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《冬華祭》(座長大会)於 神戸新開地劇場(3-1)。都若丸劇団・若丸座長、花盛り!

2014-12-17 | 都若丸劇団



《冬華祭》(座長大会)
  於 神戸新開地劇場(3-1)。
   都若丸劇団・若丸座長、花盛り!


名だたる座長がお花をたっくさんつけていただいておられましたが、若ちゃんはすごかった! 

お着物が見えなかったです。

女形の踊りがないくらい、お花つけの行列がー^^



雨の中、当日券を求めて並ぶひともいっぱいの大盛況。

いつもなら若ちゃんの「めでたいめでたいめでたいな」の三本締め、

若ちゃんも拍手する側で、なんか新鮮でした。

新鮮といえば、第一部のお芝居が終わってからの口上挨拶も、

若ちゃんは後列に座って、紹介されるのみ。

座長大会の重みを感じました。

お芝居でも舞踊でも美しくてかっこよくて若ちゃんは最高だったけど

生の言葉が聞けないから、ちょっと淋しかったかな。

すっごく贅沢な感想ですけど、

あんなに素晴らしい座長大会でも、自分が好きな劇団の公演をまるごと、

早く観たくなるものですね!

それにしても、若ちゃんのオーラはすごかったー!

「やくざ忠臣蔵」のお芝居、前によその劇団で見たもので、

主役とはいえ、若ちゃんが出てくるのはかなり後半、とわかっていたので、

まだかな?と思わずにゆっくりと楽しめました。

親分役の恋川純弥さんが吉良(伍代孝雄さん)から罵倒されて、

色紋付から黒へ、生着替え、されるんですよ。

着物のすそをからげて、はかまをはくんだ、って初めて知ったし、

純弥さんの手際のよさに惚れ惚れしました。

はおりのヒモの結び方もはじめて観たー。

(前のほかの公演でゲスト出演された座長さんがヒモを結べず、

主役の座長さんにデコピンされてました(笑)


親分が亡くなったあと、

若ちゃんが登場するのですけど、

いつもの公演のときには結構きちゃない恰好だったりするのが、

とびきりの二枚目仕様。座長大会、あるいはゲスト出演のときのお楽しみですね。

きゃー、と歓声あげたくなりましたけど、我慢我慢(笑)

連日の公演とちがって、喉に疲労が蓄積していないのか、

若ちゃん、声を荒げるセリフの迫力がすごかったです!

赤穂浪士義士祭に参加、殺陣披露のあとだから、

若ちゃんもこのお芝居の役はこの時期にやることで、かなりの思い入れがあったのでは?

おかみさんに一家を辞めさせてもらう、とこころないことを言い、

兄弟分にも愛想づかしをされたあと、

若ちゃんが親分の位牌に酒をかけ、

その酒を受けて飲むシーン。

セリフはないけど、胸につまりました。

こういうシーンをおろそかにせず、

しっかりと間合いも絶妙に演じきるのが都若丸座長!

兄貴分のこころを知った弟分たちもあだ討ちに加わります。

ひとりひとり、殺陣の見せ場があって、見事でした。

お忙しいのに、濃密な稽古をなさったんでしょうね。

普段、三枚目が多い若ちゃんが超二枚目でかっこよかったらないですよ!


お芝居の結末は、

座長大会だからこその想いが反映された結末?

吉良が反省していて、あの世で浅野に謝りたい、

ただ、子分に非はないから、助けてやってくれ、と善人になっていて、

あだ討ちのあと、

くらぞう(=内蔵助=若ちゃん)にも温情が下されて、切腹、自刃はなし。

すごおく嬉しかったです!


2部、3部の舞踊ショー。

2部でプレゼントなさってください、とのアナウンス。

2部ではお花とお着物類がこれでもかこれでもか、と豪華絢爛に登場しました^^

若ちゃん、すごかったー。ダントツでしたよー!


舞踊曲に使われる曲には詳しくないのですけど、

2部の女形の時、お着物が見えたのは最初だけ^^

お花をつけるご贔屓さま方の大行列で、お花で着物が見えないというの、

はじめて観ました、すごかった!

3部は誰もお花をつけにいかないので(2人くらい理解できてない老婦人がいらしたけど)、

じっくり観れました。

たち役の若ちゃん、かっこよすぎます。

ぼけた写真もおろそかにできないと思いました。

1枚1枚がストーリーの一部みたいなんですから。

切り取られた1枚1枚の画像見ただけで、

さらに若ちゃんの舞台や舞踊が見たくなります!

綺麗に踊る、というだけではないものが、若ちゃんの舞踊にはあるのですね。

そこが、ひとのこころをつかんで離さないのだと思います。


新開地劇場から戴いた記念品・
トートバッグとタオル(印刷あり)、
大入り袋(50円入ってたー:笑)
ゴージャスで喜びました。


今回が若ちゃんの仕事納めなのかなー。

岡山でサプライズ出演があったとしても行けないしなあ。

1月の京都公演が今からとても楽しみです。


ここまで長々お付き合いくださいまして、ありがとうございました。






若ちゃん、いろいろお忙しいとは思いますが、

楽しいひとときもいっぱい味わって、

来る年をお迎えくださいね。   (とホームから話しかける^^)



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2 コメント

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惚れぼれします (日向ぼっこ)
2014-12-18 18:22:08
いつもとっても嬉しく拝読させてもらっています。
今回も詳しく状況を載せてくださって
ありがとうございます。

私は昨年、当日券で観させていただきました。
お芝居は「森の石松」で花吹雪の春之丞さんが主役。
若ちゃんは清水一家の客人であまり主要な役どころではなかったのですが、そこは若ちゃんです。
きっちり石さんに絡んで笑いをとっていましたね。

今年の冬華祭の 「やくざ忠臣蔵」は観たことがないのですが、武家の出来事を任侠に置き換えたものですね。
誰もが知っている筋書きなので、すんなり入れて
楽しめたのではないでしょうか?

舞踊ショー、若ちゃんのお花、凄いですね。
樹さん、びっくりされたでしょう?
私もこれだけたくさんのお花に
包まれた若ちゃんは初めてです!
改めて若ちゃんの人気のもの凄さを実感しました。

私の周辺でも7月の梅田で初観劇して
ファンになられたかたがたくさんいらっしゃいます。
樹さんもそうですものね。
5~6年、大きな劇場に乗れなかったから
どうしても新しいファンが出来づらい環境下での
公演になっていました。
私は「こんなに素晴らしくて、一生懸命の舞台を
魅せてくださる劇団がなんで・・・」と
悔しかったですね。

今となっては若ちゃんがどんな舞台であっても
お客様を裏切ることなく真摯に務め続けたことが
最近の華々しい結果に繋がったのだと
改めて彼の想いの一途さに頭がさがります。

駄文を長々とごめんなさい。
まめにコメントはしていませんが
いつも胸を躍らせながら観劇レポを
心待ちにしています。
本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。
返信する
日向ぼっこさんへ ()
2014-12-20 10:12:36
おはようございます。
お返事遅くなってすみません。

先日はどうもありがとうございました。
日向ぼっこさんがこちらにコメントくださって、
どれだけ嬉しかったか、
日向ぼっこさんにはおわかりにならないですよ(笑)
あれからずっとコメント欄で名前さがしてて、
ひょっとしてうち限定のHNかな?って思っていたので、
こないだ、若ちゃんのブログでお名前発見して、
すごく嬉しかったです!

ずっと昔からのファンでいらっしゃるのですね。
新米ファンのあつかましさ、無知誤解などなど、
いろいろあると思いますが、お許しください。

2002年には全国一の集客数を誇ったという若丸劇団、
そういうご苦労があったのですね。
この座長大会とか、ゲスト出演の時には、
若ちゃんの人気のすさまじさに驚きます^^
他の劇団ファンの方も、話したすべてのひとが若ちゃんをほめるし、
若ちゃんも好き、と言われましたよ!


若ちゃんって、どんな年代の方も包み込む存在だと思います。
彼を《息子みたいに》愛すひとってなかなかいないのでは?
それだけ包容力のある方なのに、
ブログであんなに素直に不安や迷いをさらけ出す少年のような感性が、
なんてピュアな方なんだろう、と私にはたまらないです。

現代の平和と文明の利器に憧れた龍馬が、
《自分の世界》へと自ら戻ったように、
作詞作曲など多方面の才能に長けた若ちゃんが、
みずからの意思で大衆演劇の世界で生きる、
というのがだぶって、
私はDVDでしか観たことのない若ちゃんの龍馬が
愛しくてなりません。

若ちゃんの先日のブログを読んで、
毎日、やっぱりいろいろ思い悩み乗り越えて、
一瞬一瞬を真剣に自問自答しながら歩いてるひとなんだなあと、さらに憧れが募りました!

来年、4月まで若ちゃんが関西にいてくれるので、
いっぱい観に行きたいと思っています。
素敵な内容をすこしでもおすそ分けできるように、
観劇レポ、UPさせていただきますね!
あたたかなお言葉、ありがとうございます。

新米ファンですが、今後ともどうかよろしくお願いいたします!
コメント、ありがとうございました(*^:^*)
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