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まろうささぎさんの≪青森松竹アムゼ舞台挨拶≫

2009-05-30 | イベント(レポート・お知らせ)

東京の舞台挨拶が仕事で行けなくなってしまったまろうさぎさんが、
松友さんのお誘いで、空路、青森へ。きゃあーー、やったあです。
みなさん、まろうさぎさんの≪青森松竹アムゼ舞台挨拶≫ですよ。
まろうさぎさん、旅先からレポありがとうございます。
ひれ伏して、号泣します。゜+(。゜´д`)゜+゜。


まろうささぎさんの
        ≪青森松竹アムゼ舞台挨拶≫

樹さん
こんばんは!
東京の舞台挨拶が仕事で行けなくなってしまった私が泣いていたところ
松友さんから、青森の舞台挨拶に誘っていただけて
急遽、青森へ飛んできてしまいました。
このメールは青森からお送りしています。
ものすごくよい席で、しかも、その後、地元スタッフの方と少し
お話もできるというウルトラミラクルの展開に、頭がポワポワしていますが、
忘れる前に、取り急ぎお送りします。
添付写真は、映画館の中の装飾と、映画館が入っている場所の装飾です。

まろうさぎ
****************************


5月28日 青森松竹アムゼ舞台挨拶

午前中の仕事を終え、飛行機で飛んで行きました青森へ!!
松友さんのご尽力で、非常によい席で舞台挨拶を観ることができ、
感謝の言葉も述べようがありません。

さて、以下レポですが、史上最近の距離であったため、もうわけわかりません。
でも、がんばって、お互いに答え合わせをした結果のレポをいたします。
地元以外にもテレビ局(「めざまし」とか)が入ってましたので、
流れると思いますが、メモを頼りに書き起こしてみます。
(以下、敬称略)

18:15分
司会の「さかいかおり」さん登場。
後方左から客席を通って横浜監督と松山さん登場。
グレーのスーツに黒ブーツ。中は白シャツに「青森」(緑?青?一部黒)
まずは90度お辞儀
上方を見て緊張気味。
司会:一言ずつお願いします。
横浜:青森の皆さんにやっとご覧いただけて、念願がかなって嬉しいです。
   ありがとうございます。
松山:はい、皆さん、こんにちは。今日はありがとうございます。
   今回僕は初めての青森の撮影で、他とは違って半分リラックスしながら
   できた撮影で、なんかあの~、気に入ってるキャラクターで
   一番すごく、すごいキャラクターになったと思います。
   作品もすごい作品と胸をはって見せれるものになりました。
   はい、じゃあ(と話を続けそうになり、やめる)(客席笑)(腕を触る)
司会:今回、横浜監督の作品を引き受けた理由は?
松山:(ポリっと頬をかき)まず監督が青森出身ということで親近感があったし、
   青森で撮れるというのは光栄でした。
   そういうふうに、青森の監督で青森の役者が青森で撮れるって、
   この先滅多にないことだし、めぐりあわせを感じました。
   それに監督の世界観が、皆さんご覧になってわかったとおり、
   すごく変わったもので、どのジャンルでもない面白さがありました。
   その世界観に挑戦したくて、決めました。
司会:青森は故郷でもありますよね?
松山:青森はすごく自分にとって帰ってくるときで、休みという感じで
   仕事で帰ってくるのは初めてで
   身内にも会ったし、地元の友達にも会ってたし
   そういう意味では青森でしか味わえない不思議な体験をしましたし、
   リラックスしてました。
司会:監督にとっては商業映画1作目ですが、青森への思いいれは?
横浜:一作目も青森で撮っているのですが、自分にとってすごく思いいれがあって
   自分が作られてきたのは青森だし(松山さん、軽くうんうんと頷く)
   シナリオを書いていても、青森の場所が浮かぶし
   自分の中にこびりついていて、私を作っている場所です。
   今、新幹線が通る前の2009年の青森を残したいという気持ちで撮りました。
司会:そういう気持ちは、地元民にとっては、とっても嬉しいです。
   さて、この映画は前編津軽弁ですが、松山さんは、青森とは言っても、
   津軽弁ではないところのご出身ですが、津軽弁のセリフはいかがでしたか?
松山:一番難しかったですね~(鼻をかく)
   方言指導の方に、全部陽人のセリフをしゃべってもらって、CDに焼いて
   それを聴いてました。
   ・・・難しいですね。
司会:今回は地元の子供たちも映画に参加したわけですが、
   その子どもたちが駆けつけてくれました!
松山:(マイクなしで)え??(とにっこり)
   (子どもたちが入ってくるが、子どもたちは緊張している。マイクなしで
    「久しぶり~~。しゃべんないなぁ。」
    陽人に農薬をかける役の男の子にむかっては、「まんまじゃん!」
    花束をもらって握手するが、その子の差し出した手が左手だったので
   「逆だよ。こっちだよ」と優しく言ってもう一度握手しなおす)
司会:この地元の子どもたちを使った理由は?
横浜:東京の方でもオーディションをして、演技経験をしている子もあったけれど
   やはり青森で生きている子どもがほしかったんです。
   で、青森でもオーディションをしたら、このみんなが来てくれて
   大人の前でもカメラの前でも遠慮しなくて元気なんです(松山さんにっこり)
   子ども自身、子どもそのもののを見せてくれて
   この映画が必要としてた子どもでした。
松山:はい、あの~最初に会ったのは、本番ではなくてリハーサルだったんですが
   あの、まどかとさくらは、あの~僕、セリフがその時入ってなくて
   「あれ?次なんだっけ?」とか言うと
    さくらもまどかも僕のセリフを教えてくれて、
    スゲーなって思いました。
    自然にさからわない、ここに生きてる、そこに生活している感じで
    僕もそれに追いつきたいと思ってました。
    僕はやっぱりどうしてもお芝居をしないといけないと思ってしまうんですが
    新しいものを見せてもらって、ひっぱってってもらって
    役者として素晴らしかったと思います。
司会:松山さんに褒められたけれど、映画はどうでした?
さくら:……
(松山さん:マイクオフで「しゃべらなくなっちゃったなぁ」)
まどか:幼稚園で陽人を追いかけて走ったところ。
りく:楽しかった。(どこが特に楽しかった?)
   陽人に農薬まいたところ(うんうん、と松山さん頷く)
司会:映画よりずっとお話もできるようになりましたが、
   恥ずかしい年齢になっちゃいましたね。
では、ここで、アムゼ より花束贈呈です。
(大きい花束が二つになって、松山さん「花束二つももらっちゃった」)
司会:では最後に青森の皆さんに一言ずつメッセージをお願いします。
横浜:映画をご覧になっていただいて、いかがでしたでしょうか?
   (拍手!! 横浜監督、少し涙ぐんでいたか??)
   あのすごい青森を撮れて嬉しかったです。
   私は一回青森を離れてたまにしか帰らないけれど、改めて津軽弁や
   青森という土地を他の国に自慢できる県だと思いました。
   皆さんももっと青森を誇りをもって伝えてほしいと思います。
   それから、この映画のことを伝えてほしいなと思います。
   青森、大好きです。幸せでした。
   本日はありがとうございました。
松山:監督が言ったことと全く同じ気持ちです。
   僕にとっても青森は大事な部分ですし、8年くらい東京にいるけれど
   やっぱり仕事しにいってるとか、遊びにいってる感覚で
   家は青森にあるとずっと思ってるし、
   その~、東京に出た後も、標準語にしないとか、
   青森を忘れたことはなかったです。
   この作品が生まれたのも意味があることで
   日本全国の人も見てくれるだろうし、世界の人も見てくれる可能性があって
   青森を胸をはって見せられます!!
   これからも気持ち、陽人からもらった前向きな姿勢を忘れないで
   努力していきたいです。
   今日はありがとうございました!!

 (花束を二つ抱えた松山さんは、同じくふたつ抱えた監督のマイクを受け取り、
  自分で最初の所定の位置に置く。)

以上
サンロード青森
           青森アムゼ装飾部分
                        青森アムゼ装飾全体
休憩時間に、農薬をまいた小学生りく君や、幼稚園児のさくらちゃんが
ロビーにいたので、いろいろと聴いてしまいました。
さくらちゃんも、りく君も、「松山さん」というより「陽人」と言った方が
ピンとくるようでした。
「崖の上のポニョ」の話は麻生さんとしたとか、舞台挨拶で、浣腸をしたり
暴れなさいって言われたけれど、できなかった。二回目ではできるかな?
などなど、色々と、私たちに囲まれても(ごめん!)ものおじせずに
話してくれました。

さらに、松山さんが、撮影中に一度スタッフと飲みに行ったというバーで
飲んでいたら
地元のフィルムコミッションの方が飲みにいらして
「松山さんはいいやつだ」「顔をきちんと覚えてくれる」
「撮影中も、コンビニで立ち読みをしててもばれてなかった」
「一度パチンコ〝花の慶次“をやったけれど、一時間で一人勝ちしてた」
「海外の映画祭のコンペティションに招待作品として招かれている」
などなど色々な話をしてくださいました!

うわあーー、まろうさぎさん。青森からのメール舞台挨拶、
しっかり読ませていただきました。
まろうさぎさんの素晴らしい貢献で、舞台挨拶はもはや、確固たる、
一つのジャンルになったかと思うのですが、
今回も青森にいないと味わえない、贅沢な至福のひとときを
私たちもおすそ分けしていただきました。
ありがとうございます。
松山さんのリラックスなさっている様子、今はまだ動画でも知ることが
できませんが、まろうさぎさんのレポの文面からしっかりと伝わります。
地元のこどもたちのはにかんだ様子、松山さんが優しく語りかけている様子、
横浜監督が涙ぐんでいらっしゃる様子を読み進めるうちに、
感激でいっぱいになりました。

まろうさぎさん、青森の空は晴れていますか?
陽人を近くに感じることができましたか?

旅のお疲れもおありでしょうに、我ら松友のために、詳細で愛にあふれたレポ、
そして、地元ならではの子役さんたちとの交流、現地スタッフさんからの
素敵裏話もあわせて送ってくださいまして、ありがとうございました。

閲覧くださったみなさま、まろうさぎさんにひとこと、コメントくださいね。

まろうさぎさん、素敵な思い出たくさんといっしょに、
気をつけて帰ってきてくださいね。
ありがとうございました m(_ _)m




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25 コメント

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Unknown (アス)
2009-05-30 08:14:29
おはようございます!
まろうさぎさん~今回もすんばらしいレポートありがとうございます!
しかもin青森★★★
今一気に読んだんですが息止めて読んでた気がする。プハ~!

地元での松山君、やっぱりすごくリラックスしてる感じが伝わりました。
松山君と子供たちのところは思わずニコニコしてしまいました(^w^)
なんかいいパパになりそうで…やだな~(笑)←ひがみ
横浜監督が涙ぐまれてたところでは私もぐっと涙が出てしまいました。観客の皆さんの想いがダイレクトに届いてしまったのかなとおもいました。

それにしても、ついさっきまで松山君と握手してた子供たちとお話ししたり、バーでスタッフの方から貴重なお話が聞けたりと、旅ならでは出会いがあったんですね!
読んでてこちらまで青森にワープした気分になっちゃいました♪

まろうさぎさん旅先からのレポ本当にありがとうございました!
樹さんもありがとうございます! さすがL図書だよな~と朝から感動中です☆
返信する
Unknown (れいちぇる)
2009-05-30 08:45:01
おはようございます!!
うおーまろうさぎさん、相変わらずすごすぎる行動力とメモ力(?)と速記力!!
ありがとうございます、ほんと、ありがとうございます。
TVで流れるときは番組の都合のいい感じでカットされちゃったりしますしね。
監督の涙ぐむ表情なんてきっと流れないんじゃないかな・・(勝手に想像)だからこそまろうさぎさんの緻密なレポがありがたいです~~~!!!

リラックスしてるご両人、そして地元ならではのウルトラミラクルな出会い
青森だからこそのお話ありがとうございました。

東京は今日も明日も雨模様(涙)
お疲れもあるでしょうし、ご帰宅されて風邪など召しませんように。

樹さん、L図書やっぱすげえす!(笑)
返信する
Unknown (くろすけ)
2009-05-30 08:48:15
まろうさぎさん、すばらしいレポ、ありがとうございます。
松フリさんチでけい☆さんが動画紹介してくださってたので、動画もみましたが、マイクにはいってない声まで拾ってくださってて、一緒にその場で見たような気分になりました。
子供たち、陽人じゃないケンイチに戸惑いもあったのかしら? 緊張していたんですね~。
一人はあの葉っぱのミラクルTシャツ着てましたね。
他所でやるのと違う、本音のリラックスした様子が
すごくいいな~!!と思った舞台挨拶でしたね。

どうもありがとうございました!
返信する
Unknown (may)
2009-05-30 09:40:16
おはようございます。
まろうさぎさんの詳細なレポート本当にありがとうございます<(_ _)>

映画を見てなくてももうノベライズとOSTだけでも号泣してしまって…ほんぺんをみるときどうなってしまうんだ自分?という感じですが、本当に青森の人たちも嬉しいだろうし、これから沢山の人が見て世界中の人たちにも是非見てもらいたい作品です。

色んな人との出会いもあって本当に素敵なレポートに感謝しいます♪
返信する
Unknown (momoco)
2009-05-30 09:48:49
まろうさぎさん、樹さん、おはようございます。

すごいス…。まろうさぎさ~~ん!

やはり青森という故郷、特別な場所で
舞台挨拶を見られるってすんごい事ですね~。

なんだかレアな情報も‥。
まろうさぎさんの行動力に、
いつも迅速で素晴らしいレポに、
そして優しさに惜しみない拍手を贈りたいです!!
青森をたっぷり楽しんで美味しい物食べて
旨い酒呑んで、お気をつけて帰ってきてくださいね。


あー、ほんと松山さんはいいパパになりそうだ~‥

返信する
お邪魔します。 (みやっぴ)
2009-05-30 09:55:28
一字一句もらさず読ませていただきました~
in青森。
やっぱちがいますね。
ほかのとこでは見られない
うーん、なんてんだろ?
ウルミラの一部を見た気がします。

まろうさぎさま
貴重なレポありがとうございました♪
いつもいろいろ教えてくださる樹さま
ありがとうございます♪
返信する
Unknown (うらら)
2009-05-30 10:11:36
まろうさぎさん&樹さん、おはようございます!

今回東京のレポがなかったから、
まろうさぎさんは行かれなかったのかしら?と思ってたら、
なんと青森にーーー!!!さすがまろうさぎさん♪

こまかい仕草からマイクを通さない声まで、詳細なレポに感動です!
しかも思いがけない裏話まで聞けて、とっても嬉しいです。
海外の映画祭にも招待されてるんですね~。
松山くんと監督も行ったりするのかな?
来週の公開がますます楽しみになりました!

まろうさぎさん、お疲れのところほんとうにありがとうございました!
青森を堪能して、気をつけて帰られてくださいね☆

樹さん、いつも速攻UPをありがとうございます!
返信する
おおお~!! (藤原)
2009-05-30 10:12:05
レポお疲れ様です!
まろうざきさん樹さん 詳細スゴク解りました!
まろうざきさん スゴイですね~
私がそれだけ色々体験してたら 興奮して こんなに詳細に覚えてないかも~(笑)とくに 地元のスタッフさんとお話したあたり
貴重だ!
海外コンペ! やっぱりね(笑) 横浜監督のウルミラの脚本のエキセントリックな内容雑誌で読んだ時から もしかして ちょっと芸術映画? 海外向け?
と思ったものです
でも 松山君が選らんだ脚本というのも 当初 変わり者青年の恋愛モノか
っていうイメージだったのですが 蓋を開けたら もっとずっと 前衛みたいだし
松山君らしい選択に見えました
目の前にいたんですね
うらやましい~!!
最近 オフモードの フクフク(笑)から大分ビジュアル戻してきたようで ホッとしてますよん
ノルウェイは 世界中に配信予定の上 村上さんはノーベル賞候補だったし
注目度半端ないし
日本の若い俳優も ちょっといい感じと思われたいし可愛くなりつつあるようでうれしい!

まろうざきさん ありがとうございました!

いつもどうり 流石のレポでございました!


返信する
Link (may)
2009-05-30 10:23:31
樹さん、まろうさぎさん、レポート、リンクさせていただきました(事後報告で申し訳ありません)都合が悪ければ外しますので…
返信する
mayさんへ ()
2009-05-30 10:32:28
取り急ぎ、レスをば。

mayさん、こんにちは。
どうぞどうぞ、
mayさんちでL図書の記事でしたら、
どれでも、いかようにも、
煮るなり焼くなりリンク張るなり
(若干危険なにほひ)
よろしくお願いいたします。
まろうさぎさんも喜びますから~♪
返信する

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