名古屋・鶴舞公園の緑化センター前で、露地植えと鉢植えの真っ赤なブラシノキの花に目を引かれました。
オーストラリアの原産。明治中期に渡来、花房のユニークな姿が人気になりました。コップや瓶を洗うブラシにそっくり。ボトルブラッシュの別名も。「恋の炎」という花言葉にも頷けます。
名古屋・鶴舞公園の緑化センター前で、露地植えと鉢植えの真っ赤なブラシノキの花に目を引かれました。
オーストラリアの原産。明治中期に渡来、花房のユニークな姿が人気になりました。コップや瓶を洗うブラシにそっくり。ボトルブラッシュの別名も。「恋の炎」という花言葉にも頷けます。
週末に名古屋・鶴舞公園のバラを見に出かけてきました。ちょうど満開。園内では若者たちがアニメなどのキャラクターに扮装して楽しむコスプレ(コスチュームプレイ)のイベントとも重なって、華やかな彩りに包まれました。
鶴舞公園のバラは約120種1400本。名古屋では庄内緑地公園と並ぶバラ園です。
初夏の散歩道も野草の花のラッシュです。ムラサキカタバミやタンポポ、クローバーなど黄、白、ピンク、青と色とりどり。地面に這いつくばるように咲く花から、すくっと青空に向かって咲く花までさまざま。
10数㍍歩くたびに名前も知らない別の花と出会い、一年で一番いい姿を見せているのをカメラに収めてきました。
趣味として絵画などを学ぶグループらの作品発表展に、賑やかさが戻って来ました。
コロナのため3年間も続いた開催中止が解けて2年目。絵仲間たちの案内を受けて、名古屋市民ギャラリー栄で開催中の第22回墨と水彩 はがき絵「彩青展」と、「火曜会&アートクルール水彩展」、愛知芸術文化センター12階のアートスペースで開かれている「プリマベーラ・一刻の交差展」と題する作品展を見てきました。いずれも12日まで。
〈彩青展〉
ブログ「折々スケッチ」の塚本紘枝さんが主宰している教室。塚本さんと25人の生徒が風景や静物などをモチーフにした、ハガキ大から4号大を中心に並んでいます。
僕は先日、福井県内で開かれていたサムホール大(22.7~15.8 ㌢)の公募絵画展を見て、小さなサイズの作品に秘められた豊かな感性に驚きましたが、彩青展でも絵画はサイズの大小だけではないことを改めて知らされます。
〈火曜会&アートクルール水彩展〉
2つのグループの合同展。
火曜会はプロ級のメンバーもいる集まり。僕が絵を習い始めたころグループの展覧会をみて「こんな絵が描けたらいいなあ」と思ったものです。
アートクルールは水彩画を中心に集まるグループ。先生は置かず、互いに教え合い励まし合って力を付けています。所属する2人の絵仲間の作品からもその楽しさを感じました。
〈プリマベーラ・一刻の交差展〉
アート界有数の団体「二科」の絵画部で新しく会友になった人たちの中から、5人が声を掛け合って企画したという展覧会。具象・抽象、大小さまざまな大作が並びます。メンバーのひとりは僕が習うカルチャーセンターの仲間。食べた魚料理の食べかすをモチーフにした豊かな発想は見事です。
庭の開花が続いています。新しく咲いたのはシラン、シャクヤク、土佐シモツケ、グラジオラスです。
(シラン)
ラン科といっても全く手間いらず。たまに玉肥をパラパラとやるだけで、10年以上も放りっぱなし。なのに半日陰を定位置にして増えることも減ることもなく、赤紫の花を咲かせています。
(シャクヤク)
立てばシャクヤク座ればボタン・・・と言われるだけあって、庭では一番エレガントな花。でも放りっぱなしにしていた結果、多い年は7~8本咲いたのに今年はわずか2本になりました。
何年か前にも同じような状況になり、シャクヤクの太い根に巻き付いた周りの草花の根を取り除いてやったのですが・・・。
(土佐シモツケ)
コデマリに似た可憐な花。コデマリがそうであったように剪定時期のズレで花の無い枝が目立ちます。
(グラジオラス)
薄紫、白、黄、赤など多彩な花なのに我が家では薄紫だけ。アフリカや地中海沿岸の原産。明治期に渡来して人気の花になりました。
久しぶりに訪ねた名古屋の名城公園で、素敵な3つの小柄な木花と出会いました。「姫ライラックペンダ」「グレビレア」「エリナ椿カスケード」。いずれもフラワープラザ裏の花壇を囲む植え込みの中で、花の最盛期を過ぎた感じもありましたが咲き誇る花壇の花々とコラボしていました。
姫ライラックペンダは、姫と付くだけに普通のライラックより小柄。樹高は1.5㍍ほどで、円錐形の紅紫の花を丸い房状にしてポンポンポンと咲いています。今の季節と秋の二季咲きで花期の長いのも特徴のようです。
グレビレアはオーストラリアやニュージーランド原産の常緑低木。花は雌しべがくるりと巻いて、歯ブラシやムカデの足のように見えるという変わった形で花期も長いそうです。
エリナ椿カスケードは中国の野生ツバキとヒメサザンカの交雑種。2㍍ほどの樹高から垂れる細くて長い枝に、直径1~2㌢の淡いピンクの椿に似た花が鈴なりに咲いています。
姫ライラックペンダ
グレビレア
エリナ椿カスケード
初めてアカメの花に出会いました。
出会ったのは、名古屋市農業センターの暮らしの畑にあるアカメの生垣。遠目から赤い生垣の一部に、白いものがいくつかあるのに気づきました。近寄ると花です。アカメは名前の通り葉が赤いですが、花は白くてコデマリに似た感じです。
アカメは民家の生垣でもよく見かけます。でも花を見たのは初めて。というより、アカメに花が咲くのかどうかも知りませんでした。念のためセンターの別の生垣も見渡しましたが花は見えません。
なぜ部分的にしか咲かないのか。ネットを開くと、チッソ肥料の与えすぎとか、栄養不良だと蕾のままで落ちてしまう――などの記述がありました。いずれにせよ80代になってまたひとつ知識が増えました。
散歩で名古屋市農業センターに立ち寄ると、ヤマブキとハナミズキが満開でした。
ヤマブキが咲くのは竹林脇の半日陰。枝一面の黄金色の花が時おり吹き抜ける風に揺れていました。日本原産のバラ科ヤマブキ属。といっても所属するのはヤマブキだけ。一重と八重があり、色を黄金色と表現しましたが山吹色という言葉があるのはご存じの通り。ちなみに花が白いシロヤマブキは別の属で、中国地方の石灰岩地だけに自生し、絶滅危惧種になっています。
ハナミズキは宿根草園の真ん中と外側に白とピンクが一本ずつ。春先から咲いていたハクモクレンやシデコブシが散った後、初夏の木花を代表するように咲いています。アメリカ東部だけに自生。日本のヤマボウシ(山法師)と姉妹種だそうです。
我が家の狭くて半日陰の庭でも、初夏の訪れを告げる花たちが一気に開いています。
日陰を埋めるように咲くのはこの時期の主役・ツルニチニチソウ。昨年の花後に強めの刈り込みをしたのに何事も無かったように弦を伸ばし、青紫の5弁の花を次々に。小さな細長くて白い筒を並べたようなアマドコロや、金平糖の呼び名で親しまれているヒメツルソバが日陰を賑やかにしています。
立ち木ではコデマリが開花。剪定が遅れたため花付きに乱れがありますが、上品な花の姿に変わりはありません。ツツジも花数を増やしています。
手づくりした木製吊るし鉢のセッコクがやや増えすぎです。ひと回り大きな鉢に作り替えるか、株分けをするか考えています。傍らではナスタチウムやラベンダーのストエカスも開花を始めました。
コデマリ
ヒメツルソバ
ストエカス
アマドコロ
ナスタチウム
セッコク
ツルニチニチソウ
ツツジ
23日午後、名古屋城の「フジの回廊」を見てきました。
あいにくの曇り空でしたが、堀に沿って続く660㍍の回廊に垂れる9種類85本のフジはほぼ満開。名古屋城の天守閣や石垣、緑のマツなどを入れながら膨らんだフジの花房にケータイを向けていました。
散歩道や名古屋の鶴舞公園など、どこを歩いてもツツジ、ツツジです。
赤白ピンクのツツジの揃い踏みや噴水搭を背にしたり、壺型の小花を満載したドウダンツツジや深緑のソテツなどとコラボ。道路の左右にツツジの植え込みが続き「ツツジ通り」と言えそうな道や、春先から葉が紅葉したように赤いノムラモミジとのコラボにも出会うことができました。
名古屋市農業センターの宿根草園でも初夏の花が咲き始めました。まず66の属からなるアヤメ科の代表格・アヤメ属のダッチアイリスとシャガです。
ダッチアイリスはオランダアヤメの別名もあり、いろんな種を掛け合わせて開発された園芸種。。白、黄、紫などの花は優しく清楚な感じで、「私はあなたにすべてをかける」といった花言葉も。
シャガは中国東北部の原産の帰化植物。寒暖や日照の過不足にこだわらず、病害虫にも強くて繁殖力も十分。白地に青い斑点とオレンジの模様が鮮やかです。
名古屋市農業センターの花木園で、寄り添うように咲く白いドウダンツツジと真っ赤なボケです。
ドウダンツツジは日本や台湾の原産。小さな壺の形をした白い花が、高さ3㍍前後のこんもりとした樹形を覆っています。まさにプラネタリウムの満天の星のようで、秋の紅葉もひと際赤く魅力的。そのためか、ドウダンツツジを漢字では灯台躑躅(つつじ)とか満天星躑躅と表現するほどです。
ボケ は中国から平安時代より前に渡来。日本が原産のクサボケよりは樹高、花径とも大きめで、大正期にちょっとしたブームになり200種を超える園芸種が生まれたそうです。
地面から何本もの幹が伸びる樹高3㍍前後の株立状樹形の枝に、幾つもの黄色い花穂。トサミズキ(土佐水木)が名古屋市農業センターでも咲いています。
先日掲載した同センターのヒュウガミズキ(日向水木)と共に東アジアの原産。ただ、日本での分布地はヒュウガミズキが日向(宮崎県)とは関係なく兵庫県や京都府、福井県などの日本海側ですが、土佐水木の分布地はれっきとした土佐(高知県)を中心とした四国。しかも僕の故郷である四万十川沿いの山地が代表的な自生地とあって、開花を楽しみにしている花です。
またヒュウガミズキが半日陰でも育つのに、トサミズキは日照が少ないと花の色が褪せるとか。花穂はヒュウガミズキよりトサミズキが長いようです。
緑の葉の中に白と紫紺の可愛い花が幾つも覗いています。名古屋市農業センターの野菜畑で目にしたソラマメ(空豆)の花に、70年も前の少年時代の記憶が蘇りました。
莢(さや)が青空に向かって伸びるからこの名が付いたと言われますが、少年時代を過ごした高知ではソラマメを「トマメ」と呼んでいました。念のためネットで調べると「とまめ(唐豆=そらまめ)」とあり、地域によってはこう呼んでいたと書かれていました。
食べ方も近年のような塩ゆでではなく、硬くなって収穫した豆を煎り口にするのが一番。ポケットに詰め込んでポリポリやり、ソラマメの花言葉通り「永遠の楽しみ」のひとつでした。
高齢になっても売り場を探して手に入れ、家族のひんしゅくを買いながら味わっていましたが、歯が1本2本と減り「中断」している昨今です。