麻生久美子さん、共演者をとりこにする？フムフム・・☆

共演者をみんなとりこにしちゃうとの噂、
麻生久美子さんが正しくマドンナとして描かれている
「ぼくたちと駐在さんの700日戦争 」（笑）観ました！

「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」

市原隼人 Hayato Ichihara- ぼくたちと駐在さんの700日戦争 1分48秒 予告編

この映画は７０年代末、
とある地方のかたすみでまじに繰り広げられた、
おバカな高校生と大人気ない国家権力を担う駐在さん（笑）との
７００日に及ぶいたずら合戦（だから男子はもう・・笑）を
実写化しちゃったものです。
原作はとっても人気のあるブログらしい。ほほう、あとで覗こう（笑）

あらすじって、野暮なのかもしれないですけれど、
さらっとお知らせしますと、
ママチャリ（市原隼人）をリーダーとする高校生たちが、
毎日おばかないたずらをくりかえしている街に、
ひとりの、堅物そうで、実は根っこが同じなんじゃないの？ってな
駐在さん（佐々木蔵之介）がやってくるんです。

この駐在さん、実は根っこがどうして同じかというと
「やられたらやりかえす」んです、際限なく（笑）
しかも、全然ふざけてなくて、大真面目に（笑）、
そうなると高校生たちの闘争心に火がつくじゃないですか、
へんなところに火をつけるなよってわけですが。

毎日、駐在さんを困らせようとあの手この手を考え付くわけですが、
そのママチャリたちが作戦場所たる、誰かの家を追われ、
場所を変えた喫茶店で遭遇したのが、色白でめっちゃ美貌なマドンナーー
加奈子さん（麻生久美子）だったのでした。

加奈子さんが駐在さんの奥様だとわかっても彼らのいたずらはやまない。
それどころかエスカレートしていく・・。

バイクで事故った西条（石田卓也）が入院先で一緒に入院していた近所の
女の子、ミカちゃんは心臓が悪いのだけど、願いがかなったら手術すると
いう・・その願いをかなえるために、彼らの大掛かりないたずらが
計画実行されるに及んで・・・。

この映画のキーパーソンは市原隼人さん、佐々木蔵之介さん、
そして麻生久美子さんなんですよ。
３人が３人ともとっても素敵です。

市原隼人さんというひとは、いたずら好きな高校生をやらせたら、
日本一じゃないですか？←褒められても面白くないだろう笑
「ネガティブハッピーチェーンソーエッヂ」でも想ったんですが、
市原さんがナレーションをすると、なにげない語りじゃなくなる、
どすをきかせたり、淡々としていたりで、画面そのものに
甘辛の味が出てくるんですね。
「ネガティブ・・」の時には感動したけど、今回も健在です。

堅物で、彼らには決して愛情をみせないのだけど、
実はしっかり愛情をそそいでいる、いないかも笑の、
佐々木さんが素晴らしい。
国家権力をかさにきて取り締まるのが仕事・真剣に取り締まれば
取り締まるほど、遊んでいるように見えてくる・・見させちゃう、
そのさじ加減が絶妙なんです。

でもって、麻生久美子さん。
この映画には≪時効警察≫のスタッフが絡んでいると聞いて、
なるほどなあ、麻生さんのこのチャーミングさは、
あのドラマのヒロイン、三日月しずかさんだよな、なんて
にたにたしちゃうのですが、とにかく、天然はいってて、
ほんとに可愛いんです。
色白で微笑んだら天下一品って感じの優しさがでて。
実はもとヤンキーだった、なんて設定もあるので、
麻生さんのヤンキー姿まで見れちゃうんですよ。
なんかどこかにうすーい悲しみの膜が張っているみたいな麻生さん、
私はとっても大好きなのですが、
≪夕凪の街　桜の国≫で幸せにしてあげたい女優さんナンバー１に
輝いてしまった、あはは（笑）

忘れちゃいけないのが、脇をかためる高校生役。
松山ケンイチさんと「ごくせん」で共演の、あの、熊、脇知宏さんが
やっぱりいい味だしてます。
そして、１年ダブりの高校生には小柳友さん（トムさんの息子）、
「りある鬼ごっこ」で逃げまくった石野卓也さん、
まるっきり女の子な後輩を演じるのは、あの、「花より男子」で
牧野つくしの弟を演じた富浦智嗣くん。彼の女装はめちゃめちゃ
可愛かったですよ。声がラブリーで、その声の魅力を最大値にしてます。

田舎の何気ない風景と、どこまでも青い夏の空、
そして懐かしい７０年代の、どこか安っぽい流行やみじかな品々。
そんな愛すべき風景のなかで、
構えずに見たら、あなたもママチャリと一緒に、
楽しくいたずらする仲間になっちゃえる映画です。

麻生久美子さんの魅力を予習しとくのにも良い映画ですよ（笑）
ほんと、可愛いんだからあ・・そして天然（笑）