しろいのがでる

今日は胃検診。

バリウムを飲んでX線間接撮影するタイプの集団検診だ。実は私はこの検診の「体をぐるんぐるん動かされる装置」が好きだ。なんだか宇宙飛行士の訓練みたいで楽しい。←バカ



経験の無い若い人のためにその手順を解説。

まず、発泡剤（粉末のソーダみたいなやつ）と水を飲む。
次に紙コップにほぼ一杯の造影剤、通称「バリウム」を飲む。普通のジュースか何かのつもりで紙コップを受取ると重くてびっくりする。水の４倍以上の比重なのだ。

そして撮影室にある「体をぐるんぐるん動かされる装置」に寝転がり、指示通りあっちむいたりこっちむいたり、自分で動くと同時にぐるぐるマシンでも動かされ、２０ショットほど撮影する。「はい、きれいだよー、にっこり笑って」とかいうギャグは言ってくれない。

撮影が終わるとあらかじめもらった下剤を飲んで終了。いやそのあとちょっとした儀式があるが・・・

バリウムの味は、あのちょっと気持ち悪い甘さ加減がちょうどいいかもしれない。

元々の素材自体は無味無臭のはずだから味はどうにでもつけられるはず。
だからといって妙においしい味付けをするのもどうだろう。「フランス・カリスマ・シェフのガーリック・ビシソワーズ風味」とか「老舗料亭のこだわり土佐の一本釣り鰹と日高昆布出汁じたて」とか飲まされたら胃が混乱して正しい検査にならないと思う。でも「三つ星ホテルの厳選ライチヨーグルト味ナタデココ入り」くらいなら悪くないかも。