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風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「水彩画を定年後の趣味にして10年=名古屋市民ギャラリーで清水均さんの個展を拝見」

2017-03-28 15:05:27 | アート・文化

たっぷりの水と柔らかなタッチで描かれた水彩画の個展。名古屋市民ギャラリー栄で開催中の清水均さん=安城市在住=の古希展を見てきました。展覧会は4月2日(日)まで。

清水さんが水彩画を趣味にしたのは、会社勤めが定年になってから。「絵を見るのは好きでしたが、自分が描くなんて・・・」と清水さん。
名古屋や安城などの画塾や絵画グループに加わって描き、学んできました。
僕と年齢は少し違いますが、絵を定年後の趣味に選んだ動機や画歴はほぼ同じ。戸惑いつつも懸命に描き、やがて楽しくなって続けているうちに10年経ったということでしょう。

展示されているのは6号を中心に約40点。風景画から静物、人物・・・。風景画のテーマの中には、僕も教室のスケッチ旅行などで出掛けた場所もいくつかあり「自分も、こんな風に描ければいいのになあ」と、うらやましい思いで見せてもらいました。

僕が特に目を引き寄せられたのは、吊るされた3匹の新巻き鮭を描いた作品です。絵仲間と出かけた東京芸大美術館で、近代洋画の開拓者といわれる高橋由一の「鮭」を見て「いずれ自分もこんな絵が描けたら」と、夢のひとつにしているモチーフだからです。

「他の作品はここ1~2年の作品ですが、鮭は絵を始めて4年ぐらい経ち描くことが楽しくなったころの作品。ぜひ描いてみたいと(新巻き鮭の本場である)新潟県村上市へ出かけ、夢中で描きました」「自分でも1番気に入っています。もう一度描けと言われても、描けないでしょうね」
笑いながら話す清水さんですが、お互いにこれからも夢中で描く画題に出会いたいものですね。

 

 



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