<プロフィール>
夫 会社員 55歳
妻 パート 49歳
長女 26歳 社会人 同居
長男 21歳 大学生 関東で一人暮らし
貯蓄 800万円
退職金(予定) 1500万円
住宅ローン残高 1300万円 返済終了年齢(夫)67歳
退職後は関連企業に再就職の予定
<相談内容>
60歳を待たずに半年後(55歳)で退職する予定。下の子どもが大学3年生で仕送りが必要です。就職難ということと、理工系という理由から大学院への進学を希望しています。
教育費は、退職金の1500万円と貯蓄が800万円あるため工面はできますが、このまま切り崩していって大丈夫でしょうか。
また、今後は再就職をしますが、退職前の手取りで50万円あった月収が15万円まで下がるため生活費を大幅に見直す必要があります。
退職が早めだったため会社の説明がほとんどなく、年金や保険の手続きがきちんとできているか心配です。
<お客様の課題>
貯蓄は退職金と合わせて2300万円あるものの、住宅ローンも1300万円残っており、正味の財産は1000万円です。
さらに、子どもの教育費や仕送りが2年延びることで約500万円の教育費が余分に必要です。
今後の30年以上にわたるセカンドライフ全体を見据えたマネープランが必要です。
<アドバイスとその結果>
キャッシュフロー表で確認すると
子どもの大学院進学、結婚資金、住宅のリフォーム等行なっていった場合ご主人が70歳時点で貯蓄が底をついてしまうことがわかりました。
①まず、手元の支出を見直します。
仕送りもあり、生活費を使っているつもりはなかったようですが、月額7~8万円の使途不明金(何に使っているかわからないお金)があることがわかりました。そこで各支出を予算立てして管理するようにしました。
②現在加入中の保障は死亡保険金額が合計で5,000万円もあり、高い保険料を払い続けることになっています。
幸い会社の団体保険を退職後も移行して続けられるため、医療保障5,000円と死亡保障1000万円(一定年齢ごとに保障額が下がる)をこの団体保険で確保し、他は解約しました。
これで月3万円程度支出をカットできました。
③公的年金額を確認したところ、年金加入期間が33年間ということで思ったより年金額が少ないことが判明。
62歳から受け取れる部分年金を補完するため、またより年金を増やすことが大切だとわかりました。そこで、再就職先で厚生年金に加入しながらできるだけ長く働くことができるよう準備をすることになりました。
また、今後の働き方によってはご主人の年金受け取り開始時期を繰下げることで年金を増やすことも視野に入れています。
④退職金は企業年金で受け取った方が受け取り総額が多くなり、受取期間の運用利率もちまたの金融機関の金融商品の利率より高めのため、一部を企業年金で受け取ることにしました。
⑤住宅ローンは教育費との兼ね合いで当面500万円を繰り上げ返済に充てることにしました。これにより、返済利息が160万円、返済年数が7年短くなり60歳で返済が終わります。
<お客様の感想>
今後の支出を考えたら、退職金があってもムダはできないことを実感しました。
今までどんぶり勘定だったことを反省して、計画的に家計をすすめていくきっかけになりました。
健康保険の選び方や、公的年金の金額や受け取り方の違い、雇用保険から支給される助成金のことなど、「知らないと大きな損」になることが退職時にはたくさんあるのだと驚きました。
ご助言大変参考になりました。
夫 会社員 55歳
妻 パート 49歳
長女 26歳 社会人 同居
長男 21歳 大学生 関東で一人暮らし
貯蓄 800万円
退職金(予定) 1500万円
住宅ローン残高 1300万円 返済終了年齢(夫)67歳
退職後は関連企業に再就職の予定
<相談内容>
60歳を待たずに半年後(55歳)で退職する予定。下の子どもが大学3年生で仕送りが必要です。就職難ということと、理工系という理由から大学院への進学を希望しています。
教育費は、退職金の1500万円と貯蓄が800万円あるため工面はできますが、このまま切り崩していって大丈夫でしょうか。
また、今後は再就職をしますが、退職前の手取りで50万円あった月収が15万円まで下がるため生活費を大幅に見直す必要があります。
退職が早めだったため会社の説明がほとんどなく、年金や保険の手続きがきちんとできているか心配です。
<お客様の課題>
貯蓄は退職金と合わせて2300万円あるものの、住宅ローンも1300万円残っており、正味の財産は1000万円です。
さらに、子どもの教育費や仕送りが2年延びることで約500万円の教育費が余分に必要です。
今後の30年以上にわたるセカンドライフ全体を見据えたマネープランが必要です。
<アドバイスとその結果>
キャッシュフロー表で確認すると
子どもの大学院進学、結婚資金、住宅のリフォーム等行なっていった場合ご主人が70歳時点で貯蓄が底をついてしまうことがわかりました。
①まず、手元の支出を見直します。
仕送りもあり、生活費を使っているつもりはなかったようですが、月額7~8万円の使途不明金(何に使っているかわからないお金)があることがわかりました。そこで各支出を予算立てして管理するようにしました。
②現在加入中の保障は死亡保険金額が合計で5,000万円もあり、高い保険料を払い続けることになっています。
幸い会社の団体保険を退職後も移行して続けられるため、医療保障5,000円と死亡保障1000万円(一定年齢ごとに保障額が下がる)をこの団体保険で確保し、他は解約しました。
これで月3万円程度支出をカットできました。
③公的年金額を確認したところ、年金加入期間が33年間ということで思ったより年金額が少ないことが判明。
62歳から受け取れる部分年金を補完するため、またより年金を増やすことが大切だとわかりました。そこで、再就職先で厚生年金に加入しながらできるだけ長く働くことができるよう準備をすることになりました。
また、今後の働き方によってはご主人の年金受け取り開始時期を繰下げることで年金を増やすことも視野に入れています。
④退職金は企業年金で受け取った方が受け取り総額が多くなり、受取期間の運用利率もちまたの金融機関の金融商品の利率より高めのため、一部を企業年金で受け取ることにしました。
⑤住宅ローンは教育費との兼ね合いで当面500万円を繰り上げ返済に充てることにしました。これにより、返済利息が160万円、返済年数が7年短くなり60歳で返済が終わります。
<お客様の感想>
今後の支出を考えたら、退職金があってもムダはできないことを実感しました。
今までどんぶり勘定だったことを反省して、計画的に家計をすすめていくきっかけになりました。
健康保険の選び方や、公的年金の金額や受け取り方の違い、雇用保険から支給される助成金のことなど、「知らないと大きな損」になることが退職時にはたくさんあるのだと驚きました。
ご助言大変参考になりました。