家計が変わる、じぶんが変わるコンサルティング事例

個人相談の事例と解決方法をご紹介してます。(尚、お客様の特定が出来ないよう詳細は変えております)

家計のやりくりへのアドバイス

2016-06-03 12:59:59 | 家計管理


<プロフィール>
夫28歳
妻30歳
子ども0歳

<ご相談内容>
お子さんが生まれたことをきっかけに家にはいられた奥様。これまで、それぞれの財布から家計費を出し合っていましたが、専業主婦になって家計を任されることに。奥様の給料がなくなったことで収入は約半分になったため、毎月赤字をこれまでの貯蓄で埋める生活です。
奥様はできれば第2子も希望されており、復帰は当面考えていません。なんとか家計のやりくりの基本をマスターしたいとお越しになりました。

<現状の分析>
家計費を1ヶ月つけてもらったところ、夫の手取収入は22万円。それに対して1ヶ月の支出総額は27万円でした。
これまでは、お互いが家計費を出し合い、足りないお金は補充し合うという形で特に予算は設けていませんでした。貯蓄もそれぞれで残ったお金を貯めるという形です。妻は積立貯蓄をしていましたが、この1年はできないままです。
また、ご夫婦とも保険に加入しておらず、保険料の捻出も苦しいと考えています。
マイホームはゆくゆくご主人の親の敷地内に建てる予定。

<アドバイスとその結果>
まず、1ヶ月、1年単位で家計費の予算を立てることにしました。年単位、月単位で出ていくお金を洗い出します。さらに、年で出て行くお金をあらかじめ積立貯蓄で用意できるよう設定。月の予算は口座引き落とし分と現金引き出し分をわけて、さらに現金予算は5週に袋わけをしてもらいました。

毎月なんとなく赤字で不安が膨らんでいた奥様も1ヶ月、1週間ではこれだけ使えると大きな数字が把握できてホッとした様子でした。

保険は夫の死亡保障と夫婦の医療保障、子どもの最低限の保障を確保。1万円台ですべての保険料がまかなえるよう、保険会社を選択。
保険料の支払いは始まりますが、将来のリスクに対してきちんと準備することで家計の不安が払拭できます。

月々はあまり余裕がないものの家計費のムダをチェックしていくことで月々の赤字が解消。ボーナスで貯蓄も可能になりました。そこで、住宅のための積立も出来る範囲の金額で始めることに。

FPと一緒に整理をするうちに、無我夢中の子育てから少し余裕が出来たので、お弁当作りや材料の使い回しなど工夫してみたいと前向きになられたようです。自分がやっていることが目に見える効果になっていくのが嬉しいとも。