家計が変わる、じぶんが変わるコンサルティング事例

個人相談の事例と解決方法をご紹介してます。(尚、お客様の特定が出来ないよう詳細は変えております)

子どもの教育資金準備

2016-06-03 13:21:41 | 各種資金計画

<プロフィール>
夫 会社員 35歳  妻 専業主婦 34歳 
長男 4歳  長女 2歳

現在の預貯金 500万円

<相談内容>
 最近の不況で夫の残業代がほとんど出なくなってしまい、ボーナスも半減しました。

そんな中、周囲では子どもに習い事をさせ始める家庭もではじめ、苦しい家計の中から捻出すべきか悩んでいます。

 今後はマイホームを購入したいと考えていますし、将来の子どもの教育費もできるだけだしたいと思っていましたが、実現できるか不安です。


<お客様の課題>
 漠然とした不安がつのっている状態です。年収が3/4程度に減ってしまったことで、これまでの家計管理では赤字が止まりません。

 目の前の対処方法と将来への備えの両方を知りたいと思っていらっしゃいます。

 
<アドバイスとその結果>
 まず、お客様の手取り収入と年間支出・年間貯蓄額等を把握して1年間で貯蓄できる目標額を把握します。

 次に支出の中で見直しして節約できる項目をあげ、見直しの効果を試算します。

 さらに、簡易キャッシュフローにより、将来いつどんな資金が必要でその時点でいくらお金が貯まっているか10年~30年のスパンでご覧いただきました。

そこから、 

早くから教育資金をかけることで、2人目の子どもの進学までお金が続かないということ、

住宅も購入価格によって利息等を含めた諸経費が大きく変わってくることなどがそこから見えてきました。

 このご家庭の場合、堅実に貯蓄しておられるため、

「子どもの教育費を早くからかけすぎない」

「上の子どもが小学校入学するのをメドに妻も働きに出る」

「より保険料の安い保険に掛けかえる」

「子ども用の積立貯蓄を増やす」等の複合的な見直しにより、2人の教育費を大学進学時各300万円程度は確保できるようになりました。


<お客様の感想>
 給料の減収により、貯蓄できない苛立ちや不安が解消しました。

将来の収支が確認できたため、いつまでにいくら貯めればよいかイメージできました。

 また、年間の貯得目標額がわかったのが有意義でした。
 
毎年貯蓄を確実に行なっていけば住宅も教育費もあきらめなくてよいのだと、心が軽くなりました。

 今は教育費が本格的に必要になるまでの大切な準備期間だとわかりました。周りの習い事通いには惑わされずマイペースでやっていこうと思いました。

 住宅も中古住宅・マンションと選択肢を広げれば満足できる住まいももてるのだと、気持ちにゆとりができました。

ありがとうございました。