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「ワタシハ キラ」欧州でキラを騙る事件が・・!!2007-10-04

2010-09-26 | 松山ケンイチ
(2007-10-04付記事、再掲載です)

「ワタシハ キラ」 2007-10-04

【ブリュッセル発】
「ワタシハ キラ デス」
(watashi wa Kira dess)ー。
ベルギー・ブリュッセル市で発見された切断死体のそばに、
日本の少年誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)に
連載された人気コミック「デスノート」に登場する
殺人犯「キラ」の名をかたるメッセージが残されていた。
同国の司法当局は殺人事件とみて、メッセージとの
関連を調べている。
 欧州では日本のコミックが人気を集め、
「デスノート」も翻訳版が出版されている。
 捜査にあたる同国のコルパン司法官によると、
死体の一部が発見されたのは9月28日夕。
同市西部の公園で通行人が胴と足の一部を発見し、
ローマ字の日本語で書かれたメッセージが近くに
残されているのが見つかった。
 ローマ字のつづりは一部間違っている。
被害者は白人男性の可能性が高い。
コルパン司法官は
「(日本のコミックに関する)メッセージが
あったのは事実だが、事件との関係性は不明だ」と
語り、今後関連性を捜査する方針を示した。
      (10月3日毎日新聞 夕刊より)

「デスノート」は欧州でもアジア同様、
高い評価を得ており、
特にベルギーでは映画祭で「観客賞」を
受賞しています。
L図書でもかつて記事で紹介しました。

「デスノート」観客賞受賞の記事はここから

ブリュッセル映画祭 金子修介監督のブログはここから


現地では私達が想像する以上に
強烈なインパクトを残しているのかもしれません。
観客のこころをつかんだ賞を受賞しているのです、
新聞記事にそのことは書かれていませんでしたが、
あの受賞から半年を経ているということで、
「デスノート」の人気がなまはんかなものでは
ないことがよくわかります。

この事件が連続事件にならないように、
当局には一日も早い犯人逮捕をお願いしたいものです。
まさかこの事件の裏で、
またひとりのLのような存在のかたが
動かれてるということはないでしょうけれど!?

「スピンオフ L」(L change the world)、
欧州各国でも公開予定があるのでしょうか?
この事件が悪影響を及ぼさないよう、
切に祈りたいものです。

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8 コメント

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Unknown (かめろんぱん)
2007-10-04 14:13:18
この事件、樹さんトコで初めて知ったんですが
驚きました。

まず率直に『なんでデスノートをだしてくるかぁ?』って思いましたが、それだけむこうでもよく知られた人気作品だからなんでしょうか。
それだけに樹さんの言われるとおり、『スピンオフL』に影響が及びませんように私も願います。

大好きな作品だけに今回のこの様な残酷な事件に作品名が出てしまうことが悔しいです。


返信する
ビックリ・・・ (Yukito)
2007-10-04 21:50:28
私も ええっ!?って思いましたが、映画で初めてデスノートを知ったときは やっぱり衝撃が大きくて、ネット環境とか背景はもろリアルなのに、あんな風に安易に死が描かれると(ノート一つで、って意味です)模倣っぽい事が起きるんじゃないのかな・・・って思ったことを思い出しました。
でも そんな風に連想されるのは悲しいですよね。スピンオフは勿論デスノートという作品に こういった波紋がこれ以上及びませんように・・・。
返信する
かめろんぱんさんへ ()
2007-10-04 22:46:09
そうですよね。人を殺したくて殺したのか(って質問もすごいですが)、デスノートの模倣?のために殺したのか、そのあたりが怖いです。ひとのいのちがなんと軽く扱われているでしょう。現地でコミックスが流通しなくなるかも知れないと思うと、悲しいですね。映画のこともそうですが・・。
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yukitoさんへ ()
2007-10-04 22:50:27
いたずら半分でやっていいことと悪いことがあります。でもこれがいたずらに見せかけた殺人なら、デスノートが偽装に使われたことになりますね。いずれにしても、デスノートファンにとってはやりきれない思いでいっぱいです。
いくらスピンオフはデスノートじゃないって言っても、世間一般では通用しないですよね。事件が早く解決して、詳細が明らかになりますように。現地のこどもたちの恐怖を考えると、たまりません。
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Unknown (momoco)
2007-10-04 23:47:55

海外、国内の連続殺人、猟奇殺人などよく調べるのですが、犯人の育ってきた環境や色々な病気、性的趣向などが理由にも挙げられますが殺人に対しての納得できる理由ってなんでしょうか。いろいろ深く考え込んでしまいます。
被害にあわれた方のご冥福をお祈りするばかりです。
返信する
いやな事件ですね (ちか)
2007-10-04 23:53:24
この事件、他の新聞にも出てました。
「この事件が悪影響を及ぼさないよう、
切に祈りたいものです。」って、
本当にそう思います。

中国でも、「デスノート」に似せた
ノートが流通してえらい騒ぎになったことが
あるようです。

いずれにしても、レベルの低い事件です。
作品の製作に関わった人たちからみたら
やりきれないと思います。

不条理なバッシングが、作品の製作者の
みなさんに向かわないことを祈っています。
返信する
momocoさんへ ()
2007-10-05 12:44:27
猟奇的な殺人をあつかった小説やドキュメントとか、ありますが、人間という存在に懐疑的になってしまいますよね。それからびっくりしたのが、誘拐したものとされたものの間に、ある種の連帯感みたいなものがうまれるという・・怖いんですが、恐ろしいんですが、なんでそういうことが起こるのか、心理状態などに興味があります。コリン・ウイルソンなぞはよく本を出していますが、読めば読むほどにその闇の深さに驚きます・・・

快楽殺人、劇場型殺人などの被害者になってしまわれたかたは本当に救われません・・・
返信する
ちかさんへ ()
2007-10-05 12:47:33
そうですね、中国でデスノートと書かれたノート(死亡筆記?)が文房具として売られていたとありました。銃があったら撃ちたいように、ノートがあったら書きたくなる・・? 怖いですね、冗談とわかっていても、そんなノートに名前を書いてしまうことって。

この殺人犯がつかまらなければ平穏は戻ってこないですよね。作者をバッシングなんていうのは、おかどちがいもはなはだしいです。
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