戦場のアリア(本題JOYEUX NOEL)←フランス語でメリークリスマスの意味)を見て来ました(^_^)/
この映画を知ったのは、ダニエル・ブリュールつながりからでした(グッバイ・レーン、ベルリン僕らの革命、ラヴェンダーの咲く庭で 全部面白かったので)。
実話を映画にした内容ということで、興味があったものの、日本のポスターを見て、なんとな~くいけ好かない予感がしていたものの、実際見てみたら、凄く良い映画でした。これ、世界中の人が見たら良いのに~、って思う内容で、ほんと見て良かったです!
と、私は思ったのですが(実際何カ所か涙もボロボロ出ちゃいました)、一緒に見た旦那は「まぁまぁだった。人物掘り下げが少ないし、一杯人が出て来すぎ。普通」と言ってました。まぁそう言われればそうかもしれないけれど・・・・。でも、私はこういう内容に(「JSA」っぽい敵対する相手同士が、一時心を通わす内容とか)弱いので、面白く見れたのかもしれません・・・。
恒例の世界のポスター巡りですが、一番上の日本版のは、やっぱり、なにかちょっとなぁ・・・って気が。
下の、3人が並んで歩いているポスターが一番好き。握手のもまあまあ良いかな。私は日本版のポスターを見て、戦争中クリスマスの日だけ、綺麗な歌手のお姉さんがアリアを歌うのを、各国兵士さん達がしばし休戦し、それを涙ながらに聴き入るシーンがラストで山場な映画なのかな・・・・なんて想像していたんです。
ところがどっこい、そのシーンは中盤くらいで、そこから後がこの映画の見せ場・私がしみじみ見た部分だったんです。予想を全然していなかった内容と話の展開が、とても面白く引き込まれて見ることができました。
私が感動したのは、歌を歌うシーンよりは、むしろ・・・
ここから★ネタバレです★文字反転して下さい
あの後、親しくなってからの交流の部分が、凄く良くて。お互いに相手を個人的に知ってしまい、親近感が沸いてしまったら、もう相手を殺すことをしたくなくなっちゃうんですよね。まさか本当に爆撃を避けさせてあげるために、防空壕?に、敵の兵隊さん達を、かくまうようにまでしあう様になるなんて、びっくりでした。
死んだ兵士達の亡骸を、それぞれお互いの国に戻してやって、土に埋めて・・・そんな作業をしたり、親しくなった者同士が、戦争が終わったら会いに行くからとアドレスを交換しあったり・・・そんな事が実際にあった事だなんて・・・。
私は、あのクリスマスの日限りで、結局次の日からは、また元の通り、殺し合うしかない・・そんな内容とばかり思っていたので・・・。
でも、この映画が好きなところは、それ100%じゃない処なんです。みんながみんな、休戦を喜んだわけじゃなくて、中にはそんな浮かれ気分や敵国の人に心を許す事をしなかった兵士もいたわけで、そういう人もちゃんと描いているところも好きなんです。
いや、もちろん、あの3カ国の兵士さんたちが、最初バグパイプを弾いて歌っていたスコットランド兵達の演奏を聴いて、ドイツ側も、、そして、最後はフランスも、、と、少しづつ警戒しながらも、歩み寄る様になったあのシーンも、とても自然で良かったです!
神父さん交代のところも、哀しかった。次に来た新しい神父さんは、ドイツ人は悪い人間だ・・・自分達とは全くかけ離れた思考のヤツらだ、これは聖戦だ!!ってみんなに訴え教えを説くところ・・切なかったです(T_T)
いつも戦争なんて、上の一部の奴ら(実際に戦場の最前線には行かないで、座って頭だけ使ってる)がやっていて、ドイツとかフランスとか、そういう国の大義の元にイヤとは言えずに、一般の人達は、ただ戦っているだけなんですよね・・・。時には上から聖戦だとか、相手の国を嫌悪するような先入観や教育されて・・・・。世界中あちこちで起きてる戦争とか対立とか、、こういう風に対戦国や敵対してる民族・宗教・・の中の一個人と親しくなれば、その国・民族・宗教etc..を全否定するような考えは、あまり無くなって行くだろうにな・・・。
配役の説明を読んで、びっくりしたのは、あの美人歌手役(ダイアン・クルーガー)と、フランス中尉(ギョーム・カネ)が実生活で夫婦なんですってね~@@ (只今別居中らしいです)
アナ・ソレンセン ダイアン・クルーガーDiane Kruger 1976年7月15日、ドイツ生まれ。ロンドンのロイヤル・バレエで学び、その後ドイツに戻りファッション・モデルとして活動。パリのフロラン演劇学校で演技を勉強し2002年に映画界に入る。この年の“Mon Idole”(ギョーム・カネ 夫・監督作品)ではフランスの権威あるセザール賞候補となり、その後の大ヒット作「ミシェル・ヴァイヨン」(03)での演技も好評を博す。「トロイ」(04)の美しい王妃ヘレン役で一躍注目される。
オードベール中尉 ギヨーム・カネ Guillaume Canet 1973年4月10日、フランス生まれ。11歳のときに毎週末サーカスに参加し、観客への魅せ方や仕事に対する姿勢を学ぶ。後にフロラン演劇コースを受講し、すぐにテレビ映画に抜擢され、94年“FILS UNIQUE”で映画デビュー。その後ジャン・ロシュフォールと共演した「バラクーダ」でサン・ジャンド・リュス映画祭男優賞を受賞する。
「天使の肉体」(98)、「女写真家ソフィー」(00)「ザ・ビーチ」出演
監督としても手腕を発揮し、上の奥さん出演の長編初監督作“Mon Idole”にて03年セザール賞にノミネート。
パーマー司祭 ゲイリー・ルイス Gary Lewis 1945年7月31日、スコットランド生まれ。炭坑ストライキの中、家族を守ろうとする無口な父親役を演じた「リトル・ダンサー」(00)で強烈な印象を残している。その他「ギャング・オブ・ニューヨーク」「ぼくの国、パパの国」(99)見ましたよ~。特にリトルダンサーは良かったです。でも顔までは覚えて無くて、この映画見た時「どこかでこのおじさん見たな~、どこだっけ?ってずっと考えていました(^^;)
ホルストマイヤー中尉 ダニエル・ブリュール Daniel Brühl 1978年6月16日、スペイン生まれ。スペイン人とドイツ人のハーフとしてバルセロナに生まれる。役者デビューは94年に放映されたTV映画「Svens Geheimnis」。
日本でも大ヒットした出世作「グッバイ、レーニン!」感想こちら
「ベルリン、僕らの革命」(04)感想・あらすじ・世界のポスター集め、
ジュディ・デンチ、マギー・スミス競演「ラヴェンダーの咲く庭で」(04)感想こちら、
ギムナジウムで起きた衝撃の事件を映画化した「青い棘」(04)などがある。
青い棘、今度見てみなくちゃ!4月にレンタル開始になったので、近く借りてきます♪
戦場のアリアの中でも、やっぱりダニエル・ブリュールらしい、良い人(爆)を好演、彼に悪人は合わない(^^; わざと映画の役作りの為に体重増やしたんじゃないかな?と推察です。(ベルリン僕らの革命の時、DVDの特典映像で、えっ?と思ったのは、そういう理由だったんじゃないかな?と後から思ったりする・・・)
貫禄ある様にしないと、中尉って風に見えないものね。+ヒゲを一杯生やしてましたが、なんとなくあのつぶらな?犬っぽい目が、気弱そうで可愛いですな~~~!
現在の処、上の3つと、この戦場のアリア合計4つ、ダニエル・ブリュール出演の映画、どれも外してないので、楽しみです!その後の新作は?調べてみましたら、以下の映画があるようです
In Transit (2007) (filming)
Salvador (2006)
Freund von mir, Ein (2006)
Cargo (2006)
ラストの絵(フランス軍の人が手帳に描いてた絵)が、「アン・ジュール」のガブリエル・バンサン Gabrielle Vincent 風でした。もしかして、そうなのかな?って調べて見たのですが、解りませんでした。多分違うんだろうな。
毎年GWの5月1日には映画の日ということもあって、映画を見に行ってる気がします。去年は、コーラスを見たんでした。
映画の日、去年は、「コーラス」だったのね?
良いじゃん、良いじゃん!(笑)さすが、映画の日?ね。^^私の好きな映画ばかりだもの。
連休は、下の子供のリクエストで、ガメラを見てくるわ(泣)しかも、うぅ・・・こんな映画に1800円も出して?って感じだけれど(笑)仕方無いか!
お互いに、充実した連休を過ごしましょうね!
そんなわけで全文読まないで立ち去ります。
お互いに素晴らしいGWの日々を!
この映画、ご覧になったんですね!!latifaさんが絶賛だからぜひぜひ観に行きたいなぁ♪
というわけで、私も観て来てから、ネタバレ部分を読ませていただきます^^
ではまた~☆
男の子ってそういうの好きだもんね~。
戦場のアリア、私は凄く良かったけれど、人それぞれだから・・・あんまり期待しないでネ!汗))でも行って来れたら、また色々お話しましょう!楽しみにしていますー☆
そうそう、ベターハーフ凄くリアルだったわ~。ららさんが言った意味がよ~く解ったよ。でも後味が良くないね・・・離婚しちゃえばいいのに!、って何度も思いながら読んでいたよ(そう簡単に行かない2人であるんだけど(^^;)でも文の中に「有る有る・・」って部分あったわ~。でも角田さんの「対岸の彼女」のリアルで痛い部分って学生時代の処が多いから、それって自分にとっては、過去の事だから興味深く読めるけど、ベターの方は夫婦の部分の描写だから(今の事だから)読んでいて苦々しかったぁ・・(ーー)
それと、この小説、バブル時代に都会でOLして華々しく?過ごした人が読むと色々自分と重なる部分とかあって、なおのことリアルに感じるんじゃないかなーと思ったわ。(私は当時札幌だったし、全然華々しいOLとかじゃなかったので、重なる部分が無かったよ(^^;)
面白い本を紹介してくれて、どうもありがとうございました
わ~!哲さんも、この映画、チェック入っていたんですね。是非ぜひ、ご覧になられたら、哲さんのブログで感想お聞かせ下さいね。楽しみにしています!
PS 言うのをすっかり忘れていましたが、以前紹介してくださった「ブニュエル・ダリ・ロルカ」の本、図書館にあったので、読んだんですよ。写真も色々あったり、メインの3人+寄宿舎時代の友人+有名な著名人達との交流など色々興味深い内容で、え~?そうんだー!とかつぶやきながら読みました。
ちょっと私なんかには、読むのが難しい部分もありましたので、全部をもれなく熟読した訳ではありませんが、内容重厚な本でした。興味深い本を紹介してくださって、どうもありがとうございました
いやいや・・・私は良かったものの、誰でもそう思うか、どうかは・・・解らないので(と弱気です)あまり期待しないでご覧になって下さいまし~~~!
家の旦那は、普通~って冷めて言ってましたし・・・。
フランス語、ドイツ語、英語が入り交じっていて、そこも良かったです。映画の中には、不自然に、セリフが全部英語になっちゃってる@@とか、ありますもんね。これは、それぞれの言語を話していたので、とても自然に見れましたー。もしご覧になられたら、是非感想色々お話したいです
GWも終盤になって来たね。でも本当にお天気が良くて良かったわ。^^
「ガメラ」
あのさ・・・子供のお付き合いでイヤイヤ行った映画だったのだけどね・・・なんと!これが!結構!良い映画だったのよぉ~!単なる、怪獣映画じゃなくてさ、結構泣かせると言うか・・ストーリー的に、結構大人でも楽しめる映画だったので、お知らせしようと思ってさ(笑)実は、息子より、私の方が楽しんだりしてたかも?^^
「ベターハーフ」
読んだか~感動とかそんなもんはないけどさ、あれよ、あれよと言う間に読める本だったでしょ?確かにね、リアルよね?離婚しそうな夫婦が読んだら、あまりにリアルすぎて?微妙ね(笑)今回は、夫婦と言う話題だったのだけれど、この人は、それ以前の付き合っている恋人の段階の話が多いのよね?この間,latifa さんに「ベターハーフ」を紹介した後で、一冊読んだ本があるのよ。やはり、しつこく?この人の本で(笑)こちらも、後味は悪い?のだけれど^^結末が、すごくどきどきする展開でね。おぉ!こっちの方が、なお面白かったかも?と思ったので、一応紹介しておきます^^刺激が欲しくなった時、または、昔の恋を思い出したくなったら?読んで!題名は、「恋人達の誤算」です。
連休中は、5人家族勢ぞろいだったよ^^
家族が多いと、まぁ、ご飯は結構腕を振るおうかな~?と思うわ。そして、エンゲル係数も、一気に上昇よ
ガメラ、意外にも面白かったのね!!良かったじゃないか~。ガメラとかゴジラって大人のファンも多いから、大人にも楽しめる作品に作ってあったのかもしれないね~。
私も昔「クレヨンしんちゃん」に子供の付き添いで行って、意外にもその話しが、昭和?を感じさせられる懐かしい良い話しでさ、泣けちゃったことがあったのよ^^
そうそう、ガメラに出てる子役の男の子って、「コトー先生」に出てた子だよね?あの時、凄く演技上手くて可愛いなって思っていたよ~。
「恋人達の誤算」
さっそく、今、図書館にリクエストしてみたよ!
うん、うん、ベターハーフも、読みやすくてサラサラ読めちゃった。実はベター・・と一緒に、フィフティ・フィフティ彼女の嫌いな彼女って本も一緒に借りて来てて、そっちも先日ちょと読み始めて見たんだけれど、それは92年出版の本だし、ちょっと時代が今とは違う?っていうせいもあるかもしれないんだけど、どうも、なにか読んでいて、しっくり来なくてね。
同じ作家の本でも、スイスイ読めるのや、面白く読めるのと、いまいち入り込めない作品と、色々あるよね。角田さんの本も、対岸の後、3,4冊読んでみたの。やっぱり、面白いのと、いまいちなのと、色々あったワ^^
恋人達の誤算、届いて読んだら、また報告するね♪
でも、英仏独の言葉が飛び交うところは、良かった!
頭の悪い私は、え~~っと、それぞれの人が、どこの国の人か認識するのに、少し時間がかかったけどね(笑)
ただね、latifa さんも書いていたけど、戦争なんて、自分達の意思とは関係なく、上層部の命令に従ってやる、本当におろかな行為だよな?とこの映画を見て、しみじみ思ったよ。今世界の各地で、依然として戦争が起こっている訳で、本当に何の意味が有るんだろう・・・?と改めて思ってしまったよ・・・
ちょっと話は変わるけどさ・・・今、中国で、日本に対する反感がすごいじゃない?あれって、今の何にも知らない若い世代の人たちに、昔の人が、事実以上の事を吹き込んで、若い世代の人たちを暴動に追い立てているようで、なんだか腹立たしいわ。中国の教科書にも、事実を捻じ曲げて反日感情を掻き立てる様な記述が有るらしいし。日本が中国に偉大な経済的な援助をしていることなんて、全然若い人は知らないらしいし。なんかやり方が汚いって感じがする。正しい歴史をきちんと学ぶことも必要だね?(自分を含めてね)
何か話がずれちゃって、ごめ~~ん
私も、色々な事話せるのは、とても楽しいわ!
これからもお付き合いよろぴく~~~
ア、そうそう、あのアリア歌った人のだんなさんが、あのフランスの中尉なの???それはびっくり!って言うか、あの人、羽賀けんじに似てなかったかい?
そうかぁ~!率直な感想、ありがとうー!!とっても嬉しかったよ。
いまいちだったのに、遠慮して本当の事言ってくれないほど、悲しいことって無いもん!
そうか・・・家の旦那同様、人物掘り下げが足りなかったっぽかったんだね~。確かにそれはあるかもしれないね。私は、あの歌をみんなで聴く程度だろう・・・って思ってたから、あの後、家の住所を交換して戦争終わったら会いに行く・・って言ってる人や、ほら、爆弾空襲来るからって、自分の防空壕に入れちゃってかくまう?そんなことまでしてたか!と思ったら、何故かとても泣けて来てしまってさ・・・・
> 頭の悪い私は、え~~っと、それぞれの人が、どこの国の人か認識するのに、少し時間がかかったけどね(笑)
あ~!確かにそれは、ちょっと解りにくかったよね。帽子とか軍隊の服で見分けをつけるしかなかったもんな~
中国の件、そうなんだよねー!!韓国もちょっとそれに近いところ有るような気がする・・・
なんか、確かに日本も酷いことしたけど、でもさ、良いこともしてるでしょ・・・。そこんところは全然報道しなくて、悪い事ばっかりを次世代の子に教えるのって、どうよ?ってホント思うわ~~。あまりに日本人=悪・鬼 って教えられてるから、実際日本に来たら、意外と親切でびっくりするらしいね・・・。この前さ、今韓国で一番人気ある若手の子が、「日本が好き」発言をしたら、メチャクチャ叩かれたらしい。なんか、あの国では、おおっぴらには、「日本が好き」とも言えんのかぁ・・・と悲しくなったよ。私の友達のお母さん一家(結構なお年)は、日帝時代に嫌な思い出は殆ど無くて、むしろ良いこと楽しいことも一杯あったんだって、だから日本人に対して悪い印象が無いんだけど、でもそれを家族以外の世間様では言えない・・・って聞いたことがあるよ。
> 羽賀けんじに似てなかったかい?
似てる!どははは。なんか寄り目の羽賀けんじって感じだったね(^^;)
そういや、偶然、こんな写真みっけたんだけど、良かったら見てみて。ららさんの熱が冷めた彼の若い時らしいよ。
http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=tactor&nid=887653