新ラ☆スーサの星

ラ☆スーサのいろいろ
  
 ここ数年はコスタデルソル暮らし。

図らずも「トランプとプーチン」という内容に。

2022-02-28 20:54:10 | スペイン

全然見に行ってないのでどの程度の賑わいなのかはわかりませんが、街はカルナバル(カーニバル)ウィークでイベントが行われているようですが(もちろんブラジル・リオのカーニバルみたいのではありません。見てないからわかりませんが、思うに。)、

あいにくの曇り空で湿度があってじわじわ寒いのと、座骨神経痛になってしまって苦しんでいるので、出かけずに

家に遊びに来た友だちと昼からお酒を飲みながらだらだらとカードゲームをしました。

最初はババ抜き。

みんな、トランプなんてもうずいぶんしていないので、遊び方を忘れてしまっている。

なので、あたしが「それでは日本のババ抜きをしましょう」と教えてあげました。

次にチェコ人が「ウノ」のトランプ版みたいのを教えてくれてやり、

そうこうしているあいだにアルゼンチン人がアルゼンチンにいるお母さんに電話してルール―を聞きだし、なんかわからん複雑なゲームを。

最終的にだんだんわかって来たような来ないような。。。でもなんか勝負心が燃えるので面白い。

 

そんな中、プーチンが核兵器使用について言及したっていうニュースが流れて来て、

これは本格的にヤバいよ、と。

核兵器が落ちてくる可能性が現実になるって。

今まではそんな可能性なんて考えたことなかったからね(いわゆる核抑止力って事でしか。それを良しとするわけではないけれど)。

この侵略だって狂気の沙汰じゃないからね。ほんと核兵器使いかねない、って状況。

 

湿度が高くてそんなに寒くはないがシンシンとした中スポティファイでレコードの針の音がしそうな古いブルースを聞きながらカードゲームをしていたら、「なんか、核シェルターでカードゲームをしながら最後の時を待つ映画のひとシーンみたいだね」と、なんか変な実感。

 

夜になって、この拙いスペイン語でなんと伝えたらよくわからないけれど、連絡してみよう、と、キエフ出身の友だちに

「今あなたの国に起こっていることがとても残念です。あたなの家族が安全であなたも落ち着いていられると良いな」

的なメッセージしてみました。

家族はキエフにいるしウクライナでは誰も安全ではないので、ぜんぜん落ち着いていられません。

みたいな返信が来て、あ、こんなにつっけんどんな感じじゃないけど。

そらそうだよな。アホな事きいたよ。と反省。

ウクライナにいたら多少避難してたって安全じゃないよな。

家族が今爆撃されている所にいて、命が脅かされている状態だよ。

胸が詰まって涙が出て来た。

 

ニュースでウクライナ国境で国を出ていく人たちと、兵士として国を守ろうと戻ってくる男性たちを映していた。

入国を待っている人は「ウクライナを守るために帰って来た」とハイテンションだった。

なんか、今まで仕事をして暮らしていた所から、自分の国を守るために死を覚悟してやってくる男性をみていたら、

涙が出て来た。

彼のその愛国心にでは無くて、

そう言う風に愛国心的な物を掻き立てられざるを得ない狂った状況が苦しくて。

 

この侵略戦争を終わらせるために、あたしに何が出来るのかぜんぜんわからないけれど、

とりあえず、考え続ける事にします。

 

数年前のフエンヒローラでの国際フェリアで食べたウクライナ料理


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