家計が変わる、じぶんが変わるコンサルティング事例

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二世帯住宅の資金計画

2009-09-16 14:58:19 | 財産管理

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<プロフィール>
Aさん(女性・62歳)ご主人は5年前に亡くなり現在1人暮らし。独立した長男・長女がいらっしゃいます。


<ご相談内容>
 夫死亡後1人暮らしをしていたAさん。長男夫婦と新築での同居を考えています。土地はAさんと長男の共有名義。

 その場合の名義の分け方や、最終的に自宅を長男夫婦に相続させる場合、県外に嫁いだ長女とのバランスも心配です。


<お客様の課題>
 自宅の建築費用は約2000万円。Aさんは頭金として1,000万円程度を住宅資金に当てる用意があります。
 
 長男夫婦のまだ貯蓄が少ないため1,000万円住宅ローンを組む予定。


<アドバイスとその結果>
 Aさんは当初住宅資金を贈与して自宅の名義を長男だけにしようと思っていました。

しかし、手元の預貯金が心もとなくなる上、最悪親子が仲たがいした場合建物の名義が長男なので、力関係で退去せざる得なくなることを考慮してもらいます。

 権利を維持するため1,000万円分づつ名義をわけることを提案。

 また、Aさんに万が一のことがあった場合、Aさんの財産である自宅の土地建物と預貯金を長男長女で相続する場合、長男が住んでいる自宅の権利を長女が主張すると困ることを指摘。


<アドバイスのポイント>
 将来のことも考慮し、自宅は長男、預貯金は長女に相続させることが望ましいですね。
 
 その場合、きちんと意思が反映されるよう遺言書の作成がベスト。
 
 自宅と預貯金の評価額に大きな差が出ないよう相続財産のバランスも考慮しました。


<お客様の感想>
 大きなお金が動く不安と、最終的に長男に家や土地を相続させたいこと、長女への配慮とばらばらの問題が、すっきりまとまりました。

 ある程度財産が手元にあることも重要だと改めて考えました。