ヘルシンキの余韻

現実に戻ってしまいました。

ロンドンに到着して１５時間後。
いつもと変わらない日曜の朝が来ました。

アタシは、毎週日曜日はバイトをしています。
早朝からのお仕事デス。か、悲しいっスね。

まぁ、ロンドンに居るというコトも、
ある意味現実離れしてますが、
それはさておき、何となく
夢から醒めてしまった感があることは否めません。

とは言え、仕事があるのは悪いコトではありません。
バイトしてるからこそ、旅行にだって行けるのデス。

しかも、昨日は『やっぱりロンドンが好き♪』
なんて再確認したばかり。
でも、あぁ、フィンランド～。

そんなこんなで、旅の余韻はまだまだ続きそうデス。

ホームシック

夕方になって、無事にロンドンに戻りました。

５泊６日のフィンランド一人旅は、
初っ端でややコケたものの、
今は笑い話に変わりつつあり、
そんなネタが増えたコトもあって、
国自体はキライにもならず、
逆に、やっと来られたという達成感で
何だか長年の肩コリが取れたような、
爽快なキモチで過ごせました。

しかし、ですね。
今回の旅でもやっぱりか、
と再確認したコトがあります。

それは、アタシはイギリスが大スキなようデス。

ロンドンで生活している間は、色々と不満も抱え、
ストレスも多かれ少なかれ感じながら日々過ごしていますが、
それでも、アタシにとって居心地のイイ場所のようデス。

ロンドンに居る時には日本が恋しいと思うコトはありません。
それはきっと、日本は絶対的な存在だからなんだと思いマス。

日本を離れたところで、日本語を忘れるワケでもなく、
家族や友人の存在が途絶えるワケでもなく、
希薄になることはあれ、失うモノは無いからでしょうか。
毎日日本食も食べてるしね。

でも、イギリスからどこかへ旅をすると、
必ずと言っていいほど
アタシはホームシックのような感覚に陥りマス。
『ロンドンに戻りてぇ～っ』ってな風に。
ワガママなもんですね。

ロンドンに戻り、いつもと変わらない、
チョット不便で理不尽な生活、
いつまでも上達しない英語、
聞き取れない上に面白くないＴＶ。

けど、こんな日常がとてもイイのです。
帰ってきたな、と噛み締めつつ。


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かもめ食堂にて

「かもめ食堂」に行きました。

宿泊先で出会った日本人たちの情報によると、
実際の店を見るとがっかりする、というコトであったが、
アタシとしては、なんてステキな食堂なの♪
と大喜びの大感激であった。

日本人はガイドブックに踊らされているのかも知れない。
きっと、映画の公開以来日本人観光客がワンサカと
日々押し寄せているのだろうけど、
（アタシはその辺の加熱ぶりは分からんけど）
現地のかもめ食堂はというと、
そんな騒ぎは全くもって蚊帳の外で、
今朝も変わらず普段通りの営業って感じであった。
だからこそ、居心地が良かったのだろう。

映画の中でも出演されていた、その店のマスターは
声はかけずとも、アタシに満面の笑みを贈ってくれ、
『君も日本から来たのかい？』ってなコトを
言いたそうであったが、残念ながら日本から来たワケでは
なかったので、ちょっっぴり視線をそらしてしまった。

今度来る時は、“シナモンロール”食べてみようかな。
って、フツーはそれ食いに行くんちゃうのんかっ！！と
一人で突ッ込みつつ・・・。


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マリメッコへ

今回ヘルシンキを旅行先にしたのは、
前回の欧州旅行で、唯一フィンランドには行けなかったという
残念な想い出があったからというのもあるけれど、
『Marimekko/マリメッコ』というブランドを
現地で見たかったからという理由が一番大きいのである。

北欧は大自然に囲まれていて、そこに住んでいる人びとも、
それはそれは寛容なココロの持ち主である。
したがって、そんな彼らが表現する芸術からは、
とても雄大な印象を受けるのだ。

マリメッコのテキスタイルは、シンプルだけれど
温かみを感じるし、日本人にも受け入れやすい。

今回はせっかくなので、郊外の工場にも足を伸ばし、
定番のパターンから、最新のパターンまでじっくりと鑑賞。

その後、色々と買物したら、なんと合計が１２３．４５ユーロに。
アタシの買い物のセンスもなかなかのモンではなかろうか。
・・・って、こんなオチが言いたかったワケぢゃないねんよ。


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ムーミンワールド

朝起きても、荷物は届いてませんでした。
けど、旅は続けマス。
正直、気にしていられません。

昨日の夕方、ヘルシンキから第二の街「トゥルク」に移動しました。
そう、ここから近くにある“ムーミンワールド"へ行くためにデス。

小さい頃テレビでよく観ていたあのムーミンです。
カバではないらしいと大人になって知ったあのムーミンです。

フィンランドの町のあちこちではよく見かけました。
金髪の超カワイイ小さな子どもがぬいぐるみを
抱っこしてるのをちらほらと見かけました。

オランダに行った時は、オランダ人よりも日本人の方が
ミッフィーちゃんを愛してるのでは？っていうか
踊らされてるのでは？
と、軽いめまいをした経験がありましたが、
フィンランドでは、日本人以上に
ムーミンはフィンランド国民に愛されており、安心しました。

で、事前情報では、気ぐるみのムーミンを見たらガッカリする、
と聞いていたので、過度の期待は避けて行きましたが、
やっぱり、正直、ホントにがっかりデス（爆）。

でも、そこはアタシももう立派な大人。
写真におさめたら、それ以上、ムーミン一家を見ないように
努力いたしたしました。それでイイのです、きっと。

そんなこんなムーミンに会うプチ旅行を終えた夜、
アタシのバックパックは宿泊先に無事に届きました。

余談ですが、キノコは入ってませんでした。
あしからず(^^♪。


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