松山ケンイチ登場≪宮本から君へ≫第五話

松山ケンイチ登場
　　≪宮本から君へ≫第五話


リアルタイムで観れなかった第五話、やっと観ました。

不器用に生きてる、なんて軽々しく言えない宮本。

世代が違うから、そのデリケートな心情というのを

思い計ってあげることができないのだけれど、

星田さん演じる上司と奥さんは優しいなあ、と思った。

きっと、大阪弁だからいいんだろうなあ、などという、

本質とはちがうところで、肌触りのよさを感じた。

あれ、標準語だと難しくない？

暑苦しさ、あったかさの、境界線上のあのご夫婦、

いやしかし、宮本は恵まれてると思うよ。

あれだけ想いを受け止めてもらっても、まだ吹っ切れない宮本ではあるけど。

≪ゆとりですがなにか≫と似てると思ったドラマ、

いやいや、まったくちがってた。

≪ゆとりですがなにか≫は仲間とまったく、齟齬なく、まとまってられて幸せだったよ、

それぞれに境遇はちがっていても。

宮本はあのなかに入っていけないな、きっと。


でも、純愛一直線とか、いじられつつも、ちゃんと自分のことを話せる環境でよかったやん、という。

寄り添うのはしんどいけど、

このしんどさはいやなしんどさじゃあない。

青年時代に生き方に純文学があるというのは、素晴らしいことだから。

周囲から浮いても、へたを打っても、負けるな、宮本。


そして、やっぱり池松壮亮くんは名優だ！！！



と、ひとりごちてたら、神保役で松山さん登場。

やり手の営業マン、

しかも設定が面白い、退職するから引継ぎだって。

引継ぎじゃなくて、相棒だ、みたいに名刺をくばって、

もう一度、神保が退職して引き継ぎましたと、名刺を配れるだろうと。

そこだけで、無駄にトシくってる私はなるほど、と感心した（笑）

おまけに、朝ドラ≪マッサン≫に堤真一さんの息子役で出演してた男子、名前忘れたけどライバルで登場、

お菓子一つもらっちゃいけないのね、ってまた、トシ食ってる私は感心。

そして、ライバルを直視しつつ、神保がめったギリにする痛快と、

それをふつーに受け止めるライバルの、この生存競争ライバル競争のし烈さに、

宮本、まじで、ほんと、あんたどうするよ、

と思ってたら、予告編で、案の定、めっちゃもがいてる。


松山さん、またこの役のために、随分と勉強して備えたんだろうなあ。

こういう、若いのにやり手の営業マンなんて、今までになかった役だから。

あの営業スマイルにはびびったけど、メイキング映像にほっとした。

まじ、ほっとしたよ＾＾


明日、深夜が楽しみだ。