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松山ケンイチ≪プロデューサー≫的に動いた主演映画≪ロストケア≫完成披露舞台挨拶

2023-01-21 | 松山ケンイチ





松山ケンイチ(37)が2日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画「ロストケア」(前田哲監督、3月24日公開)完成披露舞台あいさつに出席した。
 13年に出版された、葉真中顕氏の日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作を映画化するため、約10年、プロデューサー的に動きながら、この日、観客と一緒に初めて試写を見たという。

 「ロストケア」は、早朝の民家で老人と訪問介護センターの所長の死体が発見され、捜査線上に浮かんだセンターで働き介護家族に慕われる献身的な介護士・斯波宗典(松山)と、介護家族の厳しい現実を知り、法の名のもとに斯波を追い詰める検事・大友秀美の緊迫の戦いを描く。

 松山は「反応が見たくて、お客さんと見ていました。つまらないとあたまが動く…監視していたんですよ」と観客と試写を鑑賞。「(斯波の父正作を演じた)柄本明さんの、いっぱいの芝居で(観客の)はなをすする声が聞こえた。自分の感動する部分と一緒。皆さんの空気感の中で見られて、僕も感動した」と振り返った。

 前田哲監督は「10年前に小説を読んで…そうしたら松山さんから電話がきた。『こんな、おもしろい小説がある』と言ったら『読む』と言って」と、10年前に原作と出会い、松山と意気投合したエピソードを明かした。

 松山と初共演で、大友を演じた長澤まさみ(35)は「この作品を映画にしたいという思いを持って、動かれていた。プロデューサー的だった」と、この作品における松山を評し「(試写は)自分反省会的に見るので冷静に見られない。自分のいないシーンで、身につまされる思いをした。見るべき映画、見て欲しい映画と思いながら試写を見た」と、作品の感想を語った。

 松山は、この日、初めて作品を見たことに話が及ぶと「初めて見た? そうですね。何て言うんですか…どういう作品になるかという俳優的な目線より、お客さんがどう反応するか見たかった」。さらに「なぜ、10年もやりたかったのか…それは自分事になりうるから。皆さんの目の前に現れる問題になり得るから、まず共有したかった」と、介護の問題を描いた映画の意義を語った。その上で「(客に)伝わったと思うし。日本は平和だと言われているけれど、介護だけじゃなく日本には穴があり、そこに落ちる可能性がある。見たいもの、見たくないものと区別すると見なくて良い…でも、まず共有し、知ってもらいたいと思う」と熱く訴えた。

 舞台あいさつには、鈴鹿央士(23)戸田菜穂(48)加藤菜津(30)葉真中顕氏も登壇した。
                                                (日刊スポーツ)

朝、めざましテレビで、長澤まさみさんと松山さんがインタビューを受けてらして、
「まあちゃん」「ケンちゃん」とこれから呼びます、的なことを言われてました^^
というのも、前田哲監督と松山さんが「ケンちゃん」「てっちゃん」と呼び合う仲だそうで。
(たぶん、松山さんは今後、呼ぶことはないと思うけど(笑)
撮影中は、被告と検事なので休憩中も話さなかったというようなことを言われてましたけど、
日常とはちがう、撮影現場では当然の空気感なのでしょうね。
宣伝してはじめて、共演者の人間性に気づけたりもするんだろうなあ。
小説の最初の60ページくらいで挫折して今に至る、なんですけれど、
というのも、90歳を超える母がいて、近すぎるんで、怖いんですよ。
でも、

>日本は平和だと言われているけれど、介護だけじゃなく日本には穴があり、そこに落ちる可能性がある。

松山さんの、この言葉はこころにずしりときますよね。
松山さんが10年かけて動いてきた、でもその熱意は時期を選んで結実したんだと思いたいです。
コロナ禍をへて、ひとは時間を粗末にしないようになったと思うのです。
それは時間を投入するにふさわしいことかそうでないのか、
じっくりと考えるもののような気がします。
できれば逃げ出したいような主演映画ですけれど、
がんばって観に行きたいと思います。


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