FIFAワールドカップサッカー場外篇

スポーツ報知の報道によると、実業家の井川意高（大王製紙元会長）が24日、自身のツイッターでサッカーの日本対ドイツ戦の試合後、日本代表が更衣室を清掃したことについて、「こういうの　気持ち悪いから　やめて欲しい」「ただの自己満足　掃除人の仕事を奪ってる」と異議を呈している。
その記事を見て驚いた。よほどのへそ曲がりか、よっぽど心の貧しい人なんだろうね。
お母様から「散らかしたら、ちゃんと後片づけしなさい」と教わってこなかったのだろうか？

「掃除人の仕事を奪っている」という文言は、大谷翔平がベンチでごみを捨てないようにしていることに対しても言われていたが、それこそへ理屈だ。
清掃人の仕事を奪うことなどないし、彼らの仕事を少し減してあげられるくらいだ。
勝利したとはいえ選手たちも、疲れているから後片づけなんかしたくはない。
しかし、気持ちよく片付けしてもらうためにも、理性を押し通してやっているのだ。
褒めてこそ非難されるような話しではない。
それを「気持ち悪い」とは何事だろう。

今日（25日）の羽鳥慎一モーニングショーのオープニングで、選手のローカールームのこと、日本のサポーターたちがスタンドの後片づけをしたことについて触れていた。
現地のボランティアがたくさん集まって、日本のサポーターたちに感謝していた。
すると、現地のサポーターのひとりが取材を受けて、「ボランティアからみんなでありがとうと言ってもらいました。とってもうれしくて逆に皆さんにも『ボランティアしてくれてありがとう』って伝えました。ありがとうの合戦が始まってとても素晴らしい空間でした」と満面の笑顔で話していた。美しい話じゃないか。

この日本のサポーターの行為はカタールの大会運営委員会から表彰を受けている。
大王製紙の元会長か何か知らないけど、自らの道徳観念のなさを暴露してしまっている。
美談を土足で踏みにじる大馬鹿野郎だ。
こんなおとなになっちゃあいけないよ。みんな。