(既出:2007-08-22 )
松山ケンイチの
第一期を総括しつつ、
最新の輪郭を
描き出す会話を試みた。(switchより)
2007-08-22
どこのブログさんでも
そうなのかどうか、は定かでない。
なんか、松山くんの記事を総括するのが、
すごく難しくなってきている。
目前に迫った映画だとか、
ドラマだとかがある場合は、
いわば、彼と私たちの間に
トランプの札のように、
誰が見てもその意味を取り違えようのない、
共通の認識が存在する。
なのに、どうだろう、
彼がいったん抽象的に語り始めると、
とたんに、
おきざりにされてしまいそうな;
そんな不安に駆られるのだ。
だからちょっと安心できる、
ほっとするよな発言を拾い集めました!!
お芝居の話だけで言うと、僕はスキルだとか
自信がどうのっていう考えは一切ないんです。
なぜかというと、上手いということが役者にとって
必ずしも得ではないと思っていますし、
もう、ほんとに素人みたいな発言ですけど、
≪みんなちゃんとお芝居してるじゃん≫って。
≪このひとだめ、あのひといい≫みたいな、
そういう目で見ることができないんです
(誰からの演技に感銘を受けたりもない?)
なくはないです。でもみんな
上手いといえば上手いし。何て言うか、
自分は誰にも勝てないけど誰にも負けないとも
思っているんです
(自信を持つ瞬間もまったくない?)
いえ。普段の生活にはあります。
今の自分の生き方については自信があるし、
百パーセントで生きているとも思っています。
(今、長期の休暇がほしいとか思いますか?)
強くはないですけど、極端に
仕事がつまっているとマネージャーにワーッと
言うこともある。でも今は必要だと思うから
僕もやってるし、投げ出してしまうことで
損をしたくない気持ちのほうが強い。
僕は結局いただいた仕事が目の前にあるから
やっているだけなんです。ひとつの作品に
関わっている最中は、そこに意味とか
求めないし、考えない。それこそずっと
オンの状態。だからそこにカッコいい理由とか、
正直そんなにないんです。
(これまでの自分の発言に後悔したことは?)
ないです、と言うか、僕は
物事に後悔しても二時間後ぐらいには
思考回路が全部切り替わるんですよ:
意識的に引っ張らないようにしているんじゃなく、
勝手にそうなる。本質と言うか性格だと
思います。本能的に逃げているのかもしれない
けど、とにかく切り替えが早い。でも
雑誌の取材は後から読み直して自分のことが
わかる感じです。
≪こんなことを考えていたのか≫とか、
≪今は違う≫とか。僕は友だちとか、誰かと
話すときに自分のことを話さないから
取材で確認することが多い。だからすごく
重要だと思っています
以前は芸術は苦しみからしか
生まれないと思っていたんです。でも最近は
感じるものはすべて芸術に思えてくる。
たとえば丸まって転がっているこれ
(卓上をふいたティッシュを指して)を
見て何かを感じたら、
もう芸術なんじゃないかと
switch,
YMOの特集、組んでいます。
懐かしかったけど、
それより何より
マット・ディロンが
あまりに歳重ねているので
椅子からLみたいに落ちそうに
なってしもうた。
こんなとき、いやなのが
思い出す言葉、
映画≪ベニスに死す≫で
アッシェンバッハが言われる・・
「老齢は不純だ」
不純なのか?そうなのか?(泣・笑)
松山ケンイチの
第一期を総括しつつ、
最新の輪郭を
描き出す会話を試みた。(switchより)
2007-08-22
どこのブログさんでも
そうなのかどうか、は定かでない。
なんか、松山くんの記事を総括するのが、
すごく難しくなってきている。
目前に迫った映画だとか、
ドラマだとかがある場合は、
いわば、彼と私たちの間に
トランプの札のように、
誰が見てもその意味を取り違えようのない、
共通の認識が存在する。
なのに、どうだろう、
彼がいったん抽象的に語り始めると、
とたんに、
おきざりにされてしまいそうな;
そんな不安に駆られるのだ。
だからちょっと安心できる、
ほっとするよな発言を拾い集めました!!
お芝居の話だけで言うと、僕はスキルだとか
自信がどうのっていう考えは一切ないんです。
なぜかというと、上手いということが役者にとって
必ずしも得ではないと思っていますし、
もう、ほんとに素人みたいな発言ですけど、
≪みんなちゃんとお芝居してるじゃん≫って。
≪このひとだめ、あのひといい≫みたいな、
そういう目で見ることができないんです
(誰からの演技に感銘を受けたりもない?)
なくはないです。でもみんな
上手いといえば上手いし。何て言うか、
自分は誰にも勝てないけど誰にも負けないとも
思っているんです
(自信を持つ瞬間もまったくない?)
いえ。普段の生活にはあります。
今の自分の生き方については自信があるし、
百パーセントで生きているとも思っています。
(今、長期の休暇がほしいとか思いますか?)
強くはないですけど、極端に
仕事がつまっているとマネージャーにワーッと
言うこともある。でも今は必要だと思うから
僕もやってるし、投げ出してしまうことで
損をしたくない気持ちのほうが強い。
僕は結局いただいた仕事が目の前にあるから
やっているだけなんです。ひとつの作品に
関わっている最中は、そこに意味とか
求めないし、考えない。それこそずっと
オンの状態。だからそこにカッコいい理由とか、
正直そんなにないんです。
(これまでの自分の発言に後悔したことは?)
ないです、と言うか、僕は
物事に後悔しても二時間後ぐらいには
思考回路が全部切り替わるんですよ:
意識的に引っ張らないようにしているんじゃなく、
勝手にそうなる。本質と言うか性格だと
思います。本能的に逃げているのかもしれない
けど、とにかく切り替えが早い。でも
雑誌の取材は後から読み直して自分のことが
わかる感じです。
≪こんなことを考えていたのか≫とか、
≪今は違う≫とか。僕は友だちとか、誰かと
話すときに自分のことを話さないから
取材で確認することが多い。だからすごく
重要だと思っています
以前は芸術は苦しみからしか
生まれないと思っていたんです。でも最近は
感じるものはすべて芸術に思えてくる。
たとえば丸まって転がっているこれ
(卓上をふいたティッシュを指して)を
見て何かを感じたら、
もう芸術なんじゃないかと
switch,
YMOの特集、組んでいます。
懐かしかったけど、
それより何より
マット・ディロンが
あまりに歳重ねているので
椅子からLみたいに落ちそうに
なってしもうた。
こんなとき、いやなのが
思い出す言葉、
映画≪ベニスに死す≫で
アッシェンバッハが言われる・・
「老齢は不純だ」
不純なのか?そうなのか?(泣・笑)
いつも尊敬です
ところで最近樹さんにすごく影響を受けてるのですが、影響受けついでに自己紹介欄にある乙一氏の作品で(調べたら一杯あるので)一押しのあったら教えて欲しいです、よろしくお願いします。
この間のBUMPも聞いてまーす^^
思考回路が全部切り替わるんですよ
これが松ケンの前向きな理由なんですね。。
うらやましいな。
じめじめ引っ張らないところが。
写真の赤ニットはデイズドの買い取ったんでしょうかね・・・?よく似合ってます!
以前は芸術は苦しみからしか
生まれないと思っていたんです
この考えが変わったってゆうことがうれしいです。
松山くんの言葉にはいつも考えさせられますね。このSWITCHのインタビューも、柔軟な松山くんが垣間見えて、とっても良かったです。
そして写真も素敵でしたね♪改めて、細いな~、足長いな~と見入っちゃいました。私的にはハンチングを被った笑顔がどストライク(笑)
ハッとさせられっぱなしですが、一番強烈に
残ってるのは、これです。
>自分は誰にも勝てないけど誰にも負けないとも
思っているんです
自分は自分、人と同じではないってことですよね。
人と勝負ではなく、常に自分との戦い。
あの年頃でそんな風に考えることができる松山くんを心の底から格好いい!!と思いました。
私もがんばりまーす!
BUMP,聴いてくださって、
ありがとうございます。
BUMPの青っぽい純粋さがとっても好きです。
松山くんは停滞していないところが素敵ですよね。でも、どこへゆくのか、予測不可能???
コメントありがとうございます。貴女がひっぱってくださってる箇所、実に同感です。松山くんのインタビューは、未読の小説みたいにワクワクしますね。いつまでもそうであってほしいなと思います。ぜひ、また遊びにいらしてください。今度はぜひ、お名前教えてくださいね。
ナコさん指摘の部分、
深いですよね。
でも常に絶妙なバランスでたっていないと、自分を見失いそうです。
松山くんのバランスが崩れないように、と願います。
ありがとうございます^^
本も昔は読むの好きだったのですがいそがしくて読んでいませんでした
でもまた読みたくなって樹さんに頼ってしまいました
樹さんに甘えるのはとても心地がいいのはなんでなのでしょう?
甘えすぎないようにがんばります!ありがとうございました^^