Lady Fuku

三毛美猫「ふく」
はちわれ猫「ちこ」
サバトラ猫「マーヤ」の成長日記

ベトナム ダナン・ホイアン旅行 その3

2024-04-11 20:52:00 | 旅行・お出かけ

母娘のベトナム旅行 四日目。

前日「人生で一番暑かった日かもしれん」と書いたのですが、
嘘でした。


この日は遺跡を観光するオプションツアーに参加。

ホイアンから車に揺られること一時間、
幻のチャンパ王国の聖地「ミーソン遺跡」に到着したのですが...



日本で山といえば涼しいイメージあるじゃないですか?
この日のミーソンは風がそよとも吹かないうえ、緑に囲まれて熱帯雨林の蒸し暑さ+きっつい日差し。
ふとスマホで気温を調べたらミーソン36度(体感温度45度)と...
まじか...( ;´Д`)


海岸線沿いを中心に東西交易の要所を抑えたチャンパ王国は、ベトナム中部で2世紀~14世紀にかけて隆盛を極めていました。
インド・クメール・ジャワとの海洋貿易を通じて、インド文化やヒンドゥ教の影響を強く受けた多彩なチャンパ文化を持っていた事が、遺跡の出土品からもわかります。
北部ベトナム王朝・南部クメールとの激戦の歴史の中で、王都を遷移してきたチャンパ王国の遺跡は、各地にその遺跡が残っています。
12世紀にはかのアンコール王朝にまで攻め込み、首都アンコールワットを陥落させた記録まで残るほどの強大な力を誇示していました。
15世紀に首都ヴィジャヤが陥落し、チャンパ王国は滅亡しましたが、現在もベトナム国内には10万人ほどのチャム族の末裔が暮らしており、チャンパ王国の文化を今に伝承しています。
(観光サイトHPより)





入り口から5分ほどカートに乗って山林道を進みます。
けっこうスピード出すので風が気持ちよく、ちょっとしたアトラクションのようです。

カートから降ろされたあとは、徒歩でしばらく歩きます。
母だけは高齢者サービスなのか、再びカートに乗せてもらえました。
私は一緒にツアー参加していた20代のナウでヤングな男女3人組と
「私たちもカート乗りたかったね」とふうふう言いながら徒歩で遺跡まで歩きます。
しかも今日のガイドさん、めちゃくちゃ足が速くてズンズン先に行ってしまいます。
さすが地元民は暑さに慣れておる。
ていうか待って...置いてかないで...

ヤング三人組はなぜか帽子を忘れてきたらしく、(あんたら、山をなめんじゃないよ)と現地の人のような気持ちになりましたが、
よく考えたら遺跡ツアーに行こうなんて歴史も学びたい良い若者たちじゃないの・・・
と持っていた冷却シートを分けてあげました。



しばらく歩いたところにある小劇場でチャムダンスを鑑賞。
ダンスのあとはいよいよ遺跡へ。













ヒンドゥの神々を祀る祭壇が建ち並びます。
この風景は日本じゃ見られない、
なんだか「三つ目がとおる」みたいでワクワクします←適当





しかし日陰がねえ...
私の日傘は母が使っているし...
あ...暑い...




ガイドさん「コレハ男性器ト女性器ノ象徴デス」

リンガとヨニというこの御神体が遺跡のいたるところにあります。
モロに子孫繁栄のモチーフなのね。
ヒンドゥー文化はセクシュアルでおなじみですもんね。

ガイドさん「触ルト子宝二恵マレマスガ、遺跡ナノデ触レマセン!!」

あ、触るのは結構です。


遺跡の一部はベトナム戦争当時の爆撃でかなり破壊されており、
痛ましい彫像も多いです。
ほんと戦争は碌なモンじゃないですね...
















ガイドさん「ホラ!アレモ男性器ト女性器ノオブジェデス!!触リタイデスカ!?」

うんうんさっきも聞いたし触らないから大丈夫( ;´Д`)

帰りはまた母はカート、私とヤング三人組は熱中症になりかけながら徒歩で戻ります。
ガイドさん、足が速いっつうの。
売店でアイスやジュースを買ってなんとか生き延びました。

当然この日も帰りの車内は全員爆睡。
エアコンありがてえ。
間違いなく今日が人生一番暑かった日だよ...



ホテルに戻ってとりあえずシャワー。

私も母もホテルの朝食をもりもり食べてあまりお腹が空いてないので
(というか暑さにやられて)
ランチをすっとばしてスパに行こう!という話に。
ホイアンはいたるところにスパがあり、旅のどこかでスケジュールに入れようと思ってましたが、
スパるなら今しかねえ!!疲れMAX!!

日本でもスパ未体験の母が不安そうだったので、ふたり同室で一緒にマッサージを受けられる「Coral Spa」を予約。
日本語メニューもあってわかりやすく、
はちみつ味のめちゃくちゃ美味しいウェルカムドリンク飲みながらレモングラスの足湯→
全身オイルマッサージをしてもらい、気持ち良すぎて途中から記憶がないですが、ちゃんと母には加減してマッサージしてくれたようで、もみ返しもなく旅の疲れが癒やされました。


夜は何食べたい?と母に聞くと

母「ピザ」
私「......」
母「あとコーラ」
私「......なんでベトナムに来た」


仕方ないのでネットで「ホイアン ピザ」と検索して、先述のスパにも近く
やたら評判が良い「Pizza HỘI AN VIỆT QUÂN」というお店に行ってみることに。

「場所は細い路地の先にあって(ほんとにこんなところにピザ屋が?)と不安になるけど心配すんな」みたいなレビューを信じて路地を入ってみたところ、

(え・・・ピザ屋?どこ・・・?)

路地の突き当たりのお宅のご夫婦と小さい女の子が軒先のテーブルで、他の屋台で買ってきたと思しき晩ご飯を食べているけど…ここ民家なの食堂なの?しかも他にお客がひとりもいない...
とキョロキョロしていたらご夫婦の奥さんがメニューを出してきました。
あっ、一応ピザ屋っぽい看板がある!ここで良いんだな!



とりあえずProsciutto&funghi (ハムとキノコ)ピザを頼むと、
しばらくして熱々の石窯ピザが出てきました。


チーズも生地もめちゃくちゃウマイ


この店の誰がどこで焼いてるのか全然見えないので、急に出てきた魔法の食べもの感があり、
なんとも不思議な気持ちで美味しいピザを堪能しました。

母「美味しい美味しい」
私「よかったね」




ベトナム五日目。
最終日のこの日はゆっくりホテルで朝食をとり、ホイアン旧市街を再び散策。

ベトナムはとにかく車とバイクの数がすごくて、たまに3人以上乗せたバイクが通るので驚きます。
横断歩道も、信号がないところは気合いで通らないといつまでも道の向こうに渡れないので、慣れるまで大変です。

ホコ天部分は母を連れていても安心ですが、ぼんやりしていると自転車やシクロ(人力車)にぶつかります…💦







今日もまた「188HoaVangRestaurant」でマンゴースムージーを頼む母。
とても気に入ったようです。

店員さん(またこの人たち来たわ・・・同じもの頼んでる・・・こわい・・・)


ベトナムの硬水で髪がバサバサしてきたのでヘアオイルが欲しいと思い、
お友達に聞いた「taran.」というオーガニックなコスメショップへ。





良質なオイルやフレグランスがたくさんあり色々買っちゃいました。



お店のそばにまたワンちゃん。


せっかくだから海も見たいねと、
Grabアプリでタクシーを呼びアンバンビーチへ。
このアプリを使うと行き先の料金が先にわかるので ぼったくられなくて安心なんです。






ベトナムはワンちゃんよく見かけるけどニャンコは初めて。
ここは魚も多いもんね。


ビーチでまたマンゴースムージーを飲んでいる母を横目に見ながら、
娘の「親孝行したい」というある意味エゴ、わがままに付き合わせちゃったけど
こうして異国の風景を母と一緒に見られて良かったな・・・と
コロナ禍のことも思い出してしみじみしてしまいました。


晩ご飯何食べたい?と母に聞くと

母「ハンバーガー」
私「......」
母「あとポテト」
私「......だからなんでベトナムに(以下略)」


ホイアン最後の夜は宿泊ホテルの1Fにあるレストラン「"Lồng Đèn" Restaurant」で食べることにしました。


母はビーフバーガーとポテト、
私はチキンとカシューナッツ炒めを。
最後までご飯美味しかったな、ベトナム。

ホテルからダナン空港まで送迎してもらって、
深夜のフライトで成田に帰りました。






エネルギッシュで人々も親切だったベトナム、
暑かったけどなんだかんだとっても楽しかったです。
一度でも行った国は天災や政治、文化などずーっと気になりますよね。
私にとってベトナムもそんな国のひとつになりました。
帰ったら何かベトナム料理作ってみよう。

東京駅で新幹線の指定席を買って改札まで母を見送り、夫と愛猫たちの待つ家へ。
電車で帰ってるあいだに母へLINE。

私「無事に新幹線乗れた?」
母「乗れなかった」
私「......は?」
母「トイレ行ってたらもう新幹線出ちゃってて、次の自由席に乗ったけど座れたよ!」

....指定席代返してくれ....
最後までマイペースな母よ...



帰宅後、
ネコたちと抱擁もそこそこにご飯を催促されました。


丸顔ばっかり美味しいもの食べて!



マーヤたちもスペシャルランチ欲しいの



とりあえずひとり一本ちゅ〜るお願いします!!


す、少し休ませてください
( ;´Д`)





コメント (4)
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