに輝いても
輝いても
Lをそのときにもどしてやらなければならない

松山くんは私達なんかよりずっとずっと辛かったと思う

Lとして外に飛び出し
電車に乗り
全力で走って
Lの感動を焦燥を達観を
悔しさを味わって
最後は夜神さんとのあの場所に戻るのだから

かずみちゃん、
自信がないんだよ
ちゃんと見届ける自信がない

だからL図書のみんなには
私の側にいてほしい
一緒にLを見ていてほしい・・・
返信する
うららさんへ ()
2007-12-20 08:15:57
うららさん、おはようございます。
わーーん、もう、ぐちゃぐちゃだよ。
なんでこんなに弱いんだろう。
泣いたりせずに
Lを見つめてあげられないんだろうって、
自分がいやになります。
Lの誇らしい姿をやきつけなきゃ
いけないんですよね、
Lがにんげんとして輝いた瞬間こそを
こころに刻まないと

中田監督の思いも痛いほどわかります
Lと関わったからには
監督だって無傷ではいられなかったと思います
こころにさまざまに去来するものがあったと
思います
だって大切な預かりものですものね
松山くんですら
最終的にはLを監督に預けなきゃならなかったのだから
この時期にこういうインタビューを出すのは
監督と松山くんからの私(たち)への課題なのかも・・
そんなふうに思います

きちんとLの生き様を
こころを落ち着けて見てあげなさい・・

ううう、今日はムリだから
たぶん明日もムリだけど
一日 一日 頑張ります

松山くんと監督には
お疲れ様でしたと
ありがとうございましたと
今はそれだけを伝えたいです

返信する
Unknown (fan)
2007-12-20 09:33:33
いろんな葛藤があって、沢山の愛を受けて、Lが出来上がったんですね。
キャラクターだって、きっと監督や俳優の愛がなかったらただ薄っぺらいものになってしまうんですよね。
今回は、監督のインタ読んで、どんだけ愛されてるんだーー!!って思いました。
それだけでも見る価値あります。
守ってあげたり、新しいことをさせてあげる、色んな勇気の塊。Lファンの事考えて作り上げたL。
うーーー!泣けてくる。
完結なんてしないでほしい。やっぱりLは生きてたって・・・ダメですよね?!わがままですよね?!
でも、せめて心の中には永遠に生きてるって思わせてください。
返信する
Unknown (SS)
2007-12-20 11:02:06
えーん。
私もピクト読んで、あまりのみんなのLへの愛情の深さにつくづく涙してしまいました。。
まつさんが、しっかりと愛情をもって、護ってくれたんですね。涙が出るよ。

きっと、私の勝手な意見ですけど、今回のLは最期を分かっていて、その直前が故の生の輝きではなく、Lの未来に続かんばかりの、大いなる気づきと輝きだったろうから、余計にその運命に戻さなくてはならないのは辛いんだと思います。ていうか、私はそれ考えちゃって辛いんだ。。
でも、やっぱり輝いてるLは本当にこころから観たい!!
あー、支離滅裂でごめんなさい。動揺が。。

とにかく、まつさんが一生懸命Lへの思いやりと思い入れをもって、監督やプロデューサーと意見を交わしながら、作り上げていってくれたこと、このことにひたすら感謝です!!

やっぱりまつさんが一番の理解者なんだよね、Lの。
返信する
Unknown (れいちぇる)
2007-12-20 14:21:45
かずみさん、うららさんも引用していましたが樹さんの
>Lをかばってくれたのでしょう
という言葉には、感動し、同感し、うんうんと頷くばかりです。
小説を読んでから、Lの前では毅然としていたいけど弱くなっていく自分を感じます。そしてそのLをぎゅっと抱いて愛情を注いでくれた松山くんに多大なる感謝を捧げたいです。監督も佐藤PもLと松山くんを信じてこの映画を作り上げたにちがいありません。

「お客さんの思うLを守りたかった・・・」

こんなこと言われて・・泣かずにはいられない!!
返信する
Unknown (藤原)
2007-12-20 19:43:59
私も 松山君がえるにこだわって 監督やプロデューサーに頑張って意見した事

頑張ったねって思います

仕事上の上司にあたる方に新人俳優が意見するのは

大変な勇気が必要です

(松ケンはあまり考えては無かったかな(笑)

えるの生死を思う時 どうしてもやりきれなさを感じますが

樹さんのお言葉通り

私も松山君がえると手を繋ぎ これで良い?

と 一つ一つ聞きながら 横に居るえるの目を見ながら話を進め 演技を作りあげたように思えます

原作だとえるの死は謎のままに見えるし希望もあるのになあ(悲)

返信する
fanさんへ ()
2007-12-20 20:45:56
松山くんは中田監督に逢えて
本当によかったですね。
もしも監督が自分の映画だからと
強硬に押していたら、松山くんは
とってもつらい気持ちのまま、
Lを生きなければならなかったことでしょう。
松山くんの疑問や試行につきあってくださるかたでよかった。
朝はずいぶん取り乱していました。
すみません。
ようやく少し冷静になれました。
Lは永遠ですよ、fanさん。
私達が生きている限り、Lは完結しません。
PC上で私達とLは等価ですよ!!

返信する
長文失礼します (まよ)
2007-12-20 20:54:39
樹さんこんばんは☆

私もです。私も中田監督のインタビューを一番先に読みました。「僕がこの作品でLを外へと解放したのは、Lの生きる輝きを撮ることだったわけだから。」この最後の言葉に泣かされました。そして松山くんの、Lとお客さんに恩返しがしたかったという気持ち。この言葉になんだか救われたような気がします。ありがとうって気持ちですね。松山くんがLと向かい合ったように、私たちもLと向かい合わなきゃいけないな、と思いました。でもやっぱりせつない・・・



実は本日、SSさんのボスの展覧会「空気の家」にやっとこさ行ってきました!(友人二人を引きつれて^^)

天井から、ひらひらふわふわした虹色のオーガンジーが垂れ下がっていて、

それが、歩くときに起こるわずかな風でフワーッと動いてとっても綺麗でした。空気の動きが目に見えるようで楽しくて、くるくる回りながら歩いてしまいました♪暖かくてふわふわした気分になって、自分も空気に溶け込んじゃうみたいに居心地が良かったです。SSさんが仰ったように、本当に虹の中を歩いているようでした。オーガンジーが綺麗だったなぁ。「スーパーオーガンザー」の技術すごいです!

そして皆さんが感動された集合住宅の模型も展示されていました!まさかあの模型が間近で見られるとは思わなかったので嬉しかったです~☆あまり時間がなくてゆっくりできなかったので、また明日行きたいと思います。しっかり記帳もしてきましたよ(笑)友人が横にいたので本名で書いてきました。



以上、行ってきたよ!というご報告ということで・・・表現力のなさに自分でがっかり。少しでもみなさんに雰囲気が伝われば良いのですが・・・うぅ

樹さんからSSさんによろしくお伝えしてもらっていいですか?貴重なスペースありがとうございました☆
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