Lに捧げるちいさな図書館

≪ L ≫至上主義の図書館へようこそ。司書は趣味嗜好のまま、気の向くまま、あちこちへと流浪しますゆえー♪

角川春樹監督、15年ぶりのメガホン・・

2008-09-24 | 気になる表現者

角川春樹監督、
  15年ぶりのメガホン・・



角川春樹監督(66)が映画「笑う警官」(来秋公開予定)で、
15年ぶりにメジャー作品の指揮を執ることが23日、分かった。
昨年のNHKドラマ「ハゲタカ」で注目された大森南朋(36)を主演に、
腐敗した警察内部の暗闘を描くサスペンス。
角川監督は「服役で人間の辛酸をなめ尽くし、初めて人間のドラマを
撮る自信がついた」と、66歳の再出発へ力強く踏み出した。

 映画界に復帰後、「男たちの大和」「椿三十郎」など話題作を連発。
プロデューサーとして豪腕をふるってきた角川春樹が、ついに“現場”へ
戻ってきた。監督業は「時をかける少女」のリメーク以来11年ぶり。
メジャー配給作品となると「REX 恐竜物語」以来、実に15年ぶりだ。

 「ブランクへの不安は何一つない。むしろ今、初めて人間のドラマを
撮れる自信があるんだ。2年5カ月と3日の獄中生活で人間の辛酸をなめ尽くし、
人の痛みの何たるかが、オレにもやっと分かったからな(笑)」

 復帰第1作は「笑う警官」だ。北海道出身の作家、佐々木譲氏の
「道警シリーズ」の第1作。角川氏が約40年前に版権を購入、
日本に紹介した、マルティン・ベック・シリーズの題名を継承させた
警察小説だ。

 映画化に際し、角川氏はプロデューサーで参加。監督は若手を抜てきした。
ところが、彼の出した脚本は人間ドラマではなく、銃撃戦中心のアクション。
佐々木氏に「なってない!」と抗議された角川氏が、「原作のイメージを
壊さないためには、オレがやるしかない」と、クランクイン3週間前に決断した。

 自ら脚本を書き直し、配役も大幅に変更した中、不動だったのが主演の大森。
昨年2月の「ハゲタカ」で冷徹な投資ファンド代表を演じ、一躍注目された
演技派で、今作がメジャー映画初主演だ。角川監督とも初仕事だが、
「少年のような顔をして取り組んでいらっしゃるのが印象的。
ストレートな言葉で役者に指示してくださるので分かりやすい」と、
早くもとけ込んでいる。

 角川監督も「ナイーブな所がいい。自分が知っている主演級の役者は、
オレがオレが、というのが多いんだよ。スタイルもいい(1メートル78、
68キロ)、カメラマンと『こいつ、カッコ良く撮ろうぜ』と話しているんだ」
と期待している。

 現在3作目が刊行中の「道警シリーズ」は10作を予定している。
だが、映画版のシリーズ化については「今はこれを成功させるだけだ」と
キッパリ。「乾いた男の世界を描く。全編にジャズが流れる、
スタイリッシュな人間のドラマで勝負したい」と、配給元の東映が掲げる
“200万人動員”へ挑戦する。
                          (サンスポ)
あの、まず言ってもいいですか?(笑)

>“200万人動員”へ挑戦する。

するな、しないでくれ(笑)
角川さんが言ったのではないにせよ、
あなた、最初から空を見上げすぎ(笑)
地平をしっかりと見定めてください(笑)

≪椿三十郎≫はやっぱり三船敏郎さんが強烈で、
一言一句変えなかった脚本のせいか、
前作を超えるどころかコケたとまで酷評されました、
≪蒼き狼≫では大平原での学芸会とまで
酷評されましたよね(ひええええ)
作品の先の観客を数としては捉えているんだろうけど、
たったひとりの観客が見えているのかなって気が
どうしてもしてしまうのですよ。

取り上げられる題材はすごく面白いと思うんだけどな。
「笑う警官」の大森南朗さん、
テレビドラマ≪僕と彼女と彼女の生きる道≫で
主人公を支える、主人公の娘の家庭教師(小雪さん)に
片思いする友達を演じていらっしゃいました。
抑制のきいた素敵な演技をするひとだなあって
思っていました。
≪蟲師≫ではギンコの相棒役で、
もうほんとにほんとにほんとに素敵だった!!!
(でもこんだけ力説してるくせに詳細は覚えていない←おバカ)
いい役者さんなんですよね、
古田新太さんから押しの強さを引いたみたいなひとだな、
お笑いじゃなくてシリアスで、そっと佇んで存在感あり。みたいな。

だからだから大南さんに過大なプレッシャーを背負わさないでくださいよ。
淡々と映画を撮ってくださいよ。ってお願いしたいです。
ええ、きっと観に行きたいと思いますから。
だけど、言っちゃあ悪いけど、復帰第一作に松山くんを選んでくれなくて、
ありがとうございます(ひええ、言っちゃった)
だって、いきなり200万人だなんて、デスノートの実績がある、
Lチェンだって背負わされなかったですよ。
角川さんに一生ついてくまなざしきらきらの松山くん、
まだだめよ、角川映画に主演しちゃだめよ、ぜったいだかんね!!!(爆)



コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | カムイで苦しんだ、成長した... »

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まろうさぎ)
2008-09-24 07:37:22
この映画に、助演でも特別出演でも、とにかく携わってほしくないです…。
プロデューサ角川春樹に、企画力と新人発掘能力があることは認めますが、監督角川春樹には才能がないですもの。
↑ええ、言い切りますとも!(爆)
オーケストラのオーナーには莫大な資金があればなれても、指揮者には、才能ある選ばれた人にしかなれないのと同じだと、御年66歳になっても気付かないところが、まあ、「少年のよう」なんでしょうけれどね。
この少年、お金と情熱と変なカリスマ性はあるから厄介だ(笑)

角川さんは、お金をつぎこめばいいものが撮れると思っている節もあり、そこがある種の職人芸である「監督」とは相容れないものを感じます。


大森さん、私もいいなぁと思います。
私の中では、植物系の男性(ナイーブで、横を向くと側でにっこり微笑みながら立ってくれていそう)の切なさや悲しみを表現できる俳優さんだなという印象です。
でも、ハゲタカでは、違う演技も披露なさってましたね。

さて、ムリヤリにでも松山さんを出演させるような登場人物がいないかどうか、原作をチェックしなければ!
返信する
同じく・・・ (kiki)
2008-09-24 09:05:58
ハゲタカ とってもとってもとっても良かったです。
まさか、こんな処に罠が仕掛けられていたなんてw
蟲師 は、観たけど気が付いてないです。あれは綺麗な映画でしたが、2回は観なかったw

ケンイチくんだ出るなら、しかたないです^^;
なんと言っても恩人であるわけだし。それに、きっと、どんな泥沼からでも、なにか光る物を持って這い出してくれると、信じてますから。

角川様。失敗したら、己を分かって下さるといいのだけど。
成功したら・・・まあ、あやまりましょう。
大衆の好みなんて、結局分からないw
返信する
まろうさぎさんへ ()
2008-09-24 12:47:59
こんにちは★

まろうさぎさん、抱きついてちゅーしたい(笑)
ここまで言っていいんかい?の分水嶺を
軽々と飛び越えていますがな(笑)
爆笑しながら、納得して読ませていただきました。
残念ながら「ハゲタカ」(はだかと読んだ汗)
観ていないんですよ、
再放送があったらぜひ、それだけの感動を味あわせていただきたいです!!

100年たってからでいいですよね。出演。
まるで夢十夜の世界、漱石の(笑)
返信する
Unknown (SS)
2008-09-24 18:52:56
まろうさぎさんの米に爆笑しました。
めっちゃ笑える~~!

わっちも同感でーす。
いや、ヒットすることは大切ですし、良いことですが、それ最初っから目標にしても。。。と思っちゃうんですけど。ま、ワスが相当マイナー思考だからなぁ。なんとも言えませんが。
世間の常識はそういうものなんですかねぇ。花男の100万人しかり。。


>古田新太さんから押しの強さを引いたみたいなひとだな、
大森さん、私もまったくそういう印象でした!うつむいて何か考えてそうな、そういうのがお似合いになる方だと。いいですよね~。ってかどうなっちゃうんだろう、映画・笑

まっさんは出なくていいです。。。笑
100年経ってから幽霊で出演?とか。そういうのでお願いします・笑


返信する
kikiさんへ ()
2008-09-24 22:38:42
こんばんは。

ハゲタカ、ご覧になったのですね。
どんなのかわからないので、とってもとても
気になります。

なんかもう、みんな達観してますね。
出たいなら出てもいいけど。って。
まるで聞き分けのない子ともに付き合っているふう(笑)

角川さんも夢よもう一度、が出すぎなのね。
「八つ墓村」から「人間の証明」「時をかける少女」・・
あ、角川さんかどうかわかんないや、
でもなんか、
角川さんって
「最大多数の最大幸福」をめざしてそうで、
それって映画とは相容れないものですよね。
誰も言いにいけない。
塀のむこうにいたひとだから、なおさら怖くていえない???
返信する
SSさんへ ()
2008-09-24 22:45:54
こんばんは~★

ね、まろうさぎさんが朝から爆発してたーー

超受けたよ、擁護にまわるかと思っておったのに、
果てしなくあっさりと切ってくれたわ(笑)

200万人という数にこだわるなっての。
素人でもわかるから、無謀って!
松は褒め称えるのか?
え、どうなんだ?
はっきりしてもらおう。って。
いじめちゃだめじゃん。

松をそうっと隠さないと、
犬みたいに地面をほって(笑)

幽霊でカメオ出演、ぷはぷは~★
返信する
Unknown (マミナミ)
2008-09-25 09:23:07
その映画のタイトルのモトになってる小説の名
だけはなぜか知っていた、マミナミです(物語は知らず)。

お久しぶりでございます。
音まみれ映画まみれの日々もおちつきましたので
そろそろマイペースにもどして

……もどせるかな(笑)←ちょっと弱気

警官ときいてまっさきに「沖縄のお巡りさんケンちゃん」
思い出してしまたマミナミさん。

確かにあの子、角川さんのフリーダムっぷりに
惚れこんでいるところありますからねえ。
危険だわ(笑)

同じ惚れるなら、獅童サンの方にならまだ許せるかなあ。
なんか彼もメガホンとってどう、こうってのありましたよね。



「大平原での学芸会とまで酷評されましたよね」に
吹きました…そういえB(マミナミさんそれ以上いったら
危険だから駄目よ、め、めっ)
返信する
マミナミさんへ ()
2008-09-25 12:54:25
ぎゃおーーーっしゅ、
こんにちは(けたたましすぎ)

おひさです、夏のメール以来よ、すりすり。

マミナミさんも黙っていられんでしょ、わかる。
「笑う警官」、私も題名だけは知ってました。

あの大森さんで200万人どうよ、
親戚縁者かき集めても無理(ぶは)
なんか同情票は集まると思うんだけど(笑)
カドカワさんはそれでも反省しなさそうです

松、ぜったい出るな(ですね)
大森さんを救う会結成してくださいよ、マミナミさん(笑)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。