ロシアのサンクトペテルブルクにあるロシア美術館の分館が、マラガにあります。
セントロからは歩きではだいぶ遠い。バス利用。
我が家からは海辺のバス停まで歩いて降りて行けば、M110番のバスで美術館のすぐそばまで行ってくれて乗り換えなしなので便利。
同じ敷地内には自動車博物館もあります。もともとたばこ工場があった所のようです。
歌劇カルメンでもセビージャのたばこ工場が出てきますが、たばこは結構大きな産業だったのかなー。過去形かさえわかりませんけど。
毎週日曜日の夕方からマラガの多くの美術館博物館が無料になるのですが、この日はなんでかわからないけど、木曜日も一日無料デ―だったので、マラガに出るついでに一番行ってみたかった美術館に行ってみました。
昔は結構美術とか好きで美術館に頻繁に行っていましたが。最近は、美術館の作品数の多さに圧倒され過ぎて(一度に全部見なくてもいいんだけどねー。貧乏性だからー。)、なんか好きだけど、苦手、みたいな場所になりつつありました。
体力が落ちてるのねー。
なんかものすごく斜めに撮れちゃったけど。ははは。
この不景気なスペインにおいてとても贅沢な感じの新しい美術館でした。まあ、美術館が貧乏っぽいってのは残念すぎるけど。
作品はざっくりしか見ていないけど。
描かれている人物が当然ロシア人なんだけど、ヨーロッパぽいいわゆる白人の顔とかちょっとアジアっぽい顔つきの人とかいて。画風もとってもヨーロッパの影響を受けているものとか、基本ヨーロッパだけど、アジアのエッセンスの入った色合いとか。なんかあまりそういうの気にしたことなかったなー。と、素朴に感動。
企画展ではカンディンスキーをやっていました。
解説、ぜんぜん読めませんでしたが。カンディンスキーは民具や農具の模様やらに影響を受けている、というのがテーマの展覧会でした。
colección del Museo de Ruso より画像拝借。
子どもの頃に見た画集では、白い四角のキャンバスの中に描かれた絵がなんか不自然に思えて、キャンバスと絵の不調和というのかなー。カンディンスキーは結構見るとムズムズしちゃう、苦手タイプの画家だったんだけど。
20年くらい前かなー。ニューヨークのグッゲンハイムで結構大量に見た時に、「あれ、なんか楽しいじゃないか!」とイメージアップ。
今回はどういう風に感じるのかなーと漠然と思っていましたが。
民具とか農具の影響というのを鑑みながら見ると、なんかちょっと身近というか、かわいらしいイメージに変わって来た。
でも、小難しいおじさんには変わりなさそうだけど。ははは。
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